目次
こんにちは、Shin(@Speedque01)です。ぼくは現在20代ですが、将来のお金の不安はつきません。
なんとなく、「年収1億円稼げたらお金の心配ってあんまなくなるんだろうなー。実際にどんな配分で稼げばいけるのかなー」とふと気になり、考えてみることにしました。
ぼくは20代後半の男性で、外資系のコンサルティングファームで働いています。お給料はちゃんと頂いているので文句を言う気はないですが、自分で家を買ったり高級車を買ったり豪華海外旅行をしたり・・・というのはまだまだはるか先の未来でしょう。
仕事は楽しくやらせていただいていますし、プライベートにも特段不満があるわけではありません。でも、「もう少しお金に余裕があればな・・・」というのもまた事実です。
お金が十二分にあれば、
- 子どもにとって最善の教育を受けさせてあげられる
- 後輩たちを何十人呼んでもごちそうしてあげることができる
- ファーストクラスで海外旅行にいける
- 毎日グリーン車に乗れる
- スパークリングワインじゃなくてシャンパンを飲める
- 奥さんに値段を気にせずプレゼントあげられる
- いいマンションを買える(ホームシアター、書斎、プライベートジム付)
・・・とはいえ、こんな想像力が貧しいぼくの妄想でも、実現しようとしたらだいぶ大変です。年収1,000万円やそこらじゃとてもとても足りません。まあ、年収1億円ぐらいは必要でしょう。
ここで終わってもつまらないので、果たして年収1億円稼ぐことは本当に可能なのか、ちょっと考えてみました。
年収1億を稼いでいる人の割合と手取り
ぼくが親しくしている人の中で、年収1億円稼いでいる人は残念ながらいません。5,000万円ぐらい稼いでいらっしゃる方はいますが、それ以上となるとなかなか・・・。
年収1億を稼いでいる人って、実際どのくらいいるのでしょうか?
これに関しては、正確なデータを見つけることはできませんでした。以下のサイトによると、2016年に日本で1億円以上の収入を稼ぎ出したのは20501人だったとか。日本の就労人口に対して、0.031%という少数派になりますね。
また、年収1億の手取り年収は4962万72円ほどとなるそうです。
仮に年収1億円を月給として833万3333円を支給された場合の税金と手取額を計算しました。※扶養の存在など諸条件によって税金額は異なります。参考程度にご覧ください。
月収:833万3333円
健康保険料:6万9222円
厚生年金:5万6364円
源泉所得税:324万5133円
住民税:79万4275円※前年同収入として
控除額:419万8327円差引支給月収額:413万5006円
年間の所得税:3894万1596円
年間の住民税:953万1300円年収1億の手取り年収:4962万72円
年収1億と言っても、半分以上は税金や社会保険料で持っていかれるのですね…
年収1億円を達成している人たちの習慣・思考を紹介
年収1億円を稼ぐ人と、そうでない人。一体何が違うのでしょうか?
上記、プレジデント社の記事「年収1億円を稼ぐ人だけが知る40のリスト」からいくつか引用してみましょう。
人への関心:誰と、どのくらいの時間会っているかを把握しているか?
- 情報はいうまでもなく、金もまた人についてくることを知っている。
- 大切な人に会うための時間は、ほかの予定を変えてでも捻出する。
- 待ち合わせの場所には、常に約束の時間より余裕をもって到着する。
- 勉強会や交流会への参加は、会の内容より、参加者の顔ぶれで決める。
- 世話になった人へは、お礼のメール・手紙や品を必ず送る。
1人になる時間:何もしない空白の1日を、意識的に設けているか?
- 予定をぎっしり詰めるのではなく、意図的に何もしない日や時間帯を設けている。
- 1年のどこかで意識的に、連続して休暇をとったり、長期のバカンスに行く。
- 決められた休日に休むのでなく、いつ集中し、休むかは自分がコントロールする。
- 働くときは徹底して働き、遊ぶときは徹底して時間と金を使って遊ぶ。
- 課題が目の前にあるとき、すぐに行動するのではなく、まずは考える時間をとる。
体験を買う:お金は、体験を買うためにあることを知っているか?
