目次
- 1 ゼロ秒思考って何?
- 2 ゼロ秒思考の実際のメモ内容【テーマ・ネタ例も公開】
- 2.1 ブログはどうしていきたい?
- 2.2 次のミーティングの目的は?
- 2.3 よりよいインタビュー項目とは?
- 2.4 明確にすべき問いは?
- 2.5 分析のテンプレートとは?
- 2.6 最終的なゴールはどこにある?
- 2.7 競合分析に関する上司の意見は?
- 2.8 英語のブレークスルーには?
- 2.9 戦略とは?
- 2.10 スジのいい戦略とは?
- 2.11 スジのいい戦略を立てるには?
- 2.12 興味がないものとは?
- 2.13 興味を持つには?
- 2.14 集中力を極限まで高めるには?
- 2.15 自分の思考回路のバグは?
- 2.16 常にパフォーマンスを最大化するには?
- 2.17 今後自分を伸ばすためには?
- 2.18 どのように生きていきたい?
- 2.19 失敗や挫折とはどう向き合うべき?
- 3 Playersでゼロ秒思考を実践しよう
こんにちは、Shin(@Speedque01)です。
前回の記事を書いた際に、「実際にゼロ秒思考でどんな内容を書いているの?」という質問を受けたので、ちょっと公開してみようかと。
前回の記事 → ゼロ秒思考を2年間実践し続けるための、具体的な5つの使いどころ
前々回では、「そもそもゼロ秒思考って何?続けるとどんないいことがあるの?」というところをご紹介しました。前回は、「ゼロ秒思考を具体的にどんなときに使えばいいの?」という疑問にお答えしました。
前々回の記事 → ゼロ秒思考を2年間実践した結果をレポートしてみる
今回は、さらに一歩踏み込んで実際のゼロ秒思考の内容まで公開してみるという内容になります。ゼロ秒思考は本当に手軽かつ効果があるやり方なので、少しでも興味がある方はぜひやってみてくださいね。
ゼロ秒思考って何?
「ゼロ秒思考」とは、元マッキンゼーの赤羽氏が、数十年にわたるコンサルティング経験の中で磨き上げてきた思考と、そこに到達するまでのシンプルなトレーニング方法について解説した書籍です。
まず、ゼロ秒思考の定義について、おさらいしてみましょう。
ゼロ秒とは、 すなわち、瞬時に現状を認識し、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できることだ。迷っている時間はゼロ、思い悩んでいる時間はゼロとなる。
文字通り瞬時にできることが多いが、もう少し時間がかかる場合もある。それでも、従来に比べて驚くほどのスピードアップとなる。
今、目の前で何が起きているのか、どういう現象なのか、一瞬のうちに判断し、判断したら次の瞬間に進むべき道を複数考え、長所短所の比較をし、即座に方針を決定できるようになる。
どんな難しそうに見える問題があっても、一瞬でその現状を把握し、本質を見抜き、解決策を見出して即座に行動に移せること、それがゼロ秒思考だとぼくは考えています。
それにより、行動がどんどん早くなり、思考もまとまり、いろんなことがうまくいくようになる。そして、それを実際に鍛えるためのトレーニングが、ゼロ秒思考の「A4メモ書き」です。
「メモ書き」は、こわばった頭をほぐす格好の柔軟体操であり、頭を鍛える手軽な練習方法だ。
頭に浮かぶ疑問、アイデアを即座に書き留める、頭がどんどん動くようになり、気持ちも整理されるようになる。自意識にとらわれ悩むことがなくなっていく。
「メモ書き」により、誰でも、この境地にかなり早く到達できる。自分でも驚くほど頭の回転が速くなる。
具体的には、A4用紙を横置きにし、1件1ページで、1ページに4-6行、各行20字-30字、1ページを1分以内、毎日10ページ書く。したがって、毎日10分だけメモを書く。(下記参照)
ぜひ一度実際にやって欲しいのですが、これは非常にとっつきやすいトレーニング方法です。今まであるいろいろな思考法の弱点は、難易度の高さです。
「そりゃそんなにやれば頭良くなると思うけど、そんな難しいこと毎日できないよ・・・」という感じに挫折していってしまった方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。
その可能性が著しく低いのが、このゼロ秒思考なのです。
ここまでは前回及び前々回の復習です。
この先で、「ぼくが実際にゼロ秒思考でどのような内容のメモを書いているか」というところを公開していきます。(見出しが質問、箇条書きのところが答えという感じです。全部一分以内で書いています。)
ゼロ秒思考の実際のメモ内容【テーマ・ネタ例も公開】
ブログはどうしていきたい?
- 可能な限り濃い記事を毎日書き続ける
- 適宜確認&改善し続ける
- サービスへの動線を作り、ブログ以外の可能性も広げる
次のミーティングの目的は?
