目次
こんにちは、Shinです。打線シリーズ、ぼくもやってみたかったんですよ。
こういうのね。
「んー、テーマはどうしよう」と考えたときに、一番最初に浮かんだのがビジネス書でした。笑 ガチでオススメのビジネス書で固めたので、ぜひご参照あれ。オーダーはこんなん。
- (三) ゼロ秒思考(赤羽雄二)
- (二) エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン)
- (左) プロフェッショナル原論 (波頭亮)
- (DH) 好きなようにしてください (楠木建)
- (右) ロジカル・プレゼンテーション(高田貴久)
- (一) 自分の小さな「箱」から脱出する方法 (アービンジャー・インスティチュート)
- (捕) 外資系コンサルの知的生産術 (山口周)
- (遊) 問題解決 (高田貴久)
- (中) 世界基準の上司 (赤羽雄二)
これは強い(確信
ビジネス書、ひとつずつ紹介していきます。
(三) ゼロ秒思考(赤羽雄二)
ビジネス書打線の1番打者はゼロ秒思考に飾っていただきましょう。このブログでもたくさん紹介してきましたし、実際に役立つ度で言えばNo1といっても過言ではないビジネス書。
メチャクチャシンプルにも関わらず、効果は絶大。ぜひぜひ実践して欲しいビジネス書ですね。
ゼロ秒とは、 すなわち、瞬時に現状を認識し、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できることだ。迷っている時間はゼロ、思い悩んでいる時間はゼロとなる。
文字通り瞬時にできることが多いが、もう少し時間がかかる場合もある。それでも、従来に比べて驚くほどのスピードアップとなる。今、目の前で何が起きているのか、どういう現象なのか、一瞬のうちに判断し、判断したら次の瞬間に進むべき道を複数考え、長所短所の比較をし、即座に方針を決定できるようになる。
(二) エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン)
ビジネス書の2番セカンドはコレしかないですね。無駄なものをどんどんそぎ落とすことで、自分の行動や思考がびっくりするぐらいクリアに、そして高速化していきます。
このブログでも紹介済み。
一部抜粋してみますね。
- 「今自分は正しいことに力を注いでいるか?」と絶えず問い続けるのがエッセンシャル思考
- エッセンシャル思考とは、自分の力を最大限の成果につなげるためのシステマティックな方法
- 自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう
- 死を迎える患者たちが最後に後悔しているのは「他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直にいきたかった」ということ
- 考えるべきはどうすれば最高の成果が出せるかということ。そのためには「自分は何が大好きか?」「自分は何が一番得意か?」「世の中の大きなニーズに貢献できるものは何か?」と問い続ける
- エッセンシャル思考の最初の一歩は、「選ぶ」ことを選ぶこと
- がむしゃらに頑張るよりも、「より少なく、しかしよりよく」努力すべき
- ほとんどあらゆるものは徹底的に無価値
- 多数の良いチャンスは、少数のものすごく良いチャンスに及ばない
- 本当に重要なことにイェスというために、その他すべてにノーという
いやーいいですね。メッセージの一貫度合いが半端ない。さてさて、どんどんいきましょう。
(左) プロフェッショナル原論 (波頭亮)
ビジネス書打線の頼れる3番はこちら、プロフェッショナル原論です。得点圏にいたら間違いなく返してくれそう感がすごい。
紹介記事も根強い人気を誇ってます。
「プロフェッショナルかくあるべし」というのを自分に言い聞かせるために、定期的に読み返すビジネス書です。本気でコンサルタントを志したのも、このビジネス書がきっかけだったな。
プロフェッショナルは何の為に仕事をするのかという職業上のもっとも基本的な問いに対する答えが、このクライアント インタレスト ファーストである。クライアント インタレスト ファーストとは文字通り、プロフェッショナルが仕事をするのに際しては、クライアントのインタレスト(利益)に貢献することを何よりも優先しなければならないし、クライアントの利益に貢献し得てこそその仕事の価値が認められるということである。
補足的に説明すると、プロフェッショナルの仕事というのは、自分が帰属するファームの利益の為にするのではないということでもある。ましてや自分自身の利益の為に頑張るのでもない。全てクライアントの依頼と要望に応える為にあるのである。
(DH) 好きなようにしてください (楠木建)
このブログを愛読してくださっている方はもうビジネス書の4番はわかってたと思います。楠木教授の「好きなようにしてください」、最高。