- 目に見えるもの、形に残るものだけでなく、むしろ形に残らないものに金を使う。
- レストランへ行く、ホテルに泊まるときなどは、ときに思い切ってランクを上げる。
- 飛行機は常にビジネスに乗るのでなく、破格に安いエコノミーがあれば使ってみる。
- 必要と思ったら、いまの自分にとっては大金でも、思い切って払う決断ができる。
- 仕事で大切なのは、金を貯めることより、信頼を貯めることだと考える
さ、参考にならない・・・。いや、なるのかもしれないですけど、さすがに抽象的すぎやしませんか。少なくとも、これを素直に実践するだけで年収1億円稼げるようになるとはとても思えません。記事タイトルも「年収1億円を稼ぐ人だけが知る40のリスト」であり、「これをすれば年収1億円稼げる40のリスト」じゃないですしね。
しょうがないので、自分で考えてみることにします。
年収1億円を稼ぐ方法1:起業して大成功!
このパターンが一番手っ取り早いですかね。起業していてかなりうまくいっている知り合いも数人いますが、彼らはどのぐらい稼いでいるのでしょうか・・・気になります。
例えばFacebookのザッカーバーグ氏はどのぐらい稼いでいるのかというと・・・
引用してみます。
マークザッカーバーグの年収は……というと、驚くことに2013年に自身で「年棒1ドル」を宣言してしまっているのです。2013年だけでいうと、マークザッカーバーグがFacebookから得た収入(株式売却益を除く)は65万3165ドル。そこから個人チャーター機コスト65万3164ドルを支払って「1ドル」となるわけです。しかしながら、彼の純資産は340億ドル(約3兆7000億円)にも上り、2014年米国長者番付では11位。マークザッカーバーグがお金に困ることなんてないのです。
年棒は1ドル、収入は65万ドルということで「あれ、年収1億円いってない?」と思ってしまったりしますが、純資産が3兆円越えなんですね・・・。なんかまあ、こんな記事に引っ張り出してしまって申し訳なくなってくる。
こういうごく一部の超成功例はあまり参考にならないので、平均的な数値を見てみましょう。
Compassというサイトがあります。そのサイトの調べによると、一般的な起業家の給料はあまり多くはないようです。
「Compassは、同社のベンチマーキングツールを用いる世界中の1万1160社のスタートアップから、給与に関するデータを集めた。シリコンバレーでは、スタートアップの創業者の75%は、年収を7万5000ドル(約759万円)以下に決めており、そのうちの66%は、5万ドル(約506万円)を下回る。各国の給与の平均は、低い国では、インドの3万208ドル(約305万ドル)から、高い国では、オーストラリアの7万2363ドル(約731万円)と、国によって大きく異なる。」との調べを発表していました。
起業する、というのは非常に大きな決断ですし、自分の能力にかなり自信をもっていないとできないことです。そういう選ばれた人たちであっても、平均でせいぜい500万円程度、年収1億円にははるかに及んでいない・・・。そう簡単に一発当てることはできなそうですね。
年収1億円を稼ぐ方法2:大企業でのし上がる!
大企業で社長や会長クラスになる、というのはいかがでしょう。よく新聞やテレビに出ている社長さんたち、いったいどのぐらい稼いでいるものなのでしょうか。
こんな記事がありました。
雇用・賃金などに関する情報誌を発行している産労総合研究所が上場企業1,500社、非上場企業2,000社を対象に『役員報酬の実態』のアンケートを行ったところ次のような結果が出ました。
【社長の平均収入】
- ボーナスありの場合 3797万円
- ボーナスなしの場合 2763万円
企業の規模や上場・非上場によるばらつきはあるものの平均すると3181万円となります。
社長であっても3,000万円が平均ですか・・・。稼いでいるほうの人でも、年収1億円に達している人はなかなかいなそうですね。
クライアントは日系の企業様も多いですが、あの環境で上を目指し続けるのは相当大変です。それに、やはり年功序列的なところもあるので、速くても社長になれるのは50代から。うーん、、、と思ってしまうのが正直なところです。
年収1億円を稼ぐ方法3:いろいろ手を出してみる
ぼくのように資産がなく、起業で一発当てる可能性も低いような人の場合は、もういろんなところに手を出してみるしかないんじゃないかという結論にいたりました。
収入を得るのにどんな手段があるかというと・・・
- 給与収入
- 副業収入
- 資産収入 – 株
- 資産収入 – 不動産
給与収入
コンサルタントの給料の限界というのはどんなものなのか・・・。下記サイトから引用してみます。
<ジュニア>
- 新卒アナリスト 500~600万円ぐらい
- 一人前になったアナリスト 600~800万円ぐらい ※アナリスト2~3年目
- 中途のアナリスト 600~700万円ぐらい ※第二新卒、社歴浅い非MBA等
