こんにちは、Shin(@Speedque01)です。たびたび話していることですが、ぼくは仕事がうまくいかな過ぎて、2週間ほど出社できなくなったことがあります。
一生懸命やっていたものの、周りとの能力差が歴然過ぎて、もはやどうしようもなかった。
詳細については、この記事で書いています。
言い方は悪いですが、所詮もともとできる人たちに、できない人の気持ちはわからない。いくら著名なコンサルタントが書いた本を読んでも、優秀な先輩の話を聞いても、結局ぼくの血肉にはなりませんでした。
また、さらに残念なことに、ぼくは精神的にも体力的にも強いほうではありませんでした。それなのに、毎日「おまえはダメ人間だ」「いないほうがいいんじゃないか」というような視線に晒され続け、それを跳ね除けるために早朝から深夜まで働く、そんな日々に耐えられるはずがありませんでした。
数週間たった後、ぼくは自分に異変を感じました。
季節は秋。あんなに色鮮やかだった通勤途中の紅葉が、急に灰色にしか見えなくなりました。
20代前半で食欲旺盛だった自分。食事をほとんど食べられなくなりました。そして、ぼくはベッドから起き上がることができなくなりました。
このときはもう本当につらかったです。自分の身体が、「もう限界だ」というサインを出していました。なので、ぼくは逃げました。
すぐ逃げる人は、一生うまくいかない
仕事、学校などなど、いろいろ面倒なしがらみにとらわれ、なにもかもいやになっている人がいると思います。ぼくもその気持ちは非常によくわかります。
そういうような状況にいると、「あー、学校辞めたいな」「転職したいな」と思ってしまうものです。また、その気持ちに従ってぱっと学校を辞めたり会社を辞めてしまう人もちょいちょい見かけます。
しかしながら、それでその人たちは幸せになったかというと、ほとんどの人はまた同じような状況に陥ります。むしろ、状況は悪化する。
そうやってすぐ逃げる人というのは、自分から環境に働きかけて問題を改善しようという姿勢がありません。当たり前のことですが、サラリーマンであろうがフリーランスであろうが投資家であろうが、何かをするのであれば、そこには必ず解決すべき「問題」が厳然として存在します。
その問題からすぐ逃げてみないフリをするクセがついている限り、いくら環境を変えても何も変わりません。
逃げる前に、今の問題に必死に取り組んでみる
先ほど引用した記事にも書きましたが、ぼくはそのつらい状況を改善するために必死に働き、勉強した経験があります。結局それは成果をあげることがなく、最終的に逃げるしかありませんでしたが、それはしょうがなかったと割り切っています。
もしかしたら、もっと早い段階で「自分にはコンサルタントは向いてなかったな、辞めよう」と考え、実際に辞めていたら、つらい状況には陥らなかったかもしれません。
しかしそれでも、ぼくは必死に取り組んでみてよかったと思っているのです。
そのときのつらい経験があったからこそ、ぼくは同期のコンサルタントたちより、新入社員やインターン生の気持ちがわかるため、その人にあった指導をできている気がします。
また、そのときのつらかった気持ちを思い出すことで、「二度とああならないためにはどうすればいいか、どうやって成果を出し続ければいいか」と考え続けるクセもつきました。
「つらい、逃げたい・・・」という気持ちはとてもよくわかります。もはや限界なのであれば逃げてもいいでしょう。
しかし、まだ余力があるのであれば、簡単に環境を変える前に、今取り組んでいる問題を必死に解決してみることをオススメします。