もちろん紹介済み。
ブログでいくら言葉を尽くしても、ぼくの文章力では残念ながらよさが伝えきれない・・・。特に何かに悩んでいる人は、ぜひこのビジネス書を購入して読んでみてください。
大事なのは物事の順番です。まずは、その時に自分が与えられた仕事で結果を出す。それがみんなのためになり、頼りにされるようになる。この「頼りにされる」というのが仕事の非常に重要な基準です。この繰り返しで実績を積み重ねた結果、「こいつは仕事ができるなあ、頼りになるなあ」と期待され信頼されて、より大きなチャンスが与えられていくわけです。
(右) ロジカル・プレゼンテーション(高田貴久)
紹介しようと思いつつ、まだ記事がかけていないビジネス書・・・。コンサルタントの基礎スキルをこれでもかというほど噛み砕き、超具体的に解説しているすばらしいビジネス書です。
ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
論理思考やプレゼンテーション力を鍛えるのは、もちろん大事である。しかしそれは手段に過ぎない。目的はあくまでも、それらのスキルを身につけることで、物事の理想の状態を考え出し、それを人に正しく伝えられるようになることである。その理想に向かって人が動き、変化することでビジネスが円滑に進むようになり、企業が、社会が、世界がよくなっていくことが重要なのだ。
(一) 自分の小さな「箱」から脱出する方法 (アービンジャー・インスティチュート)
これはとっても不思議なビジネス書。ポイントを要約するのが非常に難しいのですが、「人間関係の悩みはこのビジネス書でほぼ解決する」といっても過言ではないです。
ストーリー仕立てでとても読みやすく、ためになるのですが、その「ためになりかた」が非常に抽象的。他のビジネス書のように「こうすればいい!」ということはほとんど書いていません。「箱の外に出る」という不思議なTipsを体得したい方はぜひ。
(捕) 外資系コンサルの知的生産術 (山口周)
山口さんのビジネス書は粒揃いでどれも非常にいいのですが、あえて選ぶとするとこのビジネス書ですかね。具体・抽象自由自在でステキ。
知的生産には、目的に照らして情報を集め、集めた情報を分けたり組み合わせたりして示唆や洞察を導き出し、それをアウトプットとしてビジュアルやレポート文書にまとめるという一連の作業プロセスがあります。もちろん、このプロセスの一部では、いわゆる「思考の技術」を使うことになるわけですが、それはあくまで知的生産における「道具の一つ」でしかありません。知的生産のプロセスを全うするためには、その他にもたくさんの「道具」や「コツ」が必要となります。
(遊) 問題解決 (高田貴久)
高田さんのビジネス書、本日2冊目ですが、これも非常にいい。「ロジカル・プレゼンテーション」の続きとして書かれていますが、負けず劣らず濃いんですよねー。
実は、このブログの栄えある初記事は、このビジネス書にインスパイアされています。
(中) 世界基準の上司 (赤羽雄二)
ラストは再度赤羽さんのビジネス書。赤羽さんはやはり「ゼロ秒思考」のイメージが強いですが、世界基準の上司は隠れた名ビジネス書です。部下を持っている人は全員読んで欲しいビジネス書。
ブログでも何度も取り上げてます。
ポジティブフィードバックとは、コミュニケーションの際にポジティブなメッセージを伝えること、すなわち、ほめたり、ねぎらったり、感謝したりすることだ。 一言でいえば、すべての発言を前向きにする。 そうすると、チームの雰囲気が非常に明るくなる。
「部下は叱らなければ怠ける」「いい気になる」などと考えている方も多いと思うが、本当にそうだろうか。自分は叱られなければ怠けたのか?いい気になっていたのか?決してそうではないだろう。上司になるにつれ、勘違いと思い込みが積み重なって、叱らなければだめだという気持ちが強くなってきてはいないか。
部下のやる気は、叱られることで強まるのではなく、高い目標に向かって一歩一歩近づいていくことで強まる。自分が成長していることを実感するとやる気が高まる。 よい結果に対してほめることはもちろんだが、結果が今一つとか、全くだめでも、次はがんばろうという気持ちになれるよう、感謝し、ねぎらい、次につながるアドバイスをする。それが上司としての価値であり、確実に自分のためにもなる。
ビジネス書を読むだけでは意味がない、実践しよう
いかがだったでしょうか。どのビジネス書も心からオススメできる本ばかりなので、興味を引かれたものがあったらぜひ読んでみてください。
とはいえ、ただ読んで「おもしろかったー」では何の意味もありません。ぜひ具体的に行動に起こし、今この瞬間からビジネス書の内容を実践していきましょう。
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