シカゴをスマートにするプロジェクト「Array of Things」とは。

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。テクノロジーを用いて人々の暮らしを豊かにする都市開発プロジェクト、およびその都市のことを「スマートシティ」と呼称します。

各都市がいろいろな取り組みをしていて大変興味深いのですが、

本日はアメリカのシカゴで実施されている「Array of Things」について、

公式サイトを参考にしながらご紹介していきます。

「Array of Things」とは何か?

「Array of Things」は、シカゴ中にセンサーを配置し、環境やインフラに関する情報を集めて分析するためのプロジェクトです。

下記の写真の左側にある、まつぼっくりのようなものがそのセンサーですね。

出典:Array of Things公式サイト

このセンサーはなかなか優秀で、下記のような情報を収集し続けることができます。

  • 一酸化炭素
  • 二酸化窒素
  • 二酸化硫黄
  • オゾン
  • 周囲の騒音
  • 歩行者および車両の交通量
  • 道路の表面温度

Array of Thingsプロジェクトでは、これらを随時調べており、「シカゴのフィットネストラッカー」と表現されています。

センサーによって集められた情報は、研究者や一般市民等、全員にオープンにされます。

そのデータを活用して新たな研究をすることも、ビジネスを作ることも自由です。

Array of Thingsによって大量のデータが集まり、多くの人がよりシカゴを住みよい場所にするために活用していく、そういうモデルになっています。

現在では、洪水や交通安全に関する予測システム、特定の大気汚染物質をトラッキングするモバイルアプリ、シカゴの中でも暑くないところを探すアプリなど、多くのサービスが作られています。

シカゴを本当の意味で「スマートな都市」にすることが、Array of Thingsのゴールなのです。

「Array of Things」をもっと具体的に説明する

上記の解説で、大まかな概要は理解いただけたかと思います。

さらに具体的に見てみましょう。

先ほど、Array of Tihngsによってどのようなデータが収集できるのか説明しましたが、

具体的にどのように活用されるのでしょうか。

空気の質、音や振動、温度等のデータにより、ウォーキング等をする際に「通らないほうがいい場所」を推奨してくれたり、都市の環境と病気に関する研究を進めたりできます。

水の量については、洪水がどこで起こっているか、もしくは起こりそうかわかります。

今後の水害防止策や、物的損害を防ぐために生かせそうですね。

都市のどのエリアに歩行者や車が集中しているか、というデータは、深夜に人通りが多いところがどこか、渋滞がどこで起こっているかを分析し、歩行者の安全や渋滞を解消することができるのです。

Array of Thingsによって集められたデータは、すべて無料で公開されます。

各センサーは、アルゴンヌ国立研究所にあるデータベースサーバーにデータを送信します。

これらのデータを使い、大学や企業に属する研究者や科学者、エンジニア、個人がさまざまな研究やサービス開発をすることが可能となるのです。

また、Array of Thingsに関するソフトウェアやハードウェアの使用は、すべてGithubで公開されており、完全なオープンソースとなっています。

このようなプロジェクトで課題となりがちなのがセキュリティとプライバシーに対する施策です。

Array of Thingsで収集されたデータは、インディアナ大学応用サイバーセキュリティ研究センターのディレクター、ヴォン・ウェルチ(Von Welch)が議長を務める、技術セキュリティおよびプライバシーグループによって定期的に審査されます。

また、Array of Thingsは個人が特定できる情報は可能な限り収集せずに、都市全体の環境やクオリティ・オブ・ライフの向上に重きを置いているプロジェクトであるため、比較的プライバシー侵害リスクは低いといえるでしょう。

もっと詳しく知りたい人は、ぜひ公式サイトや動画を見てみてくださいね。

 

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