魅力的なプレゼンテーションをするための具体的な12のコツ

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。ぼくは戦略コンサルタントとして働いているため、人前で話す機会が多くあります。

人前でプレゼンテーションをすることはもともと大変ニガテでしたが、何回もやっていくうちに徐々に慣れてきました。しかし、所詮「人前で話すことに慣れている」レベルで、「人を惹きつける魅力的なプレゼンテーションを行う」というレベルにまでは長いこと到達することができませんでした。

コンサルタントとしてのみならず、執筆したビジネス書がきっかけでセミナー依頼を受けたり、運営しているオンラインコミュニティ「Players」で定期的に講座を実施したりしていることもあり、「もっと魅力的なプレゼンテーションをしたい」と思うようになりました。

そこで、いくつかプレゼンテーションに関する講座を受け、「良いプレゼンテーションをするための具体的なコツ」を学びました。今日はそれをみなさんに共有します。

コツ1:3秒ずつ出席者の目を見る

人前で話すことに慣れている人でも、「人の目を見ること」が完璧にできている人は少ないです。話す内容を思い出そうと上を向いたり、自信なさそうに下を向いたりしてしまいます。

「このプレゼンは凄い!」という動画を見て欲しいのですが、みな目が出席者を向いています。目が泳いだり、不自然に上を向いたりしていません。

日常会話を思い出して欲しいのですが、「この人は好感がもてるな」という人は常に目を見て話してくれています。キョロキョロしていたり、ずっと下を向いている人の話の内容は、あまりアタマに入ってきませんよね。

加えて「目があったら3秒見る」ことも大事です。目があってすぐにそらしてしまうと、「この人は自信がないのかな」と思われてしまいます。

キョロキョロせずに参加者の目を見ること。そして、目があったら3秒見続けること。シンプルかつ非常に強力なコツです。

コツ2:笑顔で楽しく話す

プレゼンテーションの目的は「聞いている人に何らかの行動を起こしてもらうこと」です。

  • おお、こんなこと初めて知った!とてもためになった!
  • このサービスめちゃくちゃいいな!もっと詳しい話を聞いてみよう。
  • こんな凄い経験をしている人がいるのだな。自分ももっとがんばろう。

など、前向きな感情を持ってもらい、行動につなげることがプレゼンテーションの意義なのです。

それなのに、暗い顔をしてボソボソしゃべっていたり、「とにかく早く終わらせたい」とガチガチの表情でプレゼンテーションをしている人がよくいます。それで聞いている人たちが「これはすごい!」「ぜひやってみたい!」とは思わないですよね。

人を感動させたり、行動を起こしてもらうプレゼンテーションをするには、まず自分が楽しむこと。笑顔で楽しく、感情豊かにプレゼンテーションをすること。これができると一気にプレゼンテーションが楽しくなります。

コツ3:動きをつける

プレゼンテーションをするときに、プロジェクターにパワーポイントの資料を映し、自分はパソコンが置いてある机の側から一歩も動かない人がいます。まるで「あなたはそこから動いてはいけません」といわれたかのように、ほとんど動きがなくパワーポイントの資料を読み上げるだけの人もいます。

人間は「動物」です。動くことがスタンダードな状態であり、硬直しているのは不自然です。動物園に行って、まったく動かない動物をわざわざ見る人がいるでしょうか。活発に動いている動物のほうが魅力的に感じますよね。

プレゼンテーションも同様です。固まって淡々とパワーポイント資料を読み上げるようなプレゼンテーションを楽しく聞くのは至難のワザです。

身振り手振りをたくさんつけましょう。また、会場中を歩き回って出席者とコミュニケーションをとりましょう。動きがふんだんにあるプレゼンテーションは楽しいです。居眠りをする出席者もほとんどいなくなるでしょう。

また、身振り手振りのコツとして「見栄を切る」ことも大事です。だらだらと手を動かすと迫力がなくみえます。ひとつひとつの動きにピリオドをつけて、「動かすところ」「とまるところ」を意識的につけると、自信があるプレゼンテーションになります。

コツ4:ごまかす言葉を使わない

日本語という婉曲的な言語と、直接的表現を嫌う日本人の国民性が悪い意味でマッチしてしまい、プレゼンのときに何がいいたいのかわからない人がいます。

  • 本日はですね、みなさんコンサルタントの思考法についてご興味がおありでお忙しい中わざわざ足元のお悪い中お集まりになっていただいたということで、大変光栄に思っているのですけれども、私自身コンサルタントとしてのキャリアはまだ10年にも満たないということでどれだけみなさまのお役に立てるか不安で不安で夜も眠れないということがあったような感じだったのですが、それはそれとしてみなさまの貴重なお時間をいただいているということは紛れもない真実でございますから、まあなんとか少しでも役に立ったな、と思っていただいてお帰りいただけるような、そんな1時間にしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いできればなと考えている次第でございます。

