「クリティカルシンキング」の重要性と、身につけるための3つの口グセを紹介する

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こんにちは、Shinです。書店のビジネス書の本棚を眺めてみると、これでもかというぐらいさまざまな思考法や問題解決法の本が並んでいます。

ロジカルシンキング、問題解決、ラテラルシンキング、フレームワークなどなど、並べ立てていくと果てがありません。それらを何冊も買い込んだはいいものの、なかなか身につけられていない人も多いのではないでしょうか。

これらの思考法や問題解決法をいろいろと読み漁るのも悪くはないのですが、まず最初に身につけておくことをオススメしたい考え方があります。それが「クリティカルシンキング(批判的思考)」です。

今日は、クリティカルシンキングをなぜ最初に身に着けておくべきなのか、実際に身につけるためにはどうすればいいのか、説明していきますね。

この世の中に「絶対」はありますか?

まずひとつみなさんに質問をさせていただきたいです。

この世の中に「絶対」はありますでしょうか?

そう、「絶対はない」ですよね。(「絶対はない」ということすら「絶対ではない」という突っ込みもあるかもしれませんが、それをやりだすと無限ループに入るので、いったん「絶対はない」ということを前提とします。)

「何いってるんだ、当たり前じゃないか」と思う人もいるかもしれません。ですが、ご自身の発言や文章を冷静に振り返ってみて欲しいのです。

  • あんなやつ絶対うまく行かないよ。
  • 今回のビジネスは100%うまくいく!
  • そういうことする人は、必ず後で痛い目を見るよ。

そのような「絶対的な発言」をしたことがない人はほとんどいないはずです。

「絶対はない」という前提に立つと、「絶対うまく行かない人」なんていないはずですし、「絶対うまく行くビジネス」もないはずですが、実際には多くの人が「100%」「必ず」などの「絶対ワード」を使ってしまいがちです。(ぼく自身使ってしまうときはあります。)

なぜこのような絶対ワードを使ってしまうのか。それは、「世の中に絶対はないんだよ」という当たり前の原則を忘れてしまっているからなのです。そして、それを忘れて自分の立場だけを正しい、自分の観点が正義だと考えてしまっているからなのです。

クリティカルシンキングが出来る人は「暴走」を抑え、「絶望」を救う

「自分が正しい」と強く信じて何らかの行動を起こしたものの、大失敗してしまった経験がある人は、「ああ、この世の中に絶対はないんだな」と強烈に心に刻み込まれることになります。

その結果、「絶対はないんだ」ということを心底理解することができ、モノゴトに対して「それは絶対じゃないよね」「穴はあるかもしれないよね」「無理そうに見えるけどうまくいくかもしれないよね」と、モノゴトを批判的(クリティカル)に見ることができるようになるのです。

「クリティカルシンキング」と聞くと、どんなことにも批判的になるネガティブな思考法のように捉えられてしまうかもしれません。確かに「絶対うまく行くよ!」と言っている人に対して「いやいや、絶対ではないでしょう」というだけでは、あまり価値があるとはいえません。

逆を考えてみましょう。何らかの壮大な目標を持っている人がいて、周りの人はみんな「そんなこと絶対うまく行かないよw」と嘲笑しているとします。そのようなときに、クリティカルに考えられる人は「いやいや、絶対うまく行かないなんてことはないよね。これこれこうすればうまくいく可能性はあがっていくと思うよ」というコメントを出せるのです。

つまり、クリティカルシンキングが出来る人というのは、「暴走を抑え、かつ絶望を救済する」ということが出来る人だといえるのです。

クリティカルシンキングが出来ない人のアウトプットの質と傲慢さ

逆にクリティカルシンキングが出来ない人 = 「世の中に絶対はない」ということを理解し切れていない人はどういうことになるでしょうか。

具体的には、下記のような発言が多くなっていきます。

  • この資料は完璧だね。
  • H江さんが言っているのだから、これは正しいに決まっている!
  • このビジネスは絶対儲かる。やってないやつはアホだな。
  • 時代遅れの上司にはオレの考えなんかわかるはずないんだよ。

「自分の資料は完璧だ」と思ってしまうと、それ以上の改善をすることができず、結果としてアウトプットの質が下がっていってしまいます。また、人の言うことを鵜呑みにしてしまうことも、改善をとめてしまう理由のひとつになります。

