資産運用のプロが語る「これからの時代を生き抜く」正しい資産運用の考え方。

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。ぼくはオンラインコミュニティ「Players」で様々な方をお招きしてオンライン対談をしています。

今回は、運用会社で個人や企業の資産運用をしながら、個人でも色んな活動をされているスギヘイさん(@sugi_invest)と対談させていただく機会をいただきました。

副業時代と言われいる今、資産運用が注目され始めています。スギヘイさんには、本業や副業で得た収入をプロの目線でどのように資産運用に活用すれば良いかお話いただきます。

資産運用について大変勉強になる内容ですので、資産運用に興味にある方におすすめです!

資産運用の前に最低限の預金は必要

Shin:スギヘイさん、本日はよろしくお願いします。まずは簡単に自己紹介からお願いします。

スギヘイ:今はアセットマネジメントと言われる、資産運用会社で働いています。主に日本株の分析や投資先の選定を行っています。投資信託は聞かれたことがあると思いますが、個人の方の資産や企業年金の運用が主な業務になります。

Shin:スギヘイさんは投資先の選定を行い、投資して利益を増やしていく仕事を担当されているということですね。投資会社に勤められていると、個人で資産運用はできないと聞いたことがあるのですが、スギヘイさんも出来ないのでしょうか?

スギヘイ:そうですね、基本的にはできません。ただ一部専門的にはなりますが、ETF(上場投資信託)など個人が投資しても影響が出ない商品は投資することは可能です。

Shin:株、金、不動産など色んな投資商品が存在している中で、一般的なサラリーマンはどのような資産運用をすれば良いかお伺いできればと思います。個人の資産状況やリスクテイクなど色々パターンはあると思いますが、例えば世帯年収1,000万、銀行へ定期預金や保険に加入している様な方であれば、どのようなことをするべきでしょうか?

スギヘイ:ケースバイケースですが、一定額の預金は必要です。仮に全て資産が無くなってしまっても半年~1年は暮らしていける預金は必要です。個人的には預金に加えて老後に必要なお金を増やしていきます。さらに増やしたい方は、リスクを取って自分で不動産や株をやるイメージです。

Shin:自分が食べていくための貯金と老後に必要な蓄えを持っておき、さらに増やしたい場合は株や不動産、投資信託にお金を入れていくということですね。

スギヘイ:そうですね。この考え方が基本ですね。世帯年収1,000万位であれば、預金を維持しつつ投資信託や不動産にも手を出すことが出来ると思います。株や不動産など、商品ごとにリスクや安定的なリターンが異なってくるので、どれか1つではなくバランス良く資産を入れていくことが重要です。合計でいくら増やしていきたいかを考えていけば良いと思います。

ラクに稼げる資産運用はない。

Shin:ぼくが大学生の時、「金持ち父さん」を読み、不動産、株、投資信託に興味を持っていました。デイトレードに関する書籍も読み、ミニ株の勉強やバーチャル株取引ゲームもやってみました。ファイナンシャルプランナーの資格を取っていたこともあり、勉強している時はとても楽しかったのですが、社会に出て働くようになると勉強する時間もなくなり、やらなくなってしまいました。

働くようになってから、根本的に「ウマい話は無い」と思うようにもなりました。頭を使って行動し、色んな人と仲良くなり自分でビジネスプランを立てて事業をやれば、お金を稼ぐことができるとわかっています。

資産運用は面倒臭くハードルが高い。投資信託の場合はスギヘイさんの様な方にお願いすれば増えるから良いと思いますが、本当にそんなウマい話あるの?と思っています。

資産運用に対して懐疑的に思っている理由は、お金を預けて資産を増やしてくれるならお金持ちがやってしまい庶民にはチャンスが回ってこないと思っているからです。多くの人が低金利の銀行に預金しているのは、資産運用に対して不信感を抱いているからだと思います。

スギヘイ:Shinさんの考え方は本質ですね。例えば1年間で資産を倍に増やしたければ、リスクも時間も必要になります。倍になるということは、裏を返すと0にもなるということです。時間をかけずに資産が簡単に倍になるということは基本的にはありません。皆さんにはShinさんの考え方を持っておいて欲しいですね。

バランス良く資産を持ち、どれくらい資産を増やしていくかについて簡単にお話しましたが、上手く噛み合えば時間がなくても高い利率で回すことも出来るので、上手く組み合わせていけば良いと思います。

時間やお金が無くても長期運用で資産は増やせる

Shin:資産運用を考えている後輩が何人かいます。ぼくは資産運用については知らないので大したアドバイスはできませんが、「根本的に稼ぐ力を身につけた方が良いのではないか」とアドバイスするようにしています。

具体的には「小さい金額で資産運用をやっても結局利益は小さいから、自分で稼いで種銭を作るために頭と体を使って事業家として頑張って、資産が余ってきたら資産家として資産運用したらいい」とアドバイスをしています。この件についてはどのように思いますか?