まるでギャグですが、このようなスタートを切る方は珍しくありません。内容がないのに無駄な言葉が多すぎて、全然アタマにはいってきませんよね。

プレゼンテーションにおいては、不自然に下手に出たり、婉曲的な表現を使うことはやめましょう。ストレートに、意味のある内容だけを届ける。それがプレゼンテーションです。

  • コンサルタントの思考法。それが本日学ぶことです。ご自身で記載したセミナー完了後の目標、それを達成するために真剣に楽しく学んでいきましょう。

どちらのほうが伝わりやすいか、一目瞭然です。

ぼく自身、どうしても不必要な敬語を使ったり下手に出すぎて不自然になってしまうので、ぶっきらぼうに聞こえるリスクを恐れずに話していく訓練をしています。

コツ5:「体言止め」を使う

メッセージを明確に届けるためのコツとして「体言止め」があります。「体言止め」とは、名詞で文章を終わらせることです。

  • 普通の文章:私がしたいことは、仕事の悩みを解決することです。

これもシンプルでよいですが、体言止めを使うともっとメッセージがクリアになります。

  • 体言止め:仕事の悩みの解決。それが私のやりたいことです。

英語でのプレゼンテーションではよくみられますが、日本人はあまり体言止めを使いません。体言止めをすることで聞き手の注意を一気にひきつけることができるので、ぜひやってみてください。

コツ6:「一般的でない言葉」を使うときはゆっくりしゃべる/解説する

一般的ではない横文字や固有名詞を使ってプレゼンテーションをすると、聞き手は「ポカーン」として一気に集中力を失います。コンサルタントがよくやってしまうミスですね。

  • 本日はカッティングエッジなGo To Market Strategyについてプレゼンをさせていただけるということですけれども、ここにはさまざまなファクターがあり、1時間でサマライズすることはかなり難しいです。しかし、このストラテジーディベロップメントのオーバービュー把握や、ファーストステップであるセグメンテーションごとのマーケットデータのギャザリングプロセスのクラリファイメソッドを理解するだけでも意味があると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。

意味がわかりません。「この言葉なんだろう?」と思ってしまう言葉がどんどん打ち込まれるので、聞き手は中身についていけなくなってしまいます。

不必要な横文字や難しい言葉をつかい、自分を賢く見せたい気持ちはわかります。しかし、一番大事なのはメッセージを伝えて、行動してもらうことですよね。「なんかよくわからないけどすごそう」では、プレゼンテーションの目的を達成できたとはいえません。

一般的でない言葉は使わず、平易な言葉でメッセージを届けましょう。

コツ7:パワーポイントを凌駕する

プレゼンテーションでもっとも多く使うツールが「パワーポイント」です。これを淡々と読み上げること = プレゼンテーションだと考える人もいます。

パワーポイントを読み上げるだけだったら、それをメールで配布すればいいのです。わざわざ時間を取って口頭で説明する必要はありません。パワーポイントはプレゼンテーションの補助ツールであって、莫大な情報を詰め込むものではないのです。

iPhoneの発表プレゼンテーションでスティーブジョブズが使ったのは、とてもシンプルなスライドです。字はほとんど書いていないですよね。そのスライドが使われたプレゼンテーションが、世界で最高のもののひとつなのです。

字で埋め尽くされた複雑なパワーポイントは捨てましょう。プレゼンテーションの主役は私たちです。パワーポイントではありません。

とはいえ、仕事の都合上、情報で埋め尽くされたパワーポイントを使ってプレゼンテーションをせざるを得ない状況もあります。

そのときにどうするか。

パワーポイントの圧倒的な情報量を、ぼくたちのプレゼンテーションの熱量で凌駕しましょう。パワーポイントから自分へ、聞き手の注意をひきつけましょう。

パワーポイントはただの補助ツール。あなたが壇上の主役なのです。

コツ8:間投詞(えー、あの、えーと、まあ)や不要な敬語(二重敬語や意味のない敬語)を使わない

間投詞や不要な敬語をついつかってしまう人は多いです。

  • えー、あのまあ自己紹介ということで、私の名前はShinと申します。仕事は一応戦略コンサルタントをしておりまして、ブログも書いておりまして、えーと、あと本もまあ出版させていただいております。

