こんにちは、Shin(@Speedque01)です。会社に入ってまもない頃、とても仕事に悩んでいたとき、ぼくはこう考えていました。
「もっと一生懸命がんばらねば」
「自分には努力が足りない」
そう思って、毎日夜遅くまで残業したり、英語や資格の勉強に精を出したりしていました。
しかし、残念ながら結果は出ませんでした。
ある程度は続くのですが、少し立つと疲れてしまったり、モチベーションが落ちてしまっていつの間にかやめてしまっていたのです。
そして、「自分はなんてダメなヤツなんだ」と自己嫌悪に陥る、という悪いループに入ってしまいました。
「人はそもそも怠惰である」という前提で考える
今から考えると、そのときの自分はかなり滑稽に見えます。
努力しようとすること、少しでも改善しようと行動すること自体は素晴らしいことです。
しかし、「一生懸命やろう」「努力しよう」と思うだけでうまくいくという想定をおいていたこと自体が、あまり賢くなかったのです。
少し自分のことを振り返ってみればわかるはずです。
- 自分は努力家ではなく、すぐにサボりたがる
- できることなら、勉強なんかせず寝ていたい
- がんばることなく、でも周りからは褒められたい
自分が本当に思っていることは、この程度です。
「一生懸命がんばる、努力する」なんてことが長続きするわけはないのです。
これは、ぼくだけに当てはまることではないはずです。
多くの方は、同じような考えを持っているのではないでしょうか。
それなのに、
「自分に甘かった。このままではだめだ」
「もっと一生懸命やらなければ」
とつぶやき続けても、残念ながら状況は改善しません。
人間は弱い生き物です。
すぐ目先の快楽におぼれてしまうし、面倒くさいことはなるべく避けようとします。
しかし、ずっとそうやっているとじわじわと自分の首を絞めていきます。
そして、最終的には有形資産も無形資産も使い果たし、にっちもさっちもいかなくなってしまうのです。
そのときに必要な質問は、「じゃあどうすればいいか?」です。
ダメ人間でも結果が出てしまう環境をつくる
自分自身の「やる気」とか「気合い」なんてものを信じてはいけないのです。
自分自身を、カケラも信用してはいけません。
最終的には、「環境」や「仕組み」を作り、ダメダメな自分でも自然と努力を継続してしまう、結果が出るアクションをとってしまう、そのような状況を作り出すのです。
今まで、何回も自分を信じて失敗してきたのなら、もう自分を信じるのはやめましょう。
どうせサボってしまう、どうせ続かない、ということを前提にするのです。
そんな自分でも結果を出せるためには何が必要か?と常に問いかけ、仕組み化していくのです。
ぼくの場合は、それは「他人からの目」でした。
結構見栄っ張りなので、「自分がやる」と宣言したことをできないのはいやです。
また、自分がいろいろやった結果を「すごいね!」と褒めてもらえるととてもうれしくなります。
これらの自分の性質を生かして、ぼくはさまざまな活動を実施しています。
- オンラインコミュニティ「Players」の運営
- ビジネス書2冊の出版
- このブログの運営
- 講師としてビジネス講座に登壇
- さまざまな媒体に寄稿
等々。
このような活動をすることにより、「サボると周りの人からの信頼を失う」「ちゃんとできれば褒めてもらえる」というペナルティとリワードをつけています。
やればやるほど自分にとって得になるし、やらなければ損をする、という非常に単純な仕組みです。
しかし、こういうものがあるからこそ、「面倒だ」「サボりたい」という自分自身の性質を乗り越え、いろいろな活動をすることができています。
自分を信じていないからこそ、上記のような機会を自ら作り出し、自動的に行動するようにしているのです。
ぜひ、努力や気合で物事を解決しようとすることをやめ、
「自分を信じずに、仕組みや環境で結果を出す」ということを意識してみてくださいね。