生涯賃金で数億円の差がつく「錯覚資産」という概念

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。「分裂勘違い君劇場」というモンスターブログの著者であるふろむだ氏の処女作「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」を引き続きまとめていきます。

ブログに負けず劣らず濃く、本質的な内容が書いてある本です。

「一般的なビジネス書にはもう飽きた」という方も、ぜひ手にとってみて欲しいです。

 

前回の記事は、下記をご覧ください。

“人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている”がメチャクチャ面白いのですぐ読もう

今回ご紹介するのは、本書を理解するうえでキーとなる概念「錯覚資産」です。

この世界は、思考の錯覚に満ち溢れている。

なぜなら、「プラスのイメージを引き起こすもの」であれば、なんでも「全体的に優秀」という思考の錯覚を引き起こしてしまうからだ。

たとえば、「売り上げを半期で73%増やしました」「DAU500万人のアプリのサーバを運用していました」「株式会社凸凹商事の営業部長をやっていました」「月間300万PVのブロガーです」「あの有名人のベストセラー本を担当した編集者です」なんていうわかりやすい実績は、どれも「思考の錯覚」を作り出す。

たとえそれが実力によるものではなく、上司や同僚や部下や顧客のおかげで達成できた実績だったとしても、強烈な思考の錯覚を生み出すのだ。

もちろん、麻雀の強さでも、絶妙なタイミングのつっこみでも、しゃれたジョークでも、住んでるマンションでも、学歴でも、経歴でも、あなたの想像もしなかったような、実にさまざまなものが思考の錯覚を作り出す。

ここで重要なのは、「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」は、一種の資産として機能するということだ。本書では、これを「錯覚資産」と呼ぶ。

これ、みなさんにも身に覚えがあるのではないでしょうか?

「有名企業勤務だから」

「会社でのランクが高いから」

「英語がぺらぺらだから」

「メチャクチャPVがあるブログを運営しているから」

「本を出版しているから」

そういう理由で、その人のことを無条件に優秀だと錯覚し、Twitterをフォローし、ブログを毎日読み、いつの間にかファンになってしまう。

そして、その人が紹介する本や商品を購入してしまう。

それは、その人が「錯覚資産」を潤沢に保有して、うまく運用しているからなのです。

英語がしゃべれようが、いい地位についていようが、それはその人が優秀であることの証拠にはなりません。

善人であることの証拠にもなりません。

もしかしたらあなたをだまそうとしているのかもしれませんし、偶然海外で育っただけで別に優秀でもなんでもないかもしれません。

しかし、人はそうは考えません。

何かしらプラスになる実績を持っていると、その人全体を優秀だと思ったり、信頼できると思ってしまうものなのです。

ふろむだ氏は、この錯覚資産をうまく運用することで、人生において圧倒的な差が出ると語っています。

ポイントは、これは人間の利害を左右する勘違いだということだ。

「自分の得になるような、他人の勘違い」(=錯覚資産)は、生涯賃金に換算して、何千万円、何億円ものお金を生む。

「こんなの詐欺じゃないか!」と感じてしまう人もいるかもしれませんが、そういう人も含めて錯覚資産については理解をすべきであるとふろむだ氏は述べています。

その理由を解説していきますね。

「錯覚資産」を用いた詐欺に引っかからないようにする

錯覚資産を使って人を騙す人は、たくさんいる。

錯覚資産を使えば、自分が有能な人間であるかのように見せかけて、昇進したり、転職に成功したり、年収を上げたりすることができる。

ブログにアクセスを集めて、アフィリエイトで稼ぐこともできる。ツイッターでフォロワーを大量に増やすこともできる。顧客にものを買わせることもできる。起業して、投資家から出資金を集めることも、優秀な人材を集めることもできる。

しかし、カモにされる側にとっては、たまったものではない。たいして有能じゃない人間を、騙されて採用してしまったり、たいして有能じゃない起業家に、騙されて投資してしまうことになる。

「アピールをすることにかけては一流だが、実はまったく実力が伴っていない人」というのは、想像以上にいます。

彼らは、錯覚資産をうまく用いることに長けているのです。

彼らからしてみたら、錯覚資産について理解をしていない一般市民をだますことなど、赤子の手をひねるよりも簡単です。

その結果、ぼくたちはお金を騙し取られたり、時間を無駄にしたり、さまざまな不都合をこうむることになります。

あなたも「優秀な人だと思ったのに」「なんでこんなものに20万円も払ってしまったんだろう」と思ったこと、あるのではないでしょうか?

