「仕事ができる人」は致命的な弱点を抱えている。

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。あなたの周りに「おれは仕事ができるぜ!」というオーラを漂わせている人、いませんでしょうか。

ぼくはコンサルティングファームという少々特殊な環境で働いているため、自分仕事できますオーラを漂わせている人によく遭遇します。そういう人を見ると、ぼくはいつも「羨ましいな・・・」と思ってしまいます。

昔よりは改善したとはいえ、ぼくはまだ自分の思考の深度に自信は持てないし、専門知識も他の人と比較したらまだまだ。仕組み化や仕事のスピードも全然満足いくレベルには達していません。「自分、仕事できます!」と自信を持っていえるようになるにはあと何年かかることか・・・気が遠くなります。

そんなぼくからしてみたら、「自分仕事できます!」と断言できる人はとても羨ましいですし、その域に達せない自分を情けなく思ってしまうわけです。

「仕事ができる人」は共感ができない

しかしながら、ひとつだけ「仕事ができる人」でなくてよかったなと思うことがあります。

仕事ができる人は、残念ながら仕事ができない大多数の人の気持ちや、頭の構造がまったく理解できないのです。わかりやすく言い換えると、「共感」ができないのです。

  • この程度の提案書になんで2日もかかるのかわからない
  • なぜこの程度のエクセルモデルを作るのに何十回もミスるのかわからない
  • クライアントへのプレゼンテーションで緊張する気持ちが分からない
  • 英語を使うプロジェクトに3ヶ月もいるのに未だに英語に苦労する人の気持ちが分からない

超優秀な「仕事ができる人」は、仕事ができるからこそ「できない人」に対する理解がないのです。最初から仕事ができるので、なぜ「できない」という状況に陥ってしまうのか、それがわからないのです。

ぼくは、運がいいことにほとんどすべての上司が「仕事ができる人」でした。彼らと一緒に毎日を過ごし、自分の仕事についてアドバイスをもらうことで多くのことを学んできました。

しかしそのような毎日の中で、「この人たちは本当の意味でぼくの気持ちや思考プロセスを理解することはできないんだろうな」という絶望的な気持ちになったことも一度や二度ではありませんでした。

彼らには悪気はありません。本当にわからないのです。なぜぼくがこんなに覚えが悪いのか、同じミスを繰り返すのか、それを理解することができないのです。

「仕事ができない」という悩みについて真に共感することができない・・・それこそが「仕事ができる人」が抱えている致命的な弱点なのです。

仕事ができる人というのはそんなに多くはありません。本当の意味で仕事ができる人など、100人に1人程度でしょう。残り99人は、なんらかのタイミングで仕事に苦労したり、泣き叫びたいほど悔しい思いをしたことがあるはずです。

その悩みに寄り添い、「自分も同じような経験があったよ」と慰めることができない「仕事ができる人」は、チームをまわしていく過程で致命的なミスを犯してしまう可能性があるのです。

「仕事ができない人」がなすべきことは。

このことに気づいてから、ぼくは「仕事ができない人」であることを必要以上に卑下しなくなりました。仕事ができないからこそ、大多数の気持ちが分かる、思考回路がわかる。それはとても大きな強みになるのではないかと考えたのです。

ぼくは今でも学ぶことばかりです。仕事が超絶できる上司に勝てるのはいつの日になるのか、そもそもそんな日がくるのかどうか、まったく自信はありません。

しかしながら、そんなぼくだからこそできることもあるはずなのです。

仕事の要領が悪くていつもいつも夜遅くまで残り、それでも全然満足のいく成果物が作れなかった悔しさ。「おまえは本当に頭悪いよなw」と嘲笑されたときの絶望。そういう経験があるからこそ、全力の共感ができるのではないかとぼくは思うのです。

そして、ただ共感するだけではなく、それを少しでも改善するためにはどうすればいいか、理想論だけではなく実効性があるやり方を教える。それができるのは「仕事ができない人」だけなのです。

仕事ができなくて苦しんでいる人はたくさんいると思います。でも、そんな心優しいあなただからこそ、同じような苦しみを抱えている人たちに共感し、自分のメソッドを伝え、救うこともできるはずなのです。

そういうことをする人が、一人でも増えてくれるといいな。

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