生産性を爆発的にあげるための「没頭」というシンプルなやり方

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。日々戦略コンサルタントとして働いていると、「生産性の向上」は常にメインテーマのひとつになります。

仕事は引きもきらないため、ちゃんと取捨選択し、優先順位をつけ、「やる」と決めたものは質を落とさずスピーディにこなす。これができないと、いつまでたっても自分の時間は作れないですし、コンサルタントとしての評価も上がりません。

ぼくはなんとか生産性を高めるためにいろいろなことをしてきました。新入社員向けのものは下記にまとめてありますので、興味がある方はぜひご覧ください。

新入社員に教え込んでいる13の具体的な仕事術を紹介するよ

マインド面、スキル面、実際に使うツール等々、さまざまな側面から生産性向上について考えてきたおかげか、昔に比べたらだいぶ生産性の向上が見られるようになりました。しかし、まだまだ全然足りない。周りにいるすごい人たちに比べると、全然追いつける気がしない。

理由がわからず、悶々としていました。

そのときに見つけたのが下記の本です。

本のタイトルにぐぐっと惹かれてすぐに購入したのですが、今の自分にはぴったりでした。

仕事のTipsを工夫するわけでも、マインド面を強化するわけでもなく、「ただ没頭する」。その重要性と、具体的なやり方が紹介されている本です。

本書では、まず予防医学の観点から「幸せを明確に定義する」ことからはじめます。予防医学によると、幸せとは「ワクワクして目が覚めて、夜満ち足りて眠る」と定義されているとのことです。著者の吉田氏は、それを「人生を上機嫌に生きる」と定義しています。

そして、それを実現するための方法が「没頭」である、と説明がされています。ここの説明は非常にスムーズで論理的なので、ぜひみなさんにもお読みいただきたいです。

実は本書では、「没頭することで生産性があがるかどうかは、本質的には重要でない」という立場を取っています。没頭することそれ自体で人は精神的に救われ、最終的には「人生を上機嫌に生きる」という目的につながるからです。

しかし、本質ではないかもしれませんが、没頭するとそのときの生産性が向上することもまた確かなので、今回はその視点から紹介していきますね。

没頭という「モード」を手に入れる

まずは「没頭の対象」から。

「スプラトゥーンならいくらでも没頭できる」「仕事は2分で集中力が切れる」という人は多いと思いますが、それでは「人生を常に上機嫌で過ごすこと」や、「没頭することによる爆発的な生産性向上」は見込めません。

「没頭」は、特定のものや行動に対して発動するものではなく、どのような状況でも発動可能な「モード」なのです。

<夢中になれるもの、見つからないんだよ> <没頭できるものをどうやって見つければいいんだろう>。なるほど、そこって微妙なところですよね。没頭できる「もの」っていうところ。

<ものじゃなくてコトに夢中になりたい> <夢中になっている自分を見つける>。そう、そういうこと。もっと正しく言うならば、「没頭できる対象を見つけろ」ではなくて、最終的な目標はこっちだと思うんです。

「没頭というモードを手に入れる」。

これが自由自在にできるようになったら最高ですよね。

いやいや仕事をやりつつ「あと何分で定時かな・・・」と考えている人と、とにかく目の前の仕事に没頭し、脳みそフル回転で仕事に取り組んでいる人、どちらのほうが生産性が高いかは火を見るより明らかです。

本書では、これを非常に端的に言い表しています。

行為に意味を求めている人は、行為自体が楽しくてやっている人には、絶対に勝てないんです。

いやいややっている人が、楽しみながら没頭している人に勝てるはずがない。非常にシンプルですが、重みのある主張ですね。

しかし、どうすれば「没頭状態」になれるのでしょうか?

没頭するために重要な3要素と、さらにシンプルなひとつの方法

没頭するためにはどうすればいいか。

シンプルですがなかなか答えるのが難しいこの問いに、フロー概念の提唱者チクセント・ミハイ氏の理論を噛み砕く形で答えてくれています。

「没頭する仕組み」について考えるときに重要なのは、①と⑥と⑧の3つです。

  • ゴールとルールがはっきりしていてフィードバックが早いこと
  • その場の状況を自分でコントロールできていること
  • 自分の持っているスキルと行為のバランスが取れていること

シンプルな3要素ですが、これを自然と呼び起こす事象に対して、人は没頭状態になりやすいのは確かです。テレビゲームやギャンブルやスポーツなど、時間を忘れて熱中してしまうものはこれらの要素がありますよね。

没頭する仕組みを作るためには、日々の仕事や勉強に対しても、これらの3要素を組み入れていけばいいのです。

  • ゴールがあいまいな仕事についてはすぐに明確化し、細かいタスクに落とす。そして、なるべく早くお客様や上司からレビューをもらえる体制を整える
  • 急なアポイントメントや会議を極力避け、日中のスケジュールを自分でコントロールできるようにする
  • あまりにも困難すぎる仕事や退屈すぎる仕事を請け負うのをやめ、「今の自分ではぎりぎり届かないかな・・・届くかな・・・」ぐらいの仕事をやりつづっける

こうやっていくことで、どんどん没頭しやすくなっていきます。

「なんか難しそう」と思う方もいるかもしれません。その場合は、ただ「自分は今没頭している状態だろうか?そうでないとすると、どうすれば没頭できるだろうか?」と問いかけてみてください。

正直ぼくはすべての活動においてこれらの3要素を満たしているとはいえません。(現在はブログを書いていますが、ゴールもルールもそこまで明確ではないですし、フィードバックもたくさんもらえるわけではありません。もちろん、感想やコメントなどは読ませていただいています!)

それでも、ぼくは現在ある種の没頭状態でこの記事をかけています。それは、「今から没頭して記事を作成する」と決めたからです。

非常にシンプルですが、これだけでも大変効果があります。先に述べたように、「没頭」とはそれだけで幸せな状態につながります。普通に考えれば、「没頭しない理由」はないのです。

そして、没頭しながら行動ができれば、自分の持ちうる力を最大まで発揮することができ、行為そのものだけでなく結果としても報われるのです。

そのことを、何かしらの行動の実施前に意識するだけで、簡単に没頭状態に入れるのではないでしょうか。

没頭状態の凡人は、適当状態の超人にも勝てる

今まで結果を出せてきたときのことを振り返ると、ほぼ例外なくぼくは「没頭状態」にいました。後から振り返ると、「なんであのときの自分はあそこまで考え抜けたのだろう」「どうしてあんな挑戦を怖がらずにできたんだろう」と不思議になることもあります。

おそらく、自然といくつかの条件が積み重なり、強制的に「没頭状態」が続いていたことがその理由です。

しかし、ただ没頭を待っているだけでは、常に高いパフォーマンスを出して「上機嫌」でいることはできません。ぜひこの本を読んでみて、「自ら没頭状態に入れる人」を目指してみてください。

今までの自分とは段違いのパフォーマンスが出せるようになりますよ。