また、自分のビジネスや考えが絶対的に正しいと思ってしまうので、結果的に周りの人のことを否定したり、アドバイスを聞き入れる余裕がなくなっていきます。

「アウトプットの質が低いにも関わらず、傲慢になって周囲からの信頼をどんどん無くしていってしまう人」の出来上がりです。

クリティカルシンキングを身につけるための3つの口グセ

クリティカルシンキングの重要性についてはご理解いただけたかと思います。今回はさらに「クリティカルシンキングを身につけるコツ」にも踏み込んでご説明します。

思考プロセスというものは、一度本を読んだだけで体得できるほど簡単なものではありません。そのプロセスを常に意識し、モノゴトを捉えるときに活用し続けることが必要だと考えています。

そのためにもっとも手軽かつ効果的なものが「口グセ化すること」です。各思考プロセスにあわせて口グセを用意することで、その思考を比較的スムーズに自分のものとすることができるのです。

個人的経験がベースとなりますが、特に効果的だった3つの口グセについて以下でご紹介できればと思います。

口グセ1:「絶対にそうだ、とはいえないよね?」

クリティカルシンキングの肝である「絶対はない」を強く意識するための口グセです。

自分自身のアイディアで「これ絶対いけるでしょ!!」と思ったときとか、友人やお客様の相談に乗っているときに「Shinさん、ぼくコレ絶対いけるとおもってるんですよ。」など問われたときに使うと良いと思います。

「なるほど、素晴らしいですね。でも、絶対にそうだ、と言い切ることは難しいのではないでしょうか。」のような形ですね。

口グセ2:「可能な限りxxxするには、どうすればいい?」

あまりにも壮大すぎたり困難すぎたりする問題に直面したときに使いたい口グセです。また、他の人から「そんなこと無理だよ」といわれて落ち込んだときに、自分に言い聞かせるために使ってみてもよいと思います。

みなさんも、周りの人から否定された経験はおありかと存じます。

ぼく自身も、「おまえみたいな頭の弱いやつがコンサルタントになれるわけがない」「向いてないからやめたほうがいいよ」といわれた経験があります。とても悲しい気持ちになりました。

しかしながら、それをそのまま鵜呑みにする必要はありません。確かに現時点での能力はいまひとつかもしれないですが、だからといって将来的にもずっとダメなまま、という可能性は100%ではないのです。「可能な限り自分の力をつけて、コンサルタントとして一人前になるにはどうすればいい?」と自らに問いかけ、できることを愚直にやっていけばよいのです。

「絶対出来ること」がないのと同様に、「絶対出来ないこと」もありません。あきらめることなく、可能性を上げていく努力をしたいものですね。

口グセ3:「おそらくこれは間違っているのだけど、~(自分の意見)」

自分の意見を主張するときの口グセとして、「おそらくこれは間違っているのだけど」とつけると、自分の意見に固執せず、視野を広く持つことができます。逆に「おれが絶対に正しい、必ずうまくいく」と考えてしまっている人の視野はどんどん狭くなっていきます。

「ぼくの愚かな考えだからたぶん間違っているから、遠慮なく指摘いただきたいんだけど」という枕詞をおきながら、自分の意見を主張していくとよいかもしれません。

今すぐクリティカルシンキングを身につけよう

クリティカルシンキングの重要性とその身につけ方についてご紹介いたしました。少しでも参考になる箇所があればうれしいです。

「おお、なるほど!!これはすぐにやってみよう!!!」と思っていただけた方、そのお気持ちはとてもうれしいのですが、この記事はぼくの考えがベースとなっているため、おそらく間違っていると思います。

こちらのクリティカルシンキングについて、2017年11月12日に「思考術/キャリア戦略」講座でお話いたします。

テーマ及び詳細は下記を参照ください。

講座テーマ

  1. クリティカルシンキング(思考の基礎を身につける)
  2. ロジックツリー(思考ツールを手に入れる)
  3. パラレルキャリア(パラレルキャリアの本質を理解する)

詳細

  • 日程:11/12(日) 11:15~14:30
  • 場所:まるも
  • 内容:クリティカルシンキング・ロジックツリー・パラレルキャリア
  • 参加費:3000円*メンバー料金(Pont!のメンバー以外は、参加費にプラス3000円かかります。)

ただ「教える」だけでなく「本当に身につける」を目的に実施しますので、興味がある方はぜひどうぞ!

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