「戦略的思考」を身に着けるための2つのポイント

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。引き続き企業戦略に関する名著、「戦略策定概論」を読んでいます。

波頭氏の明晰な論理で構造化された理論の数々に圧倒されます。非常に学びが深い本です。

複数回に分けて、こちらの内容を紹介していきたいと思います。

今回は「戦略的思考」について。

波頭氏は、「戦略的思考 = 収集された情報から、戦略目的に対して合目的性の高い、自社のとるべき行動を読み取る作業」と定義しています。

「むずかしい!」と思われるかもしれませんが、非常に丁寧に解説されているので、しっかりと読めればついていけます。

Inquisitive mind(執着心)

「Inquisitive mind(執着心)」をもってする戦略的思考というのは「有効と確信が持てる具体的アクションに辿り着くまで、so what?(よってどうすべきか?)/why so?(何故そうなるのか?)を繰り返す」ことである。

ポイントは<有効と確信が持てるまで>という点である。

「このようなアクションをとればほぼ確実に望ましい戦略成果に結び着く」という戦略策定当為者の確信水準こそが、掘り下げていかなければならない分析のあるべき到達点である。

その意味では、どの項目をどこまで分析すれば終わりと規定できるものではなく、戦略的思考の完全なシステム化は不可能である。

「頭がよくなりたい」という人が多いですが、

この「Inquisitive mind」のレベルがあまりにも低いと、いくら勉強しても成長しません。

波頭氏が述べていることは非常にシンプルです。

  • じゃあどうすればいいのか
  • なぜそうなるのか

それを、対象となっている事象について繰り返し問い続け、

確信を持てるまで深堀をすればいいだけなのです。

しかし、ほとんどの人は浅い考えのまま、OKを出してしまいます。

考えすぎて行動に起こせないことに比べればだいぶマシではありますが、

日々の仕事の中でより高いアウトプットを出すには、

このInquisitive mindを常に持っていることが大事になります。

フレームワークの活用

「Inquisitive mind(執着心)」が戦略的思考の必要条件であるのに対して、適切な「フレームワーク」を活用する事は分析と意味合いの抽出を効率的に行うための十分条件である。

状況の構造的把握や有効な仮説の設定を行う際に、収集すべき情報の基本的事項や仮説設定が可能な分野の枠組みを提示してくれるものである。

戦略的分析を行うに際して予め検討すべき事項や対象分野が<もれ>と<重複>なく示されている事は分析の当事者にさまざまなメリットを与える。

「Inquisitive mind(執着心)」が必要条件で、「フレームワーク」が十分条件、というのは、非常に腑に落ちる観点です。

フレームワークマニアになっている人をたまにみますが、残念ながらそれが実務で活かされることはあまりありません。

それよりも、フレームワークを知らなくても「これってなんでそうなるんだ?」「じゃあ具体的にどうすればいいんだ?」と問い続けられる人のほうが優秀なイメージがあります。

とはいえ、フレームワークがいらないわけではなく、事前に検討事項をMECEに洗い出せるというのは非常に助かります。

「Inquisitive mind(執着心)」を持ちつつも、フレームワークを活用できる人が、一番戦略的思考に長けているといえるでしょう。

波頭氏は、下記のフレームワークを代表的なものとして挙げています。

  • MECE
  • SPEC
  • 3C
  • ビジネスプロセス
  • PPM
  • 4P
  • AIDMA

そこまで理解が難しいものではないので、時間があるときに理解し、実務に適用してみることをオススメします。

また、この「戦略策定概論」自体が、戦略を理解するためのフレームワークになっていますね。

戦略的思考にもっとも大事なのは「考え続ける力」だ。

私は現役の戦略コンサルタントとして、日々さまざまな問題に取り組んでいます。

そのため、自身の思考力改善には大変興味があり、いろいろな人の話を聞いたり本を読んだりしていますが、

今回の箇所を読んで、「やはり一番大事なのは”考え続ける力(思考体力)”なのだな」と改めて納得することができました。

これは一朝一夕につくものではないので、日々のトレーニングが重要ですね。

「戦略策定概論」、とても面白い本なのでぜひ購入してみてください。

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