こんにちは、Shin(@Speedque01)です。コンサルティングやシステム導入などなど、プロジェクト形式で仕事をやる場合には「プロジェクトマネージャ」という職種の人がいます。
「プロジェクトマネージャ」というのは、そのプロジェクトの現場責任者的な位置づけです。その人がメインとなってクライアントの要望を聞き、それを噛み砕き、スケジュールや細かいタスクに落とし、品質や進捗の確認をする、そういう仕事のことです。
ですが、そういうことをまったくしない「プロジェクトマネージャもどき」もたまにみかけます。
プロジェクトマネージャもどきとは
プロジェクトマネージャもどきの特徴を羅列してみます。
- 往々にしてそこそこいい感じのキャリアを積んでいる
- 学歴も良い、MBA持っている人も結構いる
- 外面が良く、「それっぽい」プレゼンテーションをすることが得意
- 社内の役員やパートナーにも媚を売ることができる
- 一日の仕事でいったい何をしているのかわからない
- ずっと電話とか目的が不明なミーティングをしている
- 自分では資料を作ったりできず、下に投げるばかり
- 中身がわからないので、まともなスケジュールを引けない
- 中身がわからないので、レビューもできない
- スケジュールも品質もクライアントの期待値に達していないので結局炎上する
- 炎上しても自分では何もできないので、とりあえず文句を言っている
- 「最後は自分に任せろ」という気概がない
こういう「もどき」の人がプロジェクトマネージャとしてアサインされたプロジェクトは、十中八九地獄と化します。
プロジェクトマネージャもどきが「管理(笑)」するプロジェクト
こういう人が管理するプロジェクトは、まともなマスタスケジュールもなければタスクアサイン表もなかったりします。その人自身が自分のタスクを把握することができないので、当然といえば当然なのですが・・・。
最終的に陥るのは、クライアントには「順調です」とか報告しておいて、蓋を開けたら何もできてないじゃないか・・・という状況。そうなったら、その人の上司(もしくは部下)が一生懸命がんばるか、他から人材を調達して何とか巻き返すしかない。
そのときに「もどき」の人がやっていることは、「自分が悪くないという言い訳を作るための材料作り」だけ。クライアントのためにプロジェクトを完遂するという目的に、まったく関係のない、徹頭徹尾くだらないことしかできない。
まともなプロジェクトマネージャが増えてほしい
システム関連でも戦略コンサルティングでも、こういうプロジェクトマネージャもどきが幅を利かせ、下の人が泣いているという状況はまだまだよく耳にします。
そういう人は本当に駆逐したいですが、まずは自分自身がちゃんとしたプロジェクトマネージャになることから始めないといけないですね。
- しっかりとプロジェクトの中身を把握する
- クライアントの期待値をコントロールする
- リーズナブルなスケジュール、タスク設計をする
- 内部で十分にコミュニケーションを取り、全員が同じ方向を向けるようにする
- プロジェクトの状況がやばくなったら、自分自身で解決できるスキルをつける
上記が朝飯前にできるようになれば、そのときやっとぼくはプロジェクトマネージャと名乗れるのでしょう。
また、現在プロジェクトマネージャ職なのに、部下に仕事を振るだけであとはよくわからん会議に出たり文句を言ったりし続けているような人は、世界平和のためにも、職種を変えることをオススメします。
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