スギヘイ:私も最初は同じ考えでしたが、今は変わりました。資産運用は少額から可能な点と、運用資金額が小さくても、利回り5%回すだけで長期的に見ると資産は増えていきます。種銭については気にせず、積立などでコツコツ増やせばいいと思います。

それよりも複利効果の方が大事です。複利は始めるのが早いほど良いので、社会人1年目から余裕資金を定期預金ではなく積立などにお金を回しておくことをオススメしています。

Shin:過去に複利計算できるツールを使って楽しんでいた時期がありました。月10万円を5%で回すとすぐに1億円まで資産が増えるのを見て、ワクワクしていた記憶があるのですが「でもこれ本当か?」と疑ってしまうことも正直ありました。

1億や10億などの資産をウェルス・マネジメント(富裕層の方々に向けての資産運用・管理といった金融サービス)であれば、ローリスクで7~10%の利率で回せる話はあると思います。ただ、一般庶民が月5万の積立てで年利5%で回せるものってあるのでしょうか?

スギヘイ:王道ですが、インデックス運用が一番最初の選択肢としておすすめ出来ます。統計の話ですが、全世界にしっかり分散していれば5%位のリターンは得られるようになると、学術的にも証明されています。ただ、年単位など短期で見ると10%増減することもありますが60年など長期的に老後の資産として見た時には、5%は得られるという話なので、やっておいたほうが良いということになります。

Shin:それは、為替リスクも鑑みた上ででしょうか?

スギヘイ:そうですね、基本的に全てのリスクを分散させるので5~6%のリターンで回せると言われています。

Shin:インデックス投資商品は、野村證券など色んな証券会社に行けば用意されているものでしょうか?

スギヘイ:そうですね。

Shin:そうだとしたら、みんな機会損失で勿体ないことをしていると言えますよね。

スギヘイ:そうですね、個人的には機会損失が半端ないと思っています。会社からはインデックス投資は許可されているのでやっています。

Shin:月々いくら投資されているかお伺いしてもろしいでしょうか?

スギヘイ:確定拠出年金の配分を上手くやりながら、インデックス投資を運用しています。それに加えて給与の天引きで1万円~2万円を積み立てています。

Shin:今のところはプラスですか?

スギヘイ:プラスですね。新卒入社の時にバランス良く組んで運用を開始してから、基本的には放ったらかしにしています。1年に1回バランスチェックをしている程度です。どれだけ忙しい人でも1年に1時間程時間を使えば、バランスチェック程度で運用は可能です。

Shin:サラリーマンが資産運用を行う場合はインデックス投資を毎月天引きで行っていくのがリスクもリターンも一番良いのではないか、ということですね。種銭のことは考えずに天引きで行えば、10年20年後にはいつのまにか資産が膨らんでいる可能性があるということですね。

資産運用毎の特性を理解し自分に合う方法で投資しよう

Shin:投資のトレードスタイルについて質問させてください。ファンダメンタルとテクニカルとありますが、ファンダメンタルは、会社や産業、世界のトレンドなどを分析した上で長期的に株価が上がるかどうかを見ていくもの。テクニカルは会社の実力ではなくチャートを読んで規則性を元に投資するやり方だと理解しています。

スギヘイ:その通りですね。ファンダメンタルやテクニカルは方法論なので、それよりも重要なのは短期・中期・長期の考え方が重要です。短期であれば短期であるほど、個人でやるのはレッドオーシャンです。プロトレーダーが蔓延っているので経験や知識が無いと勝てない世界ですね。

Shin:それこそ数兆円レベルの資産を運用している世界のトップエリート達が、機械学習とかを用いて薄い利ざやを取っていく様な世界ですか?

スギヘイ:本当にそのような世界ですね。

Shin:運で勝てても、勝ち続けるのは難しい世界ですよね。

スギヘイ:そうですね、そんな中でも勝ってる人はいるのですが、その分時間をかけて他の人と違うことをしたり、戦略を立てることが必要になってきます。

Shin:ちゃんとした会社に分散して投資していく方が、個人が資産を増やすには一番良いということですね。

スギヘイ:そうですね。基本的にはその方が勝ちやすいですね。

Shin:最近AIが運用してくれる会社がありますが、プロから見てどのように思われますか?