文章にすると明らかにおかしいですが、これはまだマシといえるレベルです。

やり直してみます。

  • 私の名前はShinです。「戦略コンサルタント」という仕事をしています。プライベートでブログを書いたり、ビジネス書も出版しています。

こちらのほうが伝わりやすいですね。

人に敬意を払うことは大事ですが、プレゼンテーションのときに敬語を多用するとメッセージがぼやけます。また、間投詞を使う = 自信のなさの表れ、と捉えられてしまいます。

無駄な敬語は使わず、間投詞を排除することで、ストレートなプレゼンテーションをしましょう。

コツ9:いい声で話す

あまりにも有名なメラビアンの法則。

人の行動が他人に及ぼす影響は、

  • 視覚情報(見た目や態度、姿勢等)が55%
  • 聴覚情報(話すスピードや声の大きさ、質)が38%
  • 話の内容が7%

であるという法則です。

簡潔に言い直すと、「人は話の内容よりも、見た目や態度、表情、声の大きさに影響される」ということです。

今まで紹介してきたコツも、すべて視覚情報か聴覚情報に関するもので、話の内容の構成ではないですよね。話の内容をこねくりまわすより、93%を占める視覚情報や聴覚情報を良くすることが先決です。

では、良い声を出すためにはどうすればいいか、簡単に列挙していきます。

  1. 大きな声を出す – まずは自分のできる限りの大きな声を出すところから。大部分の人は、単純に声の大きさが小さすぎるのです。
  2. 口を大きく開ける – 「こぶしがはいるかも」というぐらいまで口を大きく開けましょう。声に深みが増します。
  3. おなかに力を入れる – おなかにぐっと力を入れると、響く声が出ます。おなかをだらーっとしていると、気の抜けた声に聞こえてしまいます。
  4. 低い声を出す – 特に女性は高い声の人が多いです。低めの声を出すようにすると、信頼感が増します。

コツ10:最初からマックスボリュームで話す

プレゼンテーションのつかみ。それは最初の一言です。

そこで小さな声で話すと、「この人、本当に大丈夫かな?」と聞き手は不安になります。

講演会場に入ったときの「おはようございます」の第一声が、聞き取れるかどうかわからないボリュームの講師の講座を受けたいでしょうか。どうせなら、一発目からパーンといい声で「おはようございます!」といえる人がいいですよね。

あとでエンジンをかけるのではなく、最初からマックスボリュームで発声する。それだけで会場の空気がガラッと変わりますよ。

コツ11:一文は短く!

プレゼンテーションを苦手な人は、だらだらと話し続けてしまいがちです。

  • 自己紹介ということなんですけど、何を話そうかなと思っていまして、えーっと、まずは自分の出身地は東北の青森でして、ここは冬が寒くていつも大変な思いをしていましたが、雪が多くて楽しかった思い出もあったような気がしますが、まあそんな感じで幼少期を過ごしまして、大学から東京に出てきたと思うのですが、・・・

このように「、」ばかりで「。」がありません。

こんなに大量の情報を一気に叩き込んでも、人の脳はついていけません。集中力がなくなり、手元のスマートフォンに意識がいってしまっても無理はないのです。

  • 「ド田舎出身のシティボーイ」。それが私です。出身地は青森県で、いつも寒い思いをしていました。大学時代から上京し、「東京のすごさと自分のダサさ」を実感しました。そこから、ド田舎出身の芋少年のチャレンジが始まったのです。

一文を短く刻むことで、人をひきつける自己紹介になりますね。

コツ12:固有名詞をふんだんに使う

人は抽象的な話を理解することができません。自分の想像力で補わなければならず、話に集中できなくなってしまいます。

  • ぼくは少し昔に仕事で苦労した経験があったんだけど、そのときの上司にいろんなことを言われてつらかったんだよね。

言いたいことはありますが、実際に何があったのかは伝わりません。話に引き込まれもしませんよね。

  • ぼくは2年前、A社のマーケティング職2年目として働いてた。上司は10歳年上の女性で、机を並べて仕事をしていた。そのころの自分は仕事の進め方を理解できておらず、毎日深夜まで怒られ続けていたんだ。

楽しくプレゼンテーションをしよう。

プレゼンテーションを必要以上に怖がる人がいますが、本来プレゼンテーションはとても楽しいものです。

多くの人が自分の話を聞き、感動し、行動に移す。こんな素晴らしいチャンスを、「いやだな」「こわいな」と思いながらやっていてはもったいないですよね。

本日紹介した11のコツをアタマの片隅に置き、たくさんのプレゼンテーションをやってみてください。どんどん楽しく魅力的なプレゼンテーションができるようになりますよ。

体系的にプレゼンテーションを学びたい方には、下記の本がおすすめです!!

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