こんにちは、Shin(@Speedque01)です。しょうもない悩みを適当にツイッターでつぶやいたら、自分の夢がいつのまにか少し叶っていたことに気づいた話をします。
ぼくはちょいちょいツイッターでしょうもないことをつぶやいています。特に答えが欲しいわけでもなく、頭に浮かんだことをパッと出す感じ。
リアルとネット共通の悩み:好感度が上がらない
— Shin@Outward Matrix (@Speedque01) 2016年12月22日
誰のためにもならないし面白くもなく、そこまで深刻に悩んでいるわけでもないというコンテンツ力が抜群に低いツイートです。でもほら、ツイッターってそういうものだったりするからいいかなって。
ふと、リプライ通知が来ました。
学生さんが定期的に読んでくれている!?
それがこちらです。
@Speedque01 先日、インターンの休憩中に1分メモ書きをこっそりやっていたら、同期の友人に見つかり、そこからゼロ秒思考術を読んだこと、Outward Matrixをお互いチェックしていることまで話題が発展できました!ファンいます!更新楽しみにしています!
— るさんちマン (@komono_blog) 2016年12月22日
・・・うれしい。とてもうれしい。
一定数の大学生が定期的に読んでくれていて、それをリアルの場で話題に出してくれる、それはぼくにとってすごく大きな意味を持ちます。
なぜなら、「かつてのぼくと同じように、仕事やキャリアで悩む若い人たちに読んでもらえるようなブログを書いていきたい」というのが、ぼくの夢のひとつだったからです。
いつか「あっち側」に行きたかった。
学生のころは本当に何もわからなかったです。インターンをしたり本を読んだり大学で勉強したりしていましたが、圧倒的に高いレベルで行っていたわけではなく、「周りがやっているから」程度のものだったことは否定できません。
もっともっとしっかり自分のことを見据え、どうやって社会に貢献しようか、自分が欲しいものを獲得していこうか、そういう友達がとってもうらやましかった。そして、ただ流されるままに活動している自分がとても小さく見え、情けなく思いました。
ぼくは就職活動を始める少し前から、いわゆるビジネス書や社会人が書いているブログなどを読むようになりました。「こんな考え方があるのか」「こんな世界があるのか」と、とても新鮮な気持ちで、興味深く読んでいたことを覚えています。
そして、こう思いました。
- この人たちはすごいな、いろんなことを考えたり経験したりしているな
- 自分もいつかこういう人たちのように、自信を持って意見を言えるようになりたいな
- それで、自分の書いたことや言ったことが誰かのためになればいいな
何もわからず、特に成し遂げたものもない自分には、上記のようなことを実現するのは夢のまた夢でした。壮絶な経験をしたこともなく、類まれな知識を持つわけでもないぼくに、そんなことができるとは思えなかったのです。
何もないぼくに降りかかる「仕事」という試練。
コンサルタントとして仕事を始めてから、ぼくは上記の憧れについて考える余裕すらなくしていました。
最初、大量のパワーポイントやワード、エクセルのドキュメントを渡され、「とりあえずそれを読んでおいて」と言われます。言われるがままに読みますが、何がどうなっているのか全くわからない。クライアント先に連れて行かれても、先輩達やマネージャが何を話しているのか、本当に同じ日本語なのかどうか怪しいレベルでわからない。
「議事録を取っておいて」といわれ、ワードを立ち上げながら言葉を拾うものの、日本語として頭に入ってこないため、メモもまったく意味不明なものでした。それを一晩中かけて意味がわからないなりにまとめたものを翌朝先輩に提出しましたが、 「おまえ、いったい何聞いてたんだよ・・・もういいよ、おれやっとくから」 の一言で、ぼくの仕事は巻き取られました。それからも状況はまったく改善の目処が立ちませんでした。
議事録を書けといわれても、会議の内容がわからない。パワーポイントを作れといわれても、資料の作り方がわからない。エクセルで分析しろといわれても、分析って何をすればいいのかわからない。そんなことの繰り返しでした。いくら新人であっても、ここまでダメだと先輩やマネージャ達もだんだんと愛想を尽かし始めます。
その結果、ぼくが任せてもらえる仕事は、少しずつ、しかし着実になくなっていきました。
普段の仕事にいくら時間をかけても、いくら必死にやっても全然うまくいかない。もともとの知識もスキルもなく、要領も悪いのにコンサルティングファームに入ってしまったのが運の尽き。ただただ毎日を必死に生き抜くことだけを考えていました。
ぼくにとってはの「仕事」は「過酷な試練」と同義でした。
あきらめそうになりながらも、悔し涙を流しながらもなんとか喰らいついていき、ぼくはなんとか最初の壁を越えることができ、少し時間的な余裕ができました。
そのときに、ぼくはふと大学生時代に読んだ本やブログのことを思い出したのです。
「あのときに読んだブログや本レベルでなくても、ぼくもいろいろ経験をしたし勉強もしてきた。もしかしたら、当時のぼくのような人の助けになれるような情報を提供できるのではないか?」、そう思ったのです。
そして、このブログ「Outward Matrix」が誕生しました。
下記の記事が、1記事目です。粗いですが・・・笑
ぼくの夢は、少しだけ叶ったのかもしれない。
そうやって記事を更新し続け、気づいたときには300記事を超えていました。
上記の記事で書いたように、いろいろなチャンスに恵まれ、本当に楽しく更新をできています。
それに加えて、冒頭のツイッターでのリプライです。
@Speedque01 先日、インターンの休憩中に1分メモ書きをこっそりやっていたら、同期の友人に見つかり、そこからゼロ秒思考術を読んだこと、Outward Matrixをお互いチェックしていることまで話題が発展できました!ファンいます!更新楽しみにしています!
— るさんちマン (@komono_blog) 2016年12月22日
ぼく自身、ビジネスパーソンとしては全然未熟です。それは、一緒に働いている上司やクライアントの方々を見ていて、毎日毎日痛感しています。
でも、「こうやって発信し続けることで、学生さんや若手の社会人のために少しでもなれているかもしれない」と考えて、ブログを書き続けています。
正直、ぼくの経験や知識がほかの人の役に立っているかどうか、ぼくが知る術はほとんどありません。「こんなの使えないよ」とか「もうそんなの知っているよ」と思っている方も少なくないかもしれません。
そういう風に思っているときに、複数の大学生がこのブログを読んでくれていて、それをリアルの場で話題に出してくれるというのを知ったのです。それは、ぼくにとってすごく大きなことであり、大学生のときに抱いていた夢がほんの少し叶った、と言えるのです。
これからも、楽しく自分の知識や経験をこのブログに書いていき、少しでも多くの人の役に立てるような情報を提供できたらいいな、と思っています。