こんにちは、Shin(@Speedque01)です。ちょっと気になる記事があったので言及しつつ自分の意見を書いてみます。
下記、雨宮氏の記事ですね。
ぼくの中では記事タイトルでFAなのですが、それだとちょっとつまらないので思うところを書いていきます。
「設計や準備どおりになんていかない」という意見自体は正しい
雨宮氏は人生設計について語っていますが、人生というアバウトなもののみならず、この議論はほぼすべての行動に適用できるトピックです。
コンサルティングプロジェクトを例に出すと、基本的に下記のようなステップを踏んでいきます。
- 営業(過去のプロジェクトやセミナー、コールドコール、書籍からの問い合わせ、他の顧客からの紹介などなど)
- クライアントの要望ヒアリング
- ヒアリング結果をもとに提案書作成&提案実施
- 受注
- プロジェクト計画書作成
- キックオフミーティング
- プロジェクトデリバリー
- 中間報告
- 最終報告
今回のトピックで特に関係が深いのは、「5.プロジェクト計画書作成」ですね。
ぼくたちは、ここで必死に考えます。
- 今回のプロジェクトのゴールは何だろう?
- どのような成果物を届ければクライアントの成果(売上増大、コスト削減)に繋がるのだろう?
- クライアントはどれだけ期間とお金に余裕があるのだろう?
- クライアントがもとめるコミュニケーションスタイルはどのようなものだろう?
- うちの会社がこのプロジェクトに割けるリソースはどのぐらいだろう?
- このプロジェクトを遂行するに当たって十分なスキルをもつメンバーをアサインできるか?
- 全員が気持ちよく働いて結果を出すためのアサインメントはどのようなものだろう?
- 最終成果物はどのようなものになるだろう?
- すべてのファクターを満足させるためにはどのようなスケジュールを引く必要があるだろう?
で、当たり前ですがこれらがすべて想定どおりに行くことはありません。いくら想定したつもりでも想定外のことは起こりますし、最悪の場合クライアントの要望を満たしきれずにタスクばかりたまっていく、いわゆる「炎上」状態になることだってあります。
なので、「設計したとおりに物事を進められる人なんてほとんどいない」という雨宮氏の意見には特に異論はありません。異論がないというか、当然のことですが・・・。
「設計や準備をしないプロジェクト」は確実に失敗する
しかし、「事前の設計、想定どおりに行くことがない」というのが真だとしても、それが「設計や準備が必要ない」ということに繋がるはずがありません。どう考えても必要ですよね。
ちゃーんと人生設計があった方が「なんかしっかりしてる」って思われます。でも、それで人生つまらなかったら元も子もないですよね。(雨宮氏の記事より)
プロジェクトの話だと固くなってしまうし人生だと広すぎるので、結婚式で例えてみましょうか。
ちゃーんと事前の準備があった方が「なんかしっかりしてる」って思われます。でも、それで結婚式がつまらなかったら元も子もないですよね。(雨宮氏のコメント改変)
えーと、準備しないと、面白くないつまらないの前に開催できないですね。
- いつどこで結婚式挙げる?
- 入籍はいつする?
- 婚約指輪、結婚指輪は?
- ドレスはどう選ぶ?
- ご両親への挨拶は?
- 両家顔合わせは?
- プランナーとの打ち合わせは?
- 司会は誰に頼む?
- 二次会はどうする?
- 友人はどこのラインまで呼ぶ?
- オプションはどこまでつける?予算は?
- 新居は?
まだまだ考えることはありますし、各大問題の下にさらに細かく決めるべきトピックがたくさんあります。
それらを、自分が使える時間や予算、相手の感情などなどに配慮しまくりながら「準備」および「設計」する必要がある、ぼくはそう思います。準備や設計は、何かをするときの最低条件なんです。
準備や設計しない者に、幸運が訪れることは絶対にない
雨宮氏がこう仰ってます。
とりあえずね、人生設計なんてムダだしつまんないしムリだよ。
上記に賛同する人は手遅れになる前に目を覚まして欲しいと強く思います。 人生に限らず、準備を「ムダ」と切り捨てていては、何事も成し得ません。
もちろん、先がどうなるかなんてわかりません。ぼくが現在立てている行動計画も、毎月ガンガンアップデートされています。
でも、だからといってそれが「ムダ」になっているかというと、もちろんそんなことはありません。それらの指針があるおかげで、状況が変わったときにもすぐに対応できますし、状況が変わらなければ迷わず邁進することができます。
「未来は変わるから準備なんかする必要がない、今だけ楽しければ良い」という考えを持つこと自体は勝手です。勝手ですが、そのような人に仕事は来ませんし、結果として刹那的なモノにしか楽しみを見出せない人になってしまうのではないか、ぼくはそう思うのです。
どんなことについても徹底して準備をし、幸運をいつでも迎え入れることができるような人が増えればいいなと考えています。
具体的にそのような準備をしっかりと管理するためには、Todoリストは必須だと個人的に考えています。Todo管理に悩んだ経験を活かし、とてもつかいやすいものを自作しているので、よければ下記からどうぞ!
詳しい使い方はこちら。