なんかむかつくこととか怒りたくなること、普通に生きているだけでもたくさんありますよね。
得てして、そういう怒りのパワーは非常に強いです。それが発露したものは、文章にしろ言葉にしろ、強く人を惹きつけることができます。 なので、それをコンテンツ化して、ブログ等で書きまくる人の気持ちはわからなくもないです。短期的にウケることは間違いないですしね。
「あいつマジでなんなの」「こんなことするやつらばっかだから日本がどんどんダメになる」、まあ確かに衆目を引くことは確かです。ぼくだって読んじゃうもん、こういう記事があったら。人間はマイナスな感情大好きですからね、いやなことに。
しかし、長続きはしない
しかし、そういうことをずっと続けていくことはできません。
人の悪口を言いまくる人って、とても攻撃的なんです。それを周りの人も無意識に感じ取り、「もしかしたら俺がターゲットになるんじゃないか」とだんだんとその人から距離を置くようになっていきます。
そうなると、その人はさらに憤りを感じるのです。「こんなに面白いことをいってやってるのに、おまえらに代わって社会を批判してやっているのに、おれのことを避けるとはどういうことだ!」というふうに。そして、さらにそれも悪口の源泉となっていきます。その結果、また人が離れていく・・・。
これはなかなか怖いループですよね。人の悪口を言っている人のそもそものモチベーションは、「自分の意見をみんなに聞いてほしい!注目されたい!ウケたい!」なのです。一瞬はそれで人気が出るかもしれませんが、時間の経過とともにどんどん人は離れていってしまう。
そうすると、「これはまだ悪口レベルが足りないんだな!もっと過激にいこう!」となっていき、さらに人が離れていく。周りにいるのは、彼をおちょくっておもちゃにしたい野次馬たちだけ。なんという悲劇。
怒りをモチベーションにしてはダメ
ぼくも、いわれのない中傷を受けたりだとか、自分が好きでやってることにいろいろケチをつけられたりだとか、そういうことは定期的にあります。昔は、それを負のパワーとして活用し、「こいつら絶対見返してやる」とか「絶対に後で泣かせてやるから見てろよ」っていう感じで、自分の努力の源にしていたこともありました。
でもそれって結局続かないんですよね。だんだん顔つきも悪くなるし、体調も良くないし、目だけ血走っている。。。そういうふうな状況になってしまいました。怒りを変換したくなる気持ちはすごくよく分かるんですが、それをすると結局自分の首を絞めてしまうことになるのです。
もちろん一瞬だけパフォーマンスはあがります。飲まず食わず、睡眠も取らないという感じでも、そのときの怒りを思い出せばそんなのはなんてことない。しかし、それだけがんばっても、結局トータルのパフォーマンスはあがりません。むしろ、体調を壊したり、疲れからつまらないミスをしたりして、下がってしまうことのほうが多いでしょう。そうなったときの悔しさったらありません。やつらがまた言ってくるわけです。「おまえ、やっぱりダメじゃんw」って。
外野はスルーしよう
面倒くさい外野はスルーでいいのです。別に、あなたにそんな悪影響を与えることはできません。仲いい友達とおしゃべりしたり、ビール飲んだりして忘れてしまいましょう。そんな人たちのためにぼくらの貴重な時間を使うわけにはいかないのです。
できれば、自分の好きなことを思いっきりやって、さらに少しでも人の役に立つように、そう考えながら生きていきたいですよね。クールに、好きなように生きましょう。