こんにちは、Shin(@Speedque01)です。ぼくはよく「あー、ダメだったな」と挫折することがあります。
挫折するのは当然といえば当然です。
自分が持っている力、知識、できることは本当に少なく、しょぼいものです。少し目を上げれば、いろいろなことをいとも簡単に成し遂げる人、すばらしい情報をぽんぽん提供してくれる人がそこらへんに溢れていることに気づくでしょう。
そういう人たちを見ていると、まるで自分がまったく無価値であるような気がしていて、とても落ち込んできてしまいます。
無価値のままでは終われない。
「すべての人に価値がある」というキレイごとはある一面では正しいですが、領域を区切ると、厳然と「使える人間」と「使えない人間」は分けられてしまいます。
英語を使える人と使えない人、海外出張に連れて行くならばどちらでしょう。いうまでもないことですよね。
しかし、そのまま「無価値の人」で終わるわけにはいかない、普通の人はそう考えるのでしょうか。もちろん、「自分はただなんとなく生きていければいい、楽しく苦労せず、ふらふらできればそれでいい」という価値観もアリでしょう。本当にそれで心から納得できていれば、ですけど。
話を戻しましょう。
今現在成し遂げたいことがあるが、全然力も知識も及んでいない場合、どうすればいいでしょうか。いったい何をすべきなのでしょうか。
いくら「無価値では終われない!」と意気込みを新たにしたところで、具体的な行動が見えてこなければ、残念ながら無価値で終わってしまう可能性が非常に高いです。
部活、勉強、仕事・・・ぼくもいろいろなところで自分の無力さを実感してきました。残念ながらもともとのスペックが高いタイプではなかったため、最初はいつも周りに遅れを取っているところからスタートです。落ち込みますし、バカにされて悔しい。正直、あまり楽しい体験ではありませんでした。
ただ、そこから学べたこともあります。「自分が力も知識もないとき、どのような行動を取ればキチンと力をつけることができるのか」、そういうことを学べたのです。
ぼくと同じような状況にいる方のために、そこで学んだ「取るべき行動」についてご紹介します。
その1:飛び込む
まずすべきは、一気にその環境に飛び込むことです。
- 英語を使えるようになりたいなら、英語ネイティブ圏の国に留学してみる
- 大学受験で成功したいなら、もっともレベルの高い予備校に行ってみる
- 仕事ができるようになりたいなら、「仕事ができる人が多い」といわれている会社や部署に飛び込む
最初の行動にして、一番ハードルが高いことかもしれません。自分の実力が全然及んでいないにもかかわらず、ハイレベルな環境に飛び込む・・・人間の本能にガンガン反しまくっている行動であるといえます。
だいたいの人は、「もう少し準備してからやってみます・・・」と弱気に答えます。そして、ずっとずっと「準備」を続ける「準備マニア」に成り下がるのです。
現時点で力も知識もないのにいくら準備を続けても、その先得られるものは何もありません。ただ、時間を浪費するだけで何の力にもならず、数年後に「結局何もできなかったな」と悲しく振り返るのみです。
怖いのはわかりますし、もしかしたらとてもつらい思いをするかもしれません。しかし、自分が目指す場所に本気で到達したいのならば、それらをすべて飲み込む覚悟を持って、一気に飛び込んでみてください。
その2:真似る
ハイレベルな環境に一気に飛び込んだら、次にすべきは「真似る」ことです。
その環境には、パーソナリティにも実力にも優れる、スターのような人がいるはずです。そういう人に、なんとしてでもコミュニケーションを取り、喰らいついていくのです。
スターと仲良くなれたら、その人の真似を徹底的にしましょう。どのような考えのもと行動を起こしているのか、日々やっている習慣は何か、その人が力がなかったときにやっていたことは何か、そういうことを徹底して学び取り、自分のものとしていくのです。
本気でまねをしようと思うのならば、その人と同じ時間を過ごす努力も一緒にしていきましょう。一ヶ月に一度会って話を聞く、程度だとその人のエッセンスを吸収することはできません。毎日毎日べったりと張り付き、その人のすべてを真似るのです。
もちろん、ただ張り付いてその人から奪い取るだけでは、遠からずその人から疎まれることになります。張り付くためには、自分がどのような価値を提供できるか常日頃から考え、それを実行していく必要があります。
いくらあなたと血が繋がっていたり関係が深かったりしても、所詮他人は他人です。ぞんざいに扱い続けたとしたら、その人たちは遠からずあなたから離れていってしまいます。
とはいえ、「まーいっか」と思ってしまう気持ちも良くわかります・・・だからこそ、ぼくは周りの人全員を「クライアント」と想定することをオススメしたいのです。
家族や友人、上司や同僚をクライアントとして考えたらどうなるかというと、
- 上司が何を考えているのか真剣に考え、その要望を先回りして満たす
- 友人との約束をドタキャンすることなんかもちろんありえない
- 母親から来たLineやメールは即返す
- 彼女に当たるなんて論外。今何を考えていて、どう貢献できるのか真摯に聞く
- 同僚との議論で上から押さえ込むなんてことはしない。まず相手が何を考えているのか徹底的にヒアリングする
こんなかんじになっていくはずです。
その3:繰り返す
最後に取るべき行動は「繰り返すこと」です。
ハイレベルな環境に飛び込み、その中でもエース級の存在の人と一緒の時間をすごし、たくさんのことを学習しても、残念ながらあなた自身は何も変わっていません。もしかしたら自分がすごい人間になったような気がするかもしれませんが、それはあくまで「気がする」だけの話。
学んだことは、自分のモノとしなければ意味がないのです。
知識やスキルを自分の血肉とするための方法は唯一つ、「繰り返すこと」です。同じことを何回も何回も反復し、実際に使ってみて、ほかの人からのフィードバックをもらってまた反復する、その繰り返しなのです。
「継続できない」という状態の先には、「何もできない人」になるという悲惨な末路しか待っていないです。いつ崩壊するかわからない日本政府のセーフティネットに頼ってそれでもいいと開き直るか、今から覚悟を決めて「継続できる人」になるかは、ぼくたち自身が決めなければいけないことなのです。
今すぐ始めて、そして継続してみませんか。
今はゼロでも、これから積み上げればいい
ぼくのように要領が悪かったり、人生経験を積みきれていない人は、どうしても不安になりがちです。「自分は何もできない、知識も力もない」、そういう考えにとらわれ、どうしてもあと一歩前に進めない人が多いのではないでしょうか。
その気持ちは痛いほどわかるのですが、そこで立ち止まっていてもゼロはゼロのままなのです。
- 思い切ってハードな環境に飛び込むこと
- 真似をしたいと思えるスターに出会い、真似し続けること
- 学んだことを反復し、自分の血肉とすること
以上三点を実行に移し、先に進める人が増えることを願っています。