スギヘイ:正直インデックス投資に近いもので、例えばAIファンドみたいなものがあれば、AIに関連した株を集めてくる感じで、あまりAIぽくないのが正直なところです。売買を機械にさせているのであまり特殊なことはしておらず、インデックス運用に近いイメージですね。

Shin:普通のインデックス運用とロボット投信だとどちらのほうが良いでしょうか?

スギヘイ:両者の違いは手数料だと思います。普通のインデックス運用だと手数料は0.01%とかほぼ0に近いのですが、ロボット投信は業者やAIを使っているという理由で1%の手数料が必要になってきます。手数料が必要になる分、マイナスからスタートすることになるので、手数料は安い方をおすすめしています。

Shin:不動産投資はいかがでしょうか?

スギヘイ:アセット毎の特性があるとお伝えしたと思います。不動産はキャッシュフローが安定しているのが一番の特徴です。例えば自分が不動産の大家になると毎月10万の家賃が入ってきます。人が抜けない限りは10万円の不労所得が入り続けます。

あとは、購入の際にどれくらい必要になるかということです。今は不動産価格が高いので、高い価格で購入するとリターン取るまでに時間がかかってしまいます。リーマン・ショック後に購入した人は物件価格が落ちているタイミングでしたので、儲かっていると思います。そういったショックを待つ人が結構勝ったりします。

Shin:不動産が好きで常に物件を見ていたり、感覚で流れを掴んでいると「これは買いだろう」というところで物件を手に入れたり、そこから自分でDIYして良い感じの物件にするとか、特殊なスキルを持っている人が物件を購入して収益化することが出来るんだと思います。

スギヘイ:基本的に業者を使えば使う程、良い案件は取られやすくなります。良い物件は、自分で見つけてくるのが良いですね。ただ、業者を使っても利回りを比べて少しでも良い案件を探すのも手段の一つですね。

不動産は悪いとは思いませんが、特性を理解した上で安定的なキャッシュが欲しいとか、自分で調べて利回りを計算して安く購入することが出来るのであれば、購入しても良いと思います。

Shin:信用できる友人がいると良さそうですね。

スギヘイ:そうですね、不動産投資に強い人がいるのであれば、チャレンジする価値はありますね。

Shin:色々紹介してくれる人よりも、自分で相談してアドバイスしてくれる人じゃないとカモられそうですね。

スギヘイ:知識がないと判断が難しい領域です。

Shin:余剰資金を作るには、iDeCoとNISAでインデックス投資をしつつ固定費削減が王道だと思いますが、いかがでしょうか?

スギヘイ:裏道というわけではありませんが、資産運用よりも本業でめちゃくちゃ稼げるのであれば、自分の時間は本業に使った方が良いです。Shinさんが後輩の方にアドバイスされていた件と重なりますが、本業と資産運用と比べた時に、どちらの収益率が良いかを見て判断することをおすすめします。

Shin:億単位のお金がたまるとウェルス・マネジメントが出来ると言われていますが、インデックス運用よりもローリスク・ハイリターンなのでしょうか?

スギヘイ:そこは難しいのですが、基本的に色々分散した上でなるべくローリスクでリターンを少しだけ上げるような運用をしています。インデックス運用とリスクは変わりませんが、リターンを8~10%にすることが出来る商品ですね。

日本で資産運用が広まらない理由とは

Shin:ファイナンシャルプランナーはアメリカだと社会的地位が高いですが、日本だとあまり保有者はおらず、保険の営業員が持ってますね。ファイナンシャルプランナーだけのアドバイザーってあまりいませんが、今後はどうなると思いますか?

スギヘイ:今後は独立系のIFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)というのが増えてくると思います。保険でいう保険の窓口とFP(ファイナンシャルプランナー)が一緒になったイメージで、色々な会社の投資信託を第三者の視点でアドバイスしてくれます。証券会社で営業をやっていて、そこのお客さんをゴッソリ引き抜いて自分でアドバイスをするケースが多いですね。変な話ですが、証券会社だと手数料ビジネスなのでどうしても回転が早くなってしまう。それが独立になる分ノルマがなくなるため、余裕が生まれ長期の提案が可能になります。

会社に属しているよりかは顧客目線に立ってくれるので安心感は得られますが、手数料ビジネスであることは変わらないので、独立系の人でも良心がなく回転売買をして手数料を沢山取っているようなケースもあります。

Shin:独立系のファイナンシャルプランナーでもコンサルティング型ではなく、手数料型になるのでしょうか?

