フィードバックをする際の「シンプルな2つのコツ」とは。

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。ぼくは、仕事でもそれ以外でも、誰かの成果物や行動に対してフィードバックをする機会を多くいただいています。

基本的な考え方として「100%はない」と考えていますので、何かしら改善点を見つけてそれをお伝えするようにしています。
*「100%はない」というのは、クリティカルシンキングの基礎となる考え方です。興味がある方は下記の記事をどうぞ。

★参考記事

この「フィードバック」というアクションはなかなか曲者です。「自分がフィードバックを受ける側になった」という状況を想像いただきたいのですが、あまり良い気持ちはしないですよね。

もちろん、「自分のしたことや成果物についてフィードバックをもらえた!」というのはありがたく思うべきことではあります。そのフィードバックのおかげで、自分の行動や成果物のクオリティが少しでもあがるのであれば、それは感謝の対象になりえます。

ただ、それがアタマで分かっていても、心の底では「本当は褒めて欲しかったのにな」「ぼくのことバカだと思ってるのかな」「一生懸命やったのにな」などなど、悲しみや悔しさなどなんともいえないもやっとした気持ちを持ってしまうものです。

ぼくもいろんな方にフィードバックをしていて、ふと「不快な気持ちを持たれてしまっているかもしれないな」と思う瞬間がありました。そのとき以降、「しっかりとフィードバックをして、受け入れていただく」かつ「不快な思いをさせない」という、一見矛盾する二つのことを両立させるにはどうすればいいか、考えることが多くなりました。

その結果、他者にフィードバックする際には、2つのことを実行すればいいのではないか、という結論に達したのです。

その1:相手の話を「口を挟まずに」しっかりと聞く

人材育成に関する記事でも書きましたが、人にアドバイスやフィードバックをする立場となったときは、まずは相互的な信頼関係を築くことが大事です。ぼくが運営しているオンラインコミュニティ「Players」でフィードバックする際のコツについて諸先輩方にアドバイスをいただきましたが、一番響いたのが「自分の話を聞いてくれない人のアドバイスを聞く気になるでしょうか?」というお言葉でした。

「いやいや、そうじゃないよ」「もっとこうすればいいのでは?」と口を挟みたくなる気持ちはとてもよくわかりますし、ぼくもよくやってしまいます。しかし、その気持ちをグッとこらえ、まずは口を挟まずに相手の話を聞き続けることが大事なのです。

★参考記事

「育成」と考えると、どうしても「いろいろとアドバイスすること」「自分の経験を伝えること」にフォーカスを置いてしまいがちです。

しかし、自分がアドバイスされたり教えられる側になったと仮定してみて欲しいのです。自分の話を聞いてくれず、いきなり「お前はこうしたほうがいいんだ」「お前のスキルは全然だからまずはオレの言うことに従え」といってくる上司がいたとしたら、そんな上司のアドバイスを受け入れようと思うでしょうか。その人の真似をしたいと思うでしょうか。

答えはNoだと思います。 まずは、2時間でも3時間でもその人の話を聞くこと。ほぼすべての場合、スタートポイントはそこになるはずです。

  • どのような価値観を持っているのか
  • 今までどのような仕事をしてきたのか
  • 現在の仕事を選んだ理由は何か
  • 今後どのようになって行きたいのか

そういうことを「口を挟まず」聞いていくことが重要になっていきます。会議室で話してもいいし、アフターファイブでビールを傾けながら話してもいいでしょう。

まずは「相手に話してもらい、自分は聞く」、ここが重要になってくるのです。

その2 :「フィードバックする理由」を複数の立場から説明する

先述のとおり、フィードバックされる側の人も、アタマでは「フィードバックをしていただく、ということは非常にありがたい」ということが分かっているはずです。ただ、どうしても心理的に受け入れがたいため、なんとなくイヤな気持ちになってしまうのです。

この状況を解決するために、ぼくは「フィードバックする理由を複数の立場から説明する」ということをやっています。ぼくのストレス解消やあなたをいじめたいためにフィードバックしているのではなく、「あなたのため・あなたの上司のため・あなたの将来の部下のため・自社のため・お客様のため・ぼく自身のため」にフィードバックしているんですよ、ということを明確にするのです。

  • お客様のため:自社のコンサルタントの仕事のレベルを上げていくことで、お客様への貢献度をさらにあげることができる
  • 自社のため:自社のコンサルタントの仕事のレベルを上げていくことで、自社の業績をさらにあげることができる
  • フィードバック相手のため:仕事の中での成長につながり、理想としているような成果を上げることができる

などなど。

「自分が気持ちよくなるため」や「いじめたいため」にフィードバックをするような上司はほとんどいない(はず)ですが、ただ直接的なフィードバックをしてしまうと、想像以上に相手には攻撃的に受け取られてしまいます。少々おっくうでも、「なぜ自分はフィードバックをしているのか」ということを、明確に言葉にして複数の観点から伝えることは非常に大切だとぼくは感じています。

お互い気持ちよくフィードバックしよう。

ぼくたちの成果物や思考プロセスに「完璧」はありません。だからこそ、お互いフィードバックしあってどんどん改善していくことができるのです。

しかしながら、上記でご紹介した「2つのフィードバックのコツ」を無視していると、あまり効果が見られず、チーム全体のパフォーマンスが下がってしまうことがよくあります。

せっかく良い意図をお持ちなのですから、お互い気持ちよくなれるように気をつけながらフィードバックしあっていきたいですね。

★次はこの記事をどうぞ

 

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