こんにちは、Shin(@Speedque01)です。トランプ氏が大統領選挙に勝ち、賛否両論いろんな意見が出ています。
ぼくもいくつか本を読んだり、アメリカ人の同僚に意見を聞いたりしてみました。
参考:トランプの何がそんなにイヤなのか、アメリカ人に聞いてみた – Outward Matrix
彼の発言に嫌悪感を示す人もいれば、戦争突入の危険性を感じている人もいます。ぼくももう少し彼の政策や意図については深く考えてみたいと思っていますが、現時点で1点尊敬できるところがあります。
それは、トランプ氏は政治をしたことがないにも関わらず果敢に大統領選に挑み、そして勝ったというところです。
トランプ氏は政治経験がない初の大統領
朝日新聞デジタルの記事を引用します。
トランプ氏は、選挙戦を通じて、メキシコからの不法移民の強制送還やイスラム教徒の一時入国禁止の政策、女性蔑視の発言などから、「資質」を問われてきた。政治経験もないうえ、外交政策に精通した側近も現状では見当たらない。政権のかじ取り次第では、国内外を揺るがしかねない。
今までのアメリカ大統領は、多かれ少なかれどこかの州の知事だったり、議員だったりの政治経験を積んだ上で、大統領となってきました。しかし、トランプ氏は今までそのような経験がまったくなく、今回大統領となったのです。
もちろん、これはある意味非常に危険なことでもあります。経験がないゆえに普通では考えられないミスをする可能性も比較的高く、不安であるという批判は非常にまっとうです。
しかしそれでも、ぼくは「はじめてのことでも果敢にチャレンジする」という姿勢それ自体はとても素晴らしいものだと思うのです。
「やったことないからできない」って人、あなた日本語喋れてるじゃん
一緒に仕事をしていて困る人にはいろんなタイプがいますが、その中でも特に手を焼くのが「やったことないからできません」という人です。
- こういうリサーチをして欲しい
- 生データを分析してグラフにして欲しい
- インタビューのアポイントメント取りをして欲しい
- 海外の文献を読んでワードファイル3枚ほどにまとめて欲しい
などなど、仕事をしていく上では様々なタスクがあるわけです。だいたいの人は「わかりました!」といって前向きに取り組むのですが、たまにいるのが「それ今までやったことないのでできません」という人です。
今までやった仕事をルーチン化して手間をかけなくするのはもちろん非常に大事なことなのですが、それでも新しいタイプの仕事というのはどんどん入ってきます。確かにそういう仕事をやるとなったら、今までの経験から時間を見積もることができず、不安であるという気持ちはわかるのです。
ですが、「今までやったことある仕事」だけをやり、新しいことにチャレンジできない人に先はありません。
今までやったことないからこそ、どういうスキームで仕事を進めるべきなのかフレッシュに考えることができ、そこで頭を使った経験によりまた一歩先に進むことができます。そうすることなく、「やったことないからできません」と言われると、こちらも困ってしまいます。
それに、どの人にでも「初めて」はあるものです。「やったことないからできません」って言う人だって、最初は歩けなかったししゃべれなかったはず。今現在日本語を喋れているのだったら、「やったことないこともできる」はずなのです。
そういう人を見ると、「トランプ氏は政治したことないのに大統領になっちゃったんだよ。少し見習ってよ」といいたくなってしまいますね。
誰にでも「最初」はある。恐れずはじめよう
トランプ氏はちょっとスケールが違いますが、ぼくたちも「やったことがないから・・・」といういいわけは即座にやめるべきです。新しい経験をどんどんすることで自分の力を上げ、世界を広げていくことに注力しなければ、ぼくたちはみるみる「つまらないおじさん」になってしまうのではないでしょうか。
次はこの記事をどうぞ:Todoリストの超具体的な活用方法を紹介するよ – Outward Matrix