スギヘイ:基本的には手数料ビジネスになります。成功報酬やウェルスマネジメントのような、1億預かった内の1%を手数料としてもらうようなことはできます。ただ元手が必要になるため、お客さんの資産がないとストック型の契約では収益化出来ないと思います。なので手数料型の契約体系になってしまいます。

Shin:パフォーマンスはその人のスキルに影響すると思いますが、顧客のことをどれだけ考えられているかだと思うので、コンサル型のビジネスが流行るといいなと思います。

スギヘイ:そうですね、私もそうなると良いと思っています。

Shin:自動化してオンラインで完結し、預けた額ではなく増えた額の1%を成功報酬としてやるビジネスモデルはいけそうな気がします。

スギヘイ:これやりたいですね!お金を沢山集めてきてスケールメリットを効かせて、成功報酬の確率と金額を上手くコントロール出来れば、サービス化できると思います。

Shin:損した場合は手数料はもらわないなど、色んなメニューが考えられますね。インデックス投資の例もそうですが基本的に世界経済は成長します。運用が得意な人に資産を預けて、仮に運用が上手く行かなくても契約の中で対応できれば、もっとやりやすくなりそうですね。

今日本で資産運用が流行らないのは、「不信感」があるからなのではないかと思っています。結局本当に良いものでなくてもインセンティブの兼ね合いもあり、資産管理会社の人も売るしか無い状況にあると思います。

もちろん独立した資産管理会社も手数料をもらっているので、損しても得しても長期的にはレピュテーションリスク(評判が悪化するリスク)はありますが、短期的には収益の観点から関係ないですしね。そうすると資産を預ける側からすると、損することもあるので「預ける意味はあるのか?」と不安感を抱いてしまうと思います。

金融市場に身を置く男のキャリア構想

Shin:スギヘイさんはこれからキャリアをどのように考えられているか伺っても良いでしょうか?

スギヘイ:2つの方向性で迷っています。1つ目は元々資産運用のマーケットが好きなので、このマーケットで現状のキャリアの延長線上でやること。2つ目は、どこかの企業にの中に入りバリューアップのようなことをしていくことです。どちらかで迷ってはいますが、いずれにしても、企業を分析するスキルは必要なので、今はスキルを磨くことに注力しています。

Shin:CFOか投資家のポジションのどちらかということですね。今noteを書かれていると思うので、noteの執筆に注力するのも1つかもしれませんね。

スギヘイ:そうですね、それを中小企業に対して提供できればいいなとも思っているので、個人と企業のお金についてなんとかしていきたいというのが共通して言えることですね。企業分析や会計を学んで、企業会計は個人の生活や資産形成にも応用できる事に気づいたのでnoteではそういった情報も発信していきたいと思っています。

Shin:ご自身で仕事の都合上株取引は出来ないと思いますが、独立系のファイナンシャリーアドバイサーのような副業は出来ないのでしょうか?

スギヘイ:多分難しいですね……。

Shin:例えば、「投資したいけど、インデックス投資も色々あるし…」や「インデックス投資しているけど、もう少し株投資していたい…」といった時に、1万円の成功報酬型で専門家からアドバイスもらえるサービスがあれば、ぼく個人としてはすごくありがたいですね。

スギヘイ:私自身もすごくやりたいのですが、お金をもらうことになると結構厳しいですね。

Shin:金融系はレギュレーションが厳しいですね。

スギヘイ:有料サロンのような感じで大々的にやってしまうと、引っかかってしまう可能性があると聞いたこともありますね。個別銘柄の推奨をすると助言になるのですが、インデックス投資などのインプットやアドバイスであれば大丈夫だと思ってはいます。

Shin:インデックスベースでのアドバイスでも良いかもしれませんね。「インデックス投資についてLINEで相談OK」というパッケージだと面白いですね。

素人からするとインデックスが良いのはわかるが、正直申し込み手続きがややこしくてわかりにくいこともあります。楽天証券が良いのか大和証券が良いのか、野村が良いのかでフリーズしてしまう人もいるでしょうし、手続きで戸惑ってしまう人も多いと思います。

そんな人達に対して、会社の特徴や向いている人のタイプなど、わかりやすい申し込みプロセスなどがドキュメントで整理されていて、オンラインでアドバイスがあれば素人として良いサービスとして感じてもらえそうですね。

スギヘイ:確かにインプットして調べて登録する時は、結構ハードルありますからね。ライザップじゃないですけど、マンツーマンでもやれればいいですね。

Shin:今後そのようなサービス展開されることを期待しています。

本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。また対談の機会をいただければ幸いです。

スギヘイ:ありがとうございます。

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