「個性」と「行動」を無理やりリンクさせるという病

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。 ウェブベンチャーの会社を2社経営され、オンラインサロン「トリイくんのファーストペンギン大学」も運営をなさっているトリイさんにお話を伺い、記事にさせていただきました!

トリイさんインタビューに関する他の記事は下記を参照ください。

「行動するコツ」を元リクルートの起業家に根掘り葉掘り聞いてみた

Shin:今回は、トリイさんが目指しているところはどこなのか、掘り下げてお伺いしたいと思っています。

Shin:個人的には、「みんながやりたいものを持つ必要がある」とは思っていません。ただ、ある程度大きく社会にインパクトを与えるような目標を持ってると、結構楽しくなるんじゃないかなと。しかも、やることが尽きないじゃないですか、そういうのを持ってると。そういう意味で、トリイさんが何を目指してるのか、お伺いしたいです。

やりたいことは1年スパンで変わっていく

トリイ:それって、僕はもう1年とか2年単位で変わっちゃうと思っています。

だからあんまり、これっていうのが人間と紐づいてるとはあんま思ってないんですね。結構、ビジョン持てとか、夢を持てとか、そういうのって同調圧力強いなと思ってて。「え?やりたいこともないの?」みたいな話になっちゃって、みんなやりたいこと探しに入っちゃう部分があるので、僕もあんま好きじゃないんですよね。

でも、あったほうがいいと思うのも事実なんですけど。そこでたぶん一つ勘違いがあって、やりたいことっていうのが人間とリンクしてるようなイメージでみんな捉えちゃってるんですね。

Shin:なるほど、個性と生き方が混同してしまっている、というような。

トリイ:人生とか生き方っていうのと、やりたいことが一緒になっちゃってる状態ってあるんですよね。 「やりたいこと=人生を通してやりたいこと」みたいなふうに捉えがち。そうじゃないよねっていう。

Shin:「どんどん変わっていくよね」っていう文脈でのお話ですかね?

トリイ:そうですね、僕がやってきたこととか、今1個すげえ大きい新規事業考えてますけど、それとかってもう何のリンクもないんですよ。

Shin:トリイさんの思いとか、過去の経験とかとは関係ないってことですか?

トリイ:一切繋がってないです。

Shin:一切繋がってないってあり得るんですか?

トリイ:いや、右と左は繋がってないです。全部僕個人から出てるんで、僕のバックグラウンドとは繋がってますよ。でも、一本の線になってない。

あれもやりたい、これもやりたい、これもいいね、みたいな。それで良くない?っていう。

Shin:いいと思います。ぼくの場合は、やっぱり仕事で悩む人を減らしたいなっていうのが根本にあるんです。昔仕事でとても苦労した経緯があって。だからブログもやってるし、本も書いてるし、学生さん向けに無料講演もやっています。

ぼくはいろいろやってはいますが、そういう意味では一貫はしてるというか、紐づけようと思えば紐づけられるんですけど、トリイさんはそうではないってことなんですよね?その枠からも外れてるっていうことでしょうか?

Shin:例えばぼくが思ってたのは、チャレンジしたい人を応援したい、みたいな根源がトリイさんの中であるのかなと思っていて。

ファーストペンギンとかPVモンスターとかも結局、勝ちたいけど自分ではなかなか再登用できない人の背中を押すだとか、リクルートもそもそもやる人を応援する会社ですよね。そういう意味で、一貫はしてるんじゃないかなと思っています。だから、最終的には個人と繋がってるんじゃないかな?っていうのがぼくの想像だったんですけど、ちょっと勘違いがありますかね?

「生き様」と「行動」はリンクしていなくてもいい

トリイ:ぼくは違うと思ってます。それはどちらかと言うと、Shinくんの中で「そうあってほしい」っていうバイアスで見てるからじゃないでしょうか。

Shin:なるほど・・・。

トリイ:Shinくんが人をそう見てる。俺だけじゃなくて。だからさっき言った、人間と方向性…ベクトルっていうのが、いわゆる「やりたいこと」っていうベクトルと、その「人間の生き様」っていうのが一本の筋になってないと気が済まないっていうバイアスがあると思います。

Shin:そういった面はあるかもしれません。違ってたら気持ち悪さを感じちゃうのかもしれないですね。でも、実際人間はそんなにシンプルじゃないと。

トリイ:Shinくんにかぎらず、一本にまとめていっちゃうんですよ、見てる人が。「あなたはこういう生き方してきたから、こういうことがやりたいのよね」って。

スッキリしたいがために、そういうふうに言っちゃうんですよ。

Shin:それはあるかもしれません。

トリイ:でも、そうじゃない人もいっぱいいていいと思う。そして、実際にそうなってる人もいますよ。繋がる人もいるんだけど、繋げなきゃいけないと思うと結局自己分析したり、一生涯の仕事を見つけなきゃいけないっていうふうな、変なバイアスが入っちゃうんですよ。

Shin:ちょっとブレーキかけたりだとか、道を狭めたり、無意識的にしちゃうみたいな感じですかね?

