「理想のワークスタイル」にもっとも近い会社はサイボウズ社だと思う。

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。大手広告代理店の女性新入社員が自殺をしてしまったという痛ましい事件があり、それから「長時間労働撲滅運動」というものがスタートしたのは記憶に新しいところです。

この事件と一連の活動については、ぼくもいろいろと思うところがありました。もちろん電通事件はあってはならないことで再発防止をすべきと思っていますが、すべてを「長時間労働」のせいにするのはあまりにも問題を単純化しすぎているのではないか、と感じたのです。

★参考記事

ブラック企業がのさばらないように法律改正をするという動き自体はとても素晴らしいことだと思いますし、人権を踏みにじるようなパワハラセクハラについても、しっかりした法規制をすべきだと考えています。 そういう意味では、この活動の内容に賛同できる部分ももちろんあります。

しかし、電通の事件や他にも数多ある労働者関連の問題の本質に目を向けず、「長時間労働撲滅」というわかりやすいフレーズで大衆をあおるやり方には違和感を感じるのです。

人のワークスタイルはそれぞれの価値観によって千差万別ですし、ライフステージによっても変わります。独身のときは仕事一本でゴリゴリに成長したいと思っていたが、結婚して子どもができたらプライベートの時間を確保していきたい、というのはよくある話ですよね。

価値観やライフステージによって働き方を柔軟に変えることができたら、それはとても素晴らしいな、とぼくは常々思っていました。

サイボウズ社は本気で多様な働き方にチャレンジしている

とはいえ、そうはいってもなかなか実現は難しいもの。多くの社員がいる会社だと、ある程度平準化したルールに基づいてワークスタイルをいくつかのパターンに分けるぐらいが関の山です。

しかし、実はサイボウズ社はその一歩先を行く取り組みをしているようなのです。

cybozu.co.jp

性別や国籍などとは関係なく、そもそもひとは多様であり誰一人として全く同じ価値観を持っている人はいません。サイボウズでは、「100人いたら100通りの働き方」があってよいと考え、メンバーそれぞれが望む働き方を実現できるようにしています。

かつては人材の採用・定着に悩んでいましたが、メンバーの声をきき多様な働き方ができる会社にしたところ、離職率は下がり採用・教育のコストがおさえられるようになりました。

“チームワークあふれる「社会」を創る”という理想に共感する多様な個性の組み合わせが、サイボウズのチームワークをつくり、イノベーションを生み、楽しいことがおこり続けています。

まさにそのとおりだなと深く共感しました。ぼくらはすぐに「インド人は~」とか「やっぱ女って~」のようにわかりやすいカテゴリで人について語ってしまいますが、本質的には人はそれぞれ違うものです。一定の傾向はあるかもしれませんが、完全に同じ人はこの世にはいないのです。

つまり、働くためのスタイルやルールについても可能な限り各人の希望にあわせることが必要なのもわかりますね。

「完全に個人の希望を受け入れた働き方」を提供できているわけではもちろんないようですが、それでもサイボウズ社のポリシーにのっとったワークスタイルは素敵です。何よりもぼくが「いいな」と感じたのは、10年前から実施されている「選択型人事制度」です。

ライフステージの変化に合わせて働き方を選択できる制度です。育児、介護に限らず通学や副業など個人の事情に応じて、勤務時間や場所を決めることができます。現在は、9種類から働き方を選択できます。

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「ライフステージや価値観にあわせて柔軟に働き方を変更する」というのは、まさにぼくが考えていた理想のワークスタイルにもっとも近いものです。この規模の会社で、実現できているのは素晴らしいなと感じました。

会社に頼らず「自分で理想のワークスタイルを構築する」姿勢

とはいえ、なかなかすべての会社がサイボウズ社のような思い切った施策はとれないもの。概念的に「よさそうだな」と思っても、企業内で改革を断行するのはそんなに簡単なことではないのです。

もちろん、どんどん副業が容認されたり労働時間が短くなったりすることで、働き方は変わっていくでしょう。しかし、それをただ受身で待っているだけではよくないのではないか、とぼくは感じています。

会社に「理想のワークスタイルを与えろ!」と要求することもいいですが、なかなかそれをすぐに通すことは難しい。そうすると、ぼくたちは「自分の力で理想のワークスタイルを構築する」という覚悟を持つ必要があるのではないでしょうか。

しっかりと仕事を自分で回せる力をつけ、業務をコントロールし、残業代がなくてもラクにいきていけるような収入を副業から得る。そんな働き方を実現することが出来れば、仕事へのネガティブなイメージが払拭され、楽しく働ける人が増えるのではないかなと思っています。

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