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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。かなり多くの人がブログサロン、ファッションサロン、筋トレサロン、美容サロンなどを開くようになってきました。
もともと、「サロンは有名人がやるもの」というイメージが強かったですよね。ホリエモンのサロンなどはその好例でしょう。しかし、今はそこまでのネームブランドがなくとも、ある分野でそこそこの知名度があったり、ブログ等で一定以上のPVを稼いでいる人がオンラインサロンをオープンさせるようになってきています。
ぼくもそのうちの一人で、「Players」という仕事に関するオンラインコミュニティを運営しています。他にも自分の勉強のためにいくつかのサロンに入っており、日々いろいろ学ばせていただいています。
「教室型サロン」と「フェス型サロン」とは。
サロンにもいろいろなタイプがありますが、ぼくは大きく分けて「教室型」と「フェス型」があると考えています。ぼく個人としては「フェス型」になるように運営していますが、それは「教室型」にはどうしても限界があるからです。
まず、これらの2タイプについて説明していきます。
教室型サロンの定義
教室型サロンとは、主催者が先生となり、参加者が生徒となるタイプのサロンです。ある特定の分野で圧倒的な知識やスキルを持つ人が主催しており、その人がさまざまなイベントを打ったりツールを紹介したりしていくタイプですね。
多くの人がイメージする「サロン」のイメージはこれなのではないでしょうか。よって、「無料で手に入る情報がほとんどなのに、サロンに入る意味なんてないだろう」という議論がたびたび出てくるわけです。
フェス型サロンの定義
フェス型サロンとは、主催者はあくまでコーディネータであり、参加者が自身でいろいろ発信していくタイプです。主催者はあくまでも「ライブ会場」を提供し、そこでライブを行っていくのは参加者なのです。その状況が夏フェスにかぶるので、そのようなサロンを「フェス型」と名づけています。
とはいえ、一方的に「参加者のみなさん、ライブをしてください!」といってもうまくいくはずがありません。主催者は、全体のコミュニケーションを活性化させたり、何かイベントが参加者から提案されたらそれを盛り上げたりする必要があります。参加者から何も出てこない場合は、自らさまざまな企画をしたり優良な情報を提供しなければなりません。
教室型サロンより工夫が必要であり、結構大変です。
今後のサロンで主流になっていくのはこちらの「フェス型」サロンであり、「Players」もそれを目指して絶賛運営中なのです。
「教室型サロン」の運営が厳しくなっていく2つの理由
では、なぜ「教室型サロン」の運営が難しくなっていくのでしょうか。ぼくはそこには2つの理由があると考えています。
1.情報価値の低下
これはずっと前から言われていることですが、現在は優良な情報が無料でゴロゴロと転がっています。少し腰をすえてググってみれば、自分が欲しい情報はかなりの確度で見つけることができるでしょう。ブログでも、ダイエットでも、勉強でもそれは同じです。
であれば、教室型サロンの運営者はそれよりも高いクオリティの情報を提供し続けなければなりません。世にあまたある情報よりも価値のあるものを提供しなければならない・・・これはかなり高いプレッシャーですよね。
2.ネタ切れリスク
教室型サロンは、自分以外にコンテンツ供給者はいません。毎月、毎週、毎日何かしら新しいコンテンツを作り出し、それを参加者に供給し続ける必要があるのです。
教育型サロンの運営者は何らかの分野の専門家ですから、それはできて当然のことです。しかしながら、いくら優れた人でもコンテンツの供給量には限界があります。最初の3ヶ月ぐらいは良くても、その後はどんどんネタが切れてしまい、昔と同じコンテンツを流用するという状況に陥ってしまうのではないでしょうか。
そのような状況になったら、参加者はどんどん離れていきます。改めて学ぶことがないのに、ずっとお金を払い続ける人などほとんどいないのです。残るのは一部の熱狂的なファンのみ、という感じになるでしょうね。
「フェス型サロン」のメリット
ぼくは実際に「Players」を運営していく中で、フェス型サロンの素晴らしさを実感しまくっています。
フェス型サロンでは、参加者が自らさまざまなアウトプットをしてくれます。
「Players」では一般的な相談スレッドや雑談スレッド、毎日の振り返りスレッド等はあるのですが、他にも参加者のみなさんが自発的に立ち上げてくれているモノが多数あります。
- MBAについての相談スレッド
- ポジティブな思考習慣をつけるスレッド
- 英単語道場
- 現役社労士による労働問題相談スレッド
- 1月当たり収益20万円超ブロガーのブログコンサルスレッド
- 現役コーチによるコーチングスレッド
- 会計士による会計学習相談スレッド
- 家族をテーマに語り合うスレッド
- 現役産業医による職場のメンタルヘルスQ&A
- Players版News Picks
などなど。これらはすべて参加者のみなさんが立ち上げてくれているものです。ぼくが何もしなくてもどんどんコメントが付いていき、他の参加者の悩みが解決されていく素晴らしいシステムです。ぼく自身困ったときに相談したりしますし。
これは「教室型サロン」ではありえないことです。ぼくがいくら頑張っても、産業医 兼 社労士 兼 コーチ 兼 会計士にはなれません。
フェス型サロンであれば、多くの人が自由にアウトプットしてくれるので、専門的なコミュニケーションが起こり、コンテンツもどんどん増えていくのです。
さらにアウトプットしている人は自分の専門について振り返ったり、質問を受けて考えたり、どうすれば伝わりやすいか試行錯誤するため、変化のスピードも面白いぐらい速いです。ぼくもみなさんのアウトプットしている姿を見ていたり、コンテンツを拝見したりしているうちに新しいアイディアが出てきて、それをさらにコミュニティ内に投下して活性化を図る、といういいサイクルができています。
「フェス」を突き詰めていきたい
「Players」はまだ生まれて3ヶ月たっていない赤ちゃんコミュニティですが、これからもいろいろな試行錯誤を重ねて「フェス型サロン」として最高のコミュニティにしていければなと考えています。
サロンは最初は盛り上がりますが、ある時期から盛り下がってしまう傾向にあります。それをなんとか打破し、仕事関連の悩みを一掃できるコミュニティにしたいですねー。