- 今後の分析に生かすため、よりよい質問項目を精査すること
- クライアントに不満があれば、きちんと聞いておくこと
よりよいインタビュー項目とは?
- どのような商品に強みがあるのか、商品以外の強みとは何か?
- 競合は何をしているのか?彼らの強みは?
- 市場の状況は?クライアントの要望とは?
明確にすべき問いは?
- どのような商品、サービスに注力すべきか?
- どんな地域に注力すべきか?
- どういうクライアントに注力すべきか?
分析のテンプレートとは?
- 対象の項目をどういう軸で分析するか
- その軸をぱっと並べ、このスライドではここを見ていきますというのを明確にする
- Visualizeはまた後ほどやればいい、今は気にしない
最終的なゴールはどこにある?
- 商品、サービスのブルーオーシャンを見つけてそこに一気に入っていく?
- 商品やサービスはコモディティ化していて差別化はムリなので、マーケティングで差別化を図る?
- Profitableにも関わらず無視している市場がある?そこにさっと入り込む?
競合分析に関する上司の意見は?
- クライアントにとって意味のある分析軸を見つけること
- 意味のある分析軸とは、一言で言うと最終的なソリューションにインパクトを与えるような軸のこと
英語のブレークスルーには?
- インプットもアウトプットも増やしまくる
- どんどん英語記事を書く、覚える、そうすることで人のためにもなる
- 話しまくり、聞きまくる、洋画を見るのもいいかもしれない
戦略とは?
- 集中すべきところを決めること
- 他者との違いを明確にすること
- 定義した成功へのストーリー
スジのいい戦略とは?
- 上手くいくVisionが見える
- そのことについて他人に話し続けたくなる
- 自分で実行したくなる
スジのいい戦略を立てるには?
- 実際の当事者となる
- キャイキャイしながら情報を集める
- 自分のフィルタを通した上で統合する
興味がないものとは?
- 自分と関わりがないもの
- そもそもの知識が足りていないもの
- 自分でなくてもできる人がいそうなもの
興味を持つには?
- 無理やりにでも関わる
- 死ぬ気で知識を詰め込む
- たぶんそれはぼくにしかできない
集中力を極限まで高めるには?
- そのことだけに注力すると決める
- ゴール、目的をこれでもかというほど明確にする
- 同時並行でやらない、シングルタスクにする
自分の思考回路のバグは?
- 苦手な人と仕事をするときのパフォーマンスが大幅に下がる
- やるべきことをサボってしまうことがある
- 思考が詰め切れておらず、結果に繋がらないことがある
常にパフォーマンスを最大化するには?
- アドバイスをくれつつ、ポジティブに関わってくれる人と働く
- 常にゴールを見据え、ひとつひとつの行動に意味づけする
- 将来の姿を超具体的に描いた上で、それに向かって進む
今後自分を伸ばすためには?
- のびのびと自分の権限で意思決定しまくれる場を増やす
- PPT、会計、エクセル、英語等々の基礎力を徹底的に高める
- 常に最大のパフォーマンスを維持した状態で生活する
どのように生きていきたい?
- 楽しいこと、やりたいことに全力投球する
- その際に出てくる面倒なことも、ゲーム化して徹底撃破する
- 何をしたいか描ききり、やりきる
失敗や挫折とはどう向き合うべき?
- その後も大量のリソースを投入し、ゲームの前提を変える
- 所詮全てはゲームである、何度もトライしてみる
- いくらでも遊べるゲームなのだから、やり続け改善し続ければいつかは当たる
Playersでゼロ秒思考を実践しよう
ゼロ秒思考の数日分のメモを大公開してみましたが、いかがだったでしょうか。そんな大した事は書いてないですが、ゼロ秒思考を実践するだけで一歩思考が進む感じがします。
それによって、なんとなく感じていた不安が解消されたり、行動が早くなったりする効果がありますね。よければみなさんもぜひゼロ秒思考を実践してみてください!
とはいえ、なかなか一人でゼロ秒思考を継続するのは難しいですよね。
よく、「思考力を鍛えるためにゼロ秒思考にチャレンジしてみたけど、継続できず挫折してしまった・・・」という声も聞きます。
ぼくが運営しているオンラインコミュニティ「Players」では、「ゼロ秒思考を実践するスレッド」というFacebookスレッドを作り、みんなで励ましあいながらゼロ秒思考を実践できる環境があります。
実際に「ゼロ秒思考を実践するスレッド」でゼロ秒思考にはまり、「ゼロ秒思考管理ツール」を作った方もいます。
ゼロ秒思考管理ツールの詳細はこちら → ゼロ秒思考の効果を最大化するための管理ツールを作ってみた
「ゼロ秒思考」のように思考力を鍛えることは数値化しづらく、実力がどのぐらいついているのか気づきにくいです。
だからこそ、意識的に継続するための仕組みを取り入れていくのが重要です。
Playersに興味がある方は、ぜひのぞいてみてくださいね!