ベンチャー企業経営者が語る「マーケティング」と「プロダクト」の関係性

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。 ウェブベンチャーの会社を2社経営され、オンラインサロン「トリイくんのファーストペンギン大学」も運営をなさっているトリイさんにお話を伺い、記事にさせていただきました!

過去のトリイさんとの対談記事はこちらになります。

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Shin:今回は、トリイさんの現在の事業についてもお伺いしていこうと思います。よろしくお願いいたします。

トリイ:よろしくお願いします。

プロダクトは5年後を見据えて作れ

トリイ:現在はPVモンスターが主力事業なんですけど、プラットフォームビジネスであるため、売上がコントロールしにくいんです。

短期的には利益なんか出ないんですよ。

会社自体の起業じゃなくて、プロダクトを作るときって、だいたい5年か10年くらい先に大きな売り上げになることを見越して計画する必要があるんですよね。

Shin:5年っていうのは、損益分岐点っていう意味ですか?損益分岐点的な意味だと、もうちょっと早く来るような気がするんですよね。

トリイ:損益分岐というよりは、社会に浸透するまでの話です。マーケティングの話とかはあんまり関係なくて。

実際に「自分でプロダクト以外の会社全体もコントロールできる」っていうポジションの立場から言うと、マーケティングってただの力技なんですよね。

マーケティングって、最終的には力技で解決していく感じになるんで、「プロダクトがこうだから売り上げがこうなる」っていうのは、ほぼないんですよ。

Shin:マーケティングに注いだ力がどこかで閾値を超えて、爆発するみたいなイメージってことではないのでしょうか?

マーケティングとプロダクトはほぼ関係がない

トリイ:逆です。一般的には、マーケティングっていうものをやっていくとプロダクトがグロースしていくっていうイメージだと思うんですけど、マーケティングとプロダクトはほぼ分離してるようなイメージです。

お金を稼ぐほうは、「お金稼ぐ」っていう目的で動けばどうにかなるという。

トリイ:BtoCだとちょっと違うのかもしれないんですけど、BtoBだと売り上げなんかも営業力にほぼ比例するんで、プロダクトの内容とか、極論関係ないんですよね。

営業に予算をねじ込めるかっていう力のほうが売り上げに直結するんで、プロダクトの重要性って、実は売上に対する影響力はそんなに高くないです。

Shin:売った後のリピート率などを考えると、端的な売上はマーケティングでいけたとしても、最終的なサスティナブルな伸びっていう意味だと、結局両方大事だと思うんですけど、安定的な売り上げっていう意味だとやっぱりプロダクトファーストなんのかと思うのですが、いかがですか?

トリイ:それも規模感の話になってくると思います。

例えばですけど、マザーズ上場ぐらいだったら、事業内容は何やっててもいけると考えています。「プロダクトの重要性は関係ない」と認識しています。

Shin:多少雑なプロダクトでも、マザーズ上場してる方もいらっしゃるということでしょうか。

トリイ:そうですね。売り上げは営業努力次第でもできちゃうんで、多少雑なプロダクトでも上場まではできちゃうと思います。

Shin:なるほど。PVモンスターを通して狙っているのは上場や売上の話ではなく、社会への浸透を目的としているのですね。

トリイ:そうです、自分が面白いと思っているものが浸透したところで、プロダクトとして完成したと自分の中で認めることができます。

Shin:素晴らしい視点ですね、感服です。

「プロダクト担当」と「マーケティング担当」の分離

ぼくはコンサルタントとしていろいろな企業の戦略立案に携わったり、自分でのサービスを作ったりしているため、このお話はとても刺激的でした。「プロダクトとマーケティングは実は関係ない」というお話はとても面白いですよね。

確かに新規に顧客を獲得するときは、そもそもプロダクトの中身を知ることは出来ず、最終的にはゴリゴリにマーケティング戦略を立てて、それを実行できる企業が勝つというのは個人的にも納得するところです。

「多少雑なプロダクトでもマザーズ上場はいける」というのは、実際に起業していろいろな経験をされているからこそ出てくる実感のこもった言葉だったように思えます。なかなかベンチャー企業にコンサルタントとして入っていくことはないので、実際どうなのか自分自身経験してみたいところですね。

自分自身のサービスでは特に人を雇ったりせず、プロダクトもマーケティングも両方自分でやっているのですが、もしかしたら誰かに協力してもらうというのもありなのかもしれないな・・・と思ったりしました。とにかく、大変刺激的なお話でした。

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