- 新卒で昇進したコンサルタント 800~1200万円ぐらい
- 中途の非MBAコンサルタント 800~1000万円ぐらい
- 中途MBAのコンサルタント 1000~1300万円ぐらい
- 一人前になったコンサルタント 1200~1400万円ぐらい
ちなみに新卒アナリスト→新卒コンサルタントへの昇進速度は、1.5~3年程度が標準。昇進する確率は7割ぐらいでしょうか。取り敢えず何とか3年頑張れば、昇進出来ると思います。新卒で入って2年ぐらいで辞めると、一番損します。
<マネジャー>
- 高いファーム 1800万円ぐらい ※金融に強い、規模が大きい戦略系など
- 普通のファーム 1500万円ぐらい ※一般的な戦略系など
- 安いファーム 1200万円ぐらい ※非戦略、昇進が早いファームなど
新卒コンサルタントがマネジャーになる昇進速度は、2~4年という所でしょうか。だいたい昇進したらみんな辞めてしまうので、サンプル数が少ないため良くわかりません。感覚的には、新卒で入ってマネジャーになる人は1割程度、速度は5~6年という感じです。
中途コンサルタントがマネジャーになる昇進速度も同じぐらい(2~4年)ですね。確率的には3割程度でしょうか。残る7割ぐらいの人は、昇進する前に辞めてしまう気がします。
この辺りも、ファームにより・時期により差がありますので、あくまでご参考まで。<シニア>
この辺りからはセールスの成果と連動したりしますので詳しくはわかりません。だいたい安い人で2000万円弱、平均的には2000~2500万円ぐらいで しょうか。3000万円超えてると「結構高いな」と思います。大規模ファームの売れっ子パートナーなどでは、5000万円を超えるクラスの人もおられるようですが、希有です。1億円を超える人は、業界に数人居るか居ないか、というぐらいではないでしょうか。
これ、結構景気がいいときの情報ですね・・・。うらやましい。
上記が正しい、かつぼくが一生懸命がんばって上にいけたとしたら2000万円、月収換算で165万円とかもらえる日が来るのかもしれません。来たらいいな・・・。
あと稼がなければいけない金額は、「年収1億円に必要な月収900万円 – 165万円 = 735万円」となります。
副業収入 – ブログ
一応ブロガーの端くれとしてここにも言及してみます。例はイケハヤ先生でいっか。
詳しくはnoteのマガジンで公開しておりますが、2月は確定収益ベースで「500万円」の売上を確保することができました。言わずもがな、過去最高です。ちなみに育児中。日本の男たちよ!育児しながらでも、月商500万は作れるぞ!
嘘だと思うなら、マガジンを購入してください。一度買っていただければ、少なくとも2〜3年はデータをチェックできる「入場料」方式です。ちょっとしたコラムもたまに配信していくので、1,200円の価値はありますよ。
「売上」という表現がちょっと怪しい&なんだかんだここまでブログに時間を割ける人っていない、ということでちょっと割り引いて考えると、せいぜい月150万円ぐらいが限界なのかな・・・。もちろん、それですら達成できる気はしませんが、それはさておき。
あと稼がなければいけない金額は、「年収1億円に必要な月収900万円 – 給与収入165万円 – ブログ収入150万円 = 585万円」となります。
副業収入 – 社外取締役
コンサルファームでシニア層に行き、ブログで150万円とか稼げるようになったとしたら、いくつかの会社で社外取締役等のお声もかかるかもしれません。社外取締役はどのぐらいもらえるのか・・・?
当該調査は、全国証券市場の上場企業3438社と、上場企業に匹敵する非上場企業(資本金5億円以上かつ従業員500人以上)298社の合計3736社を対象として実施されたものとなっています。
まず社外取締役の報酬額ですが、回答が得られたのは129人の平均額は690万円(月額報酬54万円、年間賞与42万円)となっています。690万円は単純平均で、最高が1620万円、最低が48万円、中位数が720万円となっています。ちなみに100万円未満は全体の10.2%、100万円台が6.2%です。
上場企業等大きな企業を対象としているとしても、平均が690万円(中位数720万円)というのは思った以上に高い結果でした(もちろん回答した企業の平均が実態よりも高水準に収束しているという可能性はあります)。
どのぐらい働くのかわからないですが、なかなかいいですね。690万円を12で割って、57.5万円貰える計算。計算面倒なので60万円としましょう。
あと稼がなければいけない金額は、「年収1億円に必要な月収900万円 – 給与収入165万円 – ブログ収入150万円 – 社外取締役報酬60万円 = 525万円」となります。
副業収入 – 本
あとあれだ、もし本を出せたりして、それがそこそこ売れたりしたらどうでしょう。本ってどれぐらいお金になるのかな?