トリイ:そういった要素はあると思います。もし、カチッと繋がったときは爆発的にいく人もいますよ。でもほとんどの人は、生涯やりたいこととかをちょっとした人からのアドバイスで見つけることは不可能に近いと思っています。

Shin:おっしゃる通りです。伸びる会社は、過去からのアセットだとか、社長とか社員の思いだとかを一つのストーリーにまとめて、爆発的にリソース投入して伸ばしているパターンが多いですが、確かにそれが、全ての会社がそうでもないような気もします…

ただ、Facebookは「世の中のコミュニケーションを平らにする」というビジョンを実現するためにInstagramを買収したり、Googleも情報の無料化の一環でYouTube買収したり・・・というふうにストーリーに組みたくなっちゃいます。

Shin:このような思考が必要なときもありますけど、これがクセになってしまうと、人に対する見方が偏ってしまう可能性はありますよね。

「この人はこういうバックグラウンドでこういうことをやりたいから、じゃあ次これやったらいいんじゃないの?」ってアドバイスをしたくなっちゃうんですけど、たぶんそれはそうではなくて、もっと真っ白なところに何か打っていけばいいと思うんですけど。もう少し思考の幅を広げないと、普通のコンサルタント以上にはなれない気がします。

トリイ:うん…まさにFacebookはこうだとか、Googleはこうだって話はよく語られがちなんですけど。でも、本当に創業している立場から言うと、そういう過去を神格化する…ぶっちゃけ、横で一緒に創業した会社見てきたわけじゃないのに、ジョブズを知ったような気持ちになるのはすごい危ないと思ってます。

彼らだってブレブレだったし、彼らもその中で、最終的に帳尻があったところがストーリー化してるだけなんで。それはもう、自分でファウンダーになるしかないですね。

僕も自分でファウンドして、プロダクトを本気でグロースハックしたときに初めて、いろんな経営があることを体感しました。

Shin:一言じゃ語れないし、セオリーなんかないんですよね。ある程度は教科書っぽいものはあるけど。

トリイ:後からはいくらでも語れますけど、人間っていうのは先を見通せるつもりになってますけど見通せてないですよね。専門家は後から振り返ってるだけなので。先を切り拓いていく人は、自分の先に専門家がいないので振り返ってくれる。

自分が一番先頭じゃないですか。業界を作っていく人間って。だからそういう目線で見てると、全然繋がってません。

僕なんか今やりたいのって、燻製専門の燻製バーやりたいとか、世界中の人がドラッグアンドドロップだけで漫画作家になれるシミュレーションを作りたいとか思ってるくらいです。もう何の繋がりもないでしょ?

Shin:なるほど。そのバイアスを外すためにもファーストペンギンかつPlayerになれ、っていう感じでしょうか。

トリイ:その通りですね、きっと外せると思います。

 

対談を終えて

いかがだったでしょうか。ぼく自身、対談中に頭をフルに回転させていろいろとお話させていただくことができ、大変刺激になりました。また、自分自身の考え方のバイアスにも気づくことができ、非常に有意義な時間をすごさせていただきました。

確かに、「この人はこういう経験をしているから、今こういうビジネスをしているんだな」とある意味無理やり紐付けるクセがあるので、もっとフラットに物事を見れるようになっていきたいですね。

トリイさんのブログはこちら →トリイケンゴ.com ( ・`д・´)

トリイさんのオンラインサロンはこちら →トリイくんのファーストペンギン大学

オンラインサロン「Players」の紹介

記事中にも出てきましたが、ぼくは「Players」という名のオンラインコミュニティを運営しています。「仕事の悩みを解決する」というテーマで、400名強のみなさんが日々活発にディスカッションをしたりお互いにアドバイスしあったりしています。

ぼく自身も、ここでみなさんの変化をサポートする活動をさせていただいています。 「コンサルティング思考で仕事について語り合うチーム」で仕事について真剣に話し合ったり、「業務改善習慣化チーム」で毎日ひとつずつ効率化をしていったり、「やりたいこと探しから卒業するチーム」で自己肯定感が低くプライドが高い自分の殻を破って少しずつ行動に移していくお手伝いをしています。 Playersのその他の特典について、下記にまとめます。

  • 月額980円ですべてのサービスが使い放題
  • 総計1万4,000円以上のnoteや音声がすべてダウンロード可能
  • 自己紹介スレッド上での悩み相談(Shinや他Playerが回答)
  • Shinによる定期的なツイキャスおよびズームでのオンライン講座
  • Facebookスレッドを活用した、日々の生活を改善するためのスレッド(任意参加):毎日の予定スレッド、業務改善報告スレッド、ゼロ秒思考報告スレッド、ブログで自己発信力を強化するスレッド、就職活動の悩み相談スレッド等
  • Facebookメッセンジャーを活用した少数グループでの密なコミュニケーション(任意参加):エクセルチーム、ブログ3ヶ月で30記事チーム、セルフコーチングチーム、個人サービス売上向上チーム、女子会チーム、筋トレ&ボディメイクチーム、暗号通貨勉強チーム、傾聴力向上チーム、デザインにマジになるチーム、マインドフルネス実践チーム、業務改善習慣化チーム、コンサルティング思考で仕事について語り合うチーム、ロジックツリー特訓チーム etc
  • 不定期に開催されるオフラインイベント(別途参加料金がかかる場合があります):オフライン仕事術セミナー、セミナー講師チャレンジ会、Players夏の陣(全体飲み会)、Players関西飲み会、Players速読セミナー、Players資産運用セミナー、ランチ会 etc

現在参加者数は444名ですが、いったん500名で募集をストップする予定です。その後の参加者募集については未定となっております。もし「自分の殻を破って少しでも行動をしてみたい!」という方がいらっしゃったら、ぜひ参加してみてくださいね。