複線化する20代のキャリア。上を目指すだけの時代は終了した。

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。最近、友人や後輩からキャリアに関する相談を受けることが多くなってきました。

大学や大学院卒業後に就職し、ある程度の期間働くと「自分はこのままでいいのだろうか」という悩みが出てくるものです。そのような動きは一種のビジネスチャンスでも有り、転職を斡旋するサービスがどんどん盛んになっています。

少し前までは、「どのようにサラリーマンとして頂点に上り詰めるか」というのが答えるべき問いだったように感じます。

  • 大手企業に入って長年地道に実績を積み上げ、執行役員や取締役を目指す
  • 外資系コンサルティングファームや投資銀行に入り、若いうちから高給を目指す
  • 有名MBAに留学して箔をつけ、ショートカットキャリアを目指す

いろいろなルートはありますが、みな目指しているところはあまり変わりません。「ある程度の大きさの会社で偉くなり、高いサラリーをもらうこと」がゴールだったのではないでしょうか。少なくともぼくが新社会人となったときは、みなぼんやりとそれを目指しているように感じました。

「頂点」を獲るのはラクではない

ぼくも社会人になった当初はぼんやりと「サラリーマンとしての頂点」を目指していました。「コンサルタントとしてファームの中で偉くなるというのもいい。途中で事業会社に引き抜かれ、そこでさらに上を目指すというのもありだろう。」、そんな風に考えていました。おそらく多くの同期も同じような考え方をしていたのではないでしょうか。

しかし、実際にサラリーマン社会の中で働いてみると、そんなに簡単なことでもないということに気づきます。取締役や役員、部長やシニアマネージャなどサラリーマンの頂点に近い人たちの優秀さ、仕事へのコミットメントは想像を絶します。なんとなく「会社で偉くなりたいなー」と思っていた自分の甘さを恥じました。

今は働き方改革によってだんだんと改善されてはいますが、それでも大手企業でトップを取るために努力をし続けている人はまだまだいます。生産性向上のための施策を多数打った上で深夜まで働き、休日もゴルフや麻雀などでクライアントや上司、部下と親睦を深め・・・という人たちは少なくありません。

もちろん全員ではないでしょう。しっかりと定時に帰って土日はすべて家族との時間にあて、それでも出世できている人もいます。しかし、割合からいうとまだまだ少数派なのです。かつ、そのような効率的な働き方をできる人は、先述のモーレツサラリーマンタイプに輪を掛けて優秀だったりするのです。

ぼくはこの状況を見て、「自分はこの競争に勝ち続けられる自信はないし、そもそも一生この競争をしていたくはないな」といつの日か感じるようになりました。

「サラリーマン兼○○」というキャリアが一般的になる

とはいえ、サラリーマンを辞めるという選択肢にすぐ飛びつくのもどうかな・・・と考えています。「安定収入」や「社会的地位」というよく言われるメリットもありますが、それよりも大事なことがあります。それは、サラリーマンを続けることで得られる膨大な学習経験です。

  • 逆立ちしても敵わない上司のそばで、思考プロセスや行動パターンを学ぶ
  • 自分ひとりでは確実に逃げるような厳しいプロジェクトに立ち向かってGRITを鍛える
  • 多国籍メンバーとわちゃわちゃしてプロジェクト管理スキルをつける
  • 普段では会えないような偉い人に向けてプレゼンしたり話したりすることで、社会の仕組みを学ぶ

などなど、お金には換えることができない重要なモノがサラリーマン生活にはごろごろと転がっています。

20年ほどサラリーマンを続けていたら、もしかしたらこれらの学びは大したことがなくなるのかもしれません。しかし、20代のぼくにとって、これらの経験は非常に貴重で、とてもとても面白いです。ぱっと捨てる気には到底ならないのです。

このような考え方をしている人は、最近どんどん増えている気がします。サラリーマン生活には満足しているが、一生懸命上を目指してすべてを犠牲にする気もない。でも、可能であれば高い収入は欲しいし、やりがいをもって仕事を続けたい。

ある意味贅沢なこの望みをかなえるのに最も適しているのが、パラレルキャリアなのではないでしょうか。

ぼく自身、平日はコンサルタントとしてさまざまな企業の調査要望や戦略構築に携わりながら、いろいろなことを学んでいます。その傍ら、ブログの執筆やPlayersというオンラインコミュニティの運営、本の執筆などをしています。

ブログを開設したのは約1年半前ですが、そのときにはまさかパラレルキャリアに繋がるとは思いませんでした。自分で学んだことを楽しくアウトプットできればそれでよかったのですが、偶然が重なってブログ発の活動が「もうひとつのキャリア」となってきているのです。

これはぼくだけに限った話ではなく、周りでもキャリアを複線化している友人はかなり増えてきています。

  • 公認会計士の資格を持ちつつ、NPOを主宰している人
  • サラリーマンとして働きながら、ブログで毎月100万円以上稼いでいる人
  • コンサルティングファームでシニアマネージャとして働きながら、ベンチャー企業に投資して外部取締役となっている人

などなど、非常に面白い動き方をしている人たちがどんどん増えてきています。こういう人たちは、自分のキャリアについて非常に柔軟に捉えていて、かつとても満足しているように見受けられます。

自分の得意を生かした仕事をして収入を得つつ、本来やりたいと考えていた社会貢献系のことをする人もいれば、サラリーマンとして最低限の収入を担保しつつ、自分が存分に才能を生かせるフィールドで荒稼ぎする人もいます。どの人もとても楽しそうだなーと端から見ていて強く感じます。

今後、このようなキャリアの複線化はどんどん一般的になっていくのではないでしょうか。サラリーマンだけではつまらない、もっと自分の才能を自由に活かしたい・・・そう考え、行動に移せる人の力が増してくる時代はすぐそこに来ているのです。

まずはスモールスタートから。

「自分もやってみたい!」と思われた方がいたら、ぜひその気持ちを大事にして欲しいです。そして、ただ「やってみたい!」と思うだけではなく、ぜひ行動にも移してほしいです。

とはいえいきなり始めるのも大変だと思うので、下記の記事を参考にスモールスタートしてみることをおすすめします。最初のハードルを低く設定しておくと、意外とすいすいと進んでいってしまうものですよ!

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