印税という言葉だけを聞いてもイマイチわからない人は多いかと思います。わかりやすく言うと、印税とは「売れた本の◯%分」だけお金をもらえる仕組みのことです。
本の印税は、基本的には【本の定価の10%】が支払われることになります。
計算式にすると、【本の定価 ☓ 部数 ☓ 印税率】となります。
たとえば1000円の本が1冊売れたら、作家の人は100円を印税収入として受け取ることができるのです。ですから、本の印税は売り上げの10%分を受け取れると考えてかまいません。
もし、ぼくが将来書いた本が10万部売れるベストセラーになったとしたらどうでしょう。値段は1000円としましょう。
1000円 x 10万部 x 10% = 1000万円 が、印税として入ってきますね。これを12で割ると、月当たり83万円。もう少し売れることを願って100万円としましょう。
あと稼がなければいけない金額は、「年収1億円に必要な月収900万円 – 給与収入165万円 – ブログ収入150万円 – 社外取締役報酬60万円 – 印税100万円 = 425万円」となります。
資産運用 – 株
前提を色々すっ飛ばしますが、例えば5,000万円株に突っ込んでいて、年率3%で運用できたとしましょう。その場合、年に入ってくるお金は150万円、月当たり10万円ちょっとですね・・・。きりよく15万円!(疲れてきた)
あと稼がなければいけない金額は、「年収1億円に必要な月収900万円 – 給与収入165万円 – ブログ収入150万円 – 社外取締役報酬60万円 – 印税100万円 – 株収入15万円 = 410万円」となります。
資産運用 – 不動産
もうこれが最後の砦です。逆算してみましょう。
ぼくはあと月当たり410万円稼がないといけません。年あたりでいうと、4,920万円です。すげーうまく10%運用できたとして、元手として必要なのは約5億円。それだけの不動産を持っていたとしたら、ぼくは月に不動産で410万円稼ぐことができます!やったあ。
あと稼がなければいけない金額は、「年収1億円に必要な月収900万円 – 給与収入165万円 – ブログ収入150万円 – 社外取締役報酬60万円 – 印税100万円 – 株収入15万円 – 不動産収入410万円= 達成」となります。やったあ。
まとめ:年収1億を稼ぐには
ぐだぐだいってきましたが、ぼくはこんな感じになれば年収1億円達成できるということがわかりました。
- コンサルタントとして頂上近くまで上り詰める
- ブロガーとして頂上近くまで上り詰める
- 社外取締役として招聘される
- 10万部以上売れるベストセラーを毎年出し続ける
- 5,000万円分の株を年率3%で運用する
- 5億円分の不動産を年率10%で運用する
まとめてみましたが、いきなり達成するのは厳しい目標が多いですね。というか、やみくもにチャレンジしても達成できない可能性が高いです。
- 目標が高すぎて尻込みしてしまう
- そもそもなにから始めればいいかわからない
など、様々な理由で挑戦すらできない人も多いと思います。
そんな時は、成長環境に飛び込むのがおすすめです。
Playersで年収1億円達成への仕事のベースを培おう
「1億稼ぐ」と考えると難しい目標に感じるかも知れませんが、「ブログで月に3000円収益をあげる」だとどうでしょうか。
少しは未来が見える気がしませんか?
もちろん3000円では1億に到底及ばないのですが、まずは小さくはじめてみて、徐々にレベルを上げていくのが重要だと思っています。
ぼくが運営するPlayersでは、主体的に学ぶための仕組みがあります。
- 学びを習慣化させるための、スレッド制度
- 6人でチームを発足して学ぶことができる、チーム制度
- 現役戦略コンサルタントShinに直接相談できる、質問制度
また、ブログだけで年収1億を稼ぐアフィリエイター・起業家もメンバーにいるため、年収1億という数字を身近に感じることができるかもしれません。
興味がある方は、ぜひのぞいてみてくださいね!
★2017年7月6日、初の著書「7つの仕事術」をダイヤモンド社より刊行します!