それは、相手が錯覚資産をうまく活用する術を心得ていたからなのです。

二度とそういう経験をしないためにも、錯覚資産について理解する必要があります。

周囲の人を詐欺から守れるようになる

会社の経営者や管理職が、錯覚資産に騙されて、無能な人を昇進させていると、職場がどんどん非効率になり、労働環境が悪化し、働きにくくなる。

サービスの質も低くなるから、お客さんにも、いい迷惑だ。利益が出なくなるから、経営者も、株主も不幸になる。

だから、彼らが錯覚資産に騙されて道を誤りそうになったとき、少しでもマシなほうに軌道修正させるために、錯覚資産の性質を、よく理解しておく必要があるのだ。

錯覚資産をうまく運用する人は、個人のみならず組織にも悪影響を及ぼします。

「一流企業出身」「海外の有名MBAを出ている」、そういう肩書きにだまされて事業部長に抜擢したものの、

まったく業界のことを理解しておらず、マネジメントスキルもなく、チームがガタガタになってしまうケースは枚挙に暇がありません。

錯覚資産の使い方を自分自身で理解することで、そういう人に環境を破壊されることを防げるようになるのです。

有害な思考の錯覚に陥らないようになる

これは一種の病気のようなもので、この思考の錯覚に思考を汚染されると、誤った判断を繰り返し、どんどん人生が悪くなっていく。

なぜなら、有害な思考の錯覚に思考を蝕まれていても、本人は、それを自覚できないからだ。

「錯覚資産」は、「錯覚」ゆえに自分自身では通常気づくことができません。

自分がその錯覚に犯されているのか、錯覚をしていない状態なのか、理解せずに意思決定をしてしまうと、

悪い意図を持った人に自分の人生をコントロールされてしまうことにもなりかねません。

いわゆる「洗脳」に近いものであるといってもいいでしょう。

そうならないために、自ら錯覚資産の特徴や運用方法について学ぶ必要があるのです。

「錯覚資産」をうまく運用することで実力をどんどん伸ばせる

「実力」というのは、よい上司、よい同僚、よい部下、よいポジションという、よい「環境」に恵まれてはじめて、効率よく伸びていく。

そういうよい環境を手に入れられるかどうかは、実力よりもむしろ、錯覚資産によるところが大きいのだ。

なぜなら、企業は、実力のある人間を採用し、いいポジションにつけているつもりになっているが、実際には、ほとんどの場合、錯覚資産の大きい人間を採用し、いいポジションにつけているからだ。

「実力がある」から、よいポジションを手に入れられるのではなく、「実力があると周囲が錯覚する」から、よいポジションを手に入れられているという部分が大きいのだ。

これがもっとも重要なポイントです。

ぼくは、新入社員時代に全然結果が出なくて苦しんだのですが、これは錯覚資産の運用がまったくできていなかったことも要因としてあげられます。

もともと要領が悪く、うまく仕事をこなすことができず、低い評価をもらってしまいました。そして、その評価は他のプロジェクトにいっても引き継がれ、「あいつには大した仕事は任せられない」というマイナスの錯覚資産(錯覚負債、と呼んだほうがいいかも)を持ってしまったのです。

そんな状態なので、「割のいい仕事 = そんなに大変ではないが、こなしたら高い評価がもらえる仕事」は回ってこず、めんどくさくて困難なものの、達成しても評価をもらえない仕事ばかりになってしまったのです。

もし自分が錯覚資産について理解していたら、そんな状態には陥らなかったかもしれません。

本書を読むことで「実力主義」の欺瞞から脱しよう

ふろむだ氏は、こうも述べています。

本書は、成功法の本だ。

ただし、そこで語られるのは、「世の中、実力主義になんてなってない」という身も蓋もない現実を踏まえたうえでの、リアルな成功法だ。

具体的には、思考の錯覚を理解し、錯覚資産の生成・操作・運用方法を理解し、有害な思考の錯覚を取り除くことで、仕事や人生においての成功確率を、飛躍的に上げる方法を書いた本だ。

一生懸命勉強しているのに、努力しているのに、実力がついてきているはずなのに、なぜかうまくいかない。

そういう人こそ、ぜひ本書を読んでみてください。

世界観が一変するかもしれませんよ。

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