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戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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拙著「7つの仕事術」全7章の概要を紹介してみる

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。2017年7月6日に初の著書「7つの仕事術」をダイヤモンド社より刊行することとなりました。

出版に至るまでの詳しい経緯については、下記で書いています。

★参考記事

本を書く場合も、ブログ同様に「誰に向いて書いているのか」というところを明確にしなければなりません。いわゆるペルソナ設定というものですね。

ここについては、ぼくはほとんど悩むことがありませんでした。ブログと同様、ぼくのターゲットは一貫して「仕事に悩むすべての人」なのです。

新社会人となったころ、ぼくはあまりの要領の悪さに絶望していました。そこからいろいろと試行錯誤し、なんとかかんとか今まで生き残ってきています。そこでの経験を詰め込んだのが、今回出版する「7つの仕事術」になります。

今回は、この本の概要をご紹介しようかと。もし「面白そう・・・!」と思っていただけたら、買ってもらえるとうれしいです。笑

第1章:「吸収力」を上げよう 学びをすべて自分の力にする「ドラフトメール一元化」

第1章のテーマは「吸収力」です。

仕事をしていく際に、先輩や上司からいろいろな指摘を受けることがあると思います。要領がいい人であれば、その指摘の真意を汲み取り、自分の血肉としていくことができます。しかしながら、ぼくにはそれがどうしてもできなかったのです。

新規事業創出サポート案件をやっていたと思ったら、海外子会社の業務改善をしたり、 はたまたM&Aのサポートをしたり……求められるスキルや知っておくべきこともその たびに違うので、「吸収力」の高さがコンサルタントとしての必須条件のひとつです。 この吸収速度が遅いと、即座に「あ、コイツは使い物にならないな」と戦力外通告を 受けることになります。

完全に「使い物にならない側」だったぼく。いくらノートをとったりしっかり話を聞くように集中しても、自分の記憶力の乏しさをカバーすることはできませんでした。その結果、ぼくは先輩たちからタコ殴りにされるという憂き目にあいます。

「おいShin、なんだこの資料! クライアントに出すときの本文のフォントは Tahomaの8にしろって前も言ったじゃないか!」

「内部会議用の資料は両面で白黒って言っただろ! なんで片面印刷で出すんだよ!これ言うの3回目じゃないか !? 」

「ワードの箇条書きを手作業でつくることは絶対禁止だって言っただろ!箇条書き機能があるのに、なんで使わないんだよ!」

「会議を始める前にしっかり背景と進め方、落としどころを明確にしておけと言っただろ!何も理解してなかったじゃないか!」

「何度同じことを言わせりゃ気がすむんだよ!」と言われた回数は、もはや数え切れません。同じミスを1日に3回したときは、先輩のコブシがわなわなと震えていました。

この状況をなんとか改善しないとぼくに生き残る道はない・・・。この状況を改善するため、副題にもなっている「ドラフトメール一元化」をベースに誰でも吸収力を上げられる方法を考え、実践しました。

その結果、同じ指摘をされることはどんどん減っていき、ストレスなく仕事ができるようになっていったのです。

ドラフトメール一元化は非常に効果が高く、かつ実践もしやすい非常にコスパの良い裏ワザです。具体的なやり方やコツについては、本の中で詳しく解説しているのでお楽しみに!

第2章:「主体性」を上げよう 次々に大きな仕事を任せられるようになる「魔法の一言」

第2章のテーマは「主体性」です。

個人的に、主体性は非常に重要な性質だと考えています。いくら頭が良かろうが、主体性がないといつまでたっても大きく伸びることはないし、責任ある立場を任せられることもありません。また、主体性を持って仕事をする場合と、主体性なしに仕事をする場合だと、充実度が格段に違うのです。

ぼくはそのことに気づくまでに、長い時間がかかってしまいました。

その頃のぼくの働き方は、完全に〝受身〟でした。上司から言われたことを粛々と深夜までこなし、「ここまでしっかり働いているのだから、高い評価をもらえるだろう」 とおめでたいことを考えていました。

しかしながら、評価は中の下。正直、納得がいきませんでした。 そしてフィードバック面談でもらったコメントは、「一生懸命なのはいいが、自ら考えて動くことがなく、中心戦力としては数えられない」というものでした。

ある程度のスキルを学び、「もしかしたら自分もコンサルタントとして活躍できるのでは?」と思い始めていた矢先だったので、このコメントはこたえました。

このような受身の姿勢では、出せる成果も大したことはありません。どうすれば主体性をつけ、自ら仕事をドライブできるようになるのか、自分自身の経験および優れた主体性を発揮し続ける人を観察した結果から導き出しました。

ぜひ実践し、主体性にあふれる人材となってほしいなと考えています。

第3章:「目標設定力」を上げよう 成長を加速させる「目標設定4点セット」

第3章のテーマは「目標設定」です。

目標設定は大事だよ、というのは今さらあえて言うまでもないことかもしれません。しかし、実際にしっかりと目標を設定し、それを計測可能な指標に落とし、実際に改善し続ける人はあまり多くないのも事実です。

入社して半年がたった頃、初めての目標面談の日を迎えました。

ぼくは、「チーム内外から頼りにされるコンサルタントになる」というふわっとした 目標を書き、それをもとにその話し合いに臨むことにしました。

そこで上司から言われたのが、「こういう抽象的で振り返りづらい目標を立てていると、いつまでたっても成長できないぞ。このままだとおまえ、一生下っ端のままだよ」 という厳しい一言でした。当然、その日は、仕事が手につかないほど落ち込みました。

かつてのぼくのように、「目標設定しろ」といわれたはいいものの、実際何をすればいいのかよくわからず、意味があるのかないのかわからないものを作ってしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。

そういう方向けに、徹底的にわかりやすく目標設定のやり方を解説した章になります。「目標設定が大事なのは分かるけど・・・」という方はぜひ!

おそらく、みなさんの会社でも定期的に目標設定をする機会があるでしょう。毎月、 四半期ごと、半年ごと、1年ごと……タイミングは会社によって違うでしょうが、目標設定を実施しているはずです。

そしてみなさんも、かつてのぼくのように、「こんなことしても意味ないよな」「面倒くさいな」と考え、しっかりと取り組めていないのではないでしょうか。

その気持ちはよくわかります。「目標設定とか言う前に、まずは目の前の仕事をこなさないと始まらないだろう」という方がたくさんいるのもわかります。

ただ、確実に言えるのは、そのまま目の前の仕事を続けているだけでは目覚しい成長を遂げることはできないということです。

正しい目標設定をすると、そうした日々の仕事をこなすだけの状況が、自分の成長を日々実感しながら仕事に取り組める状態に変わります。ぼくが1年で急成長できたのも、 この「正しい目標設定」を知り、実践できたことが大きな要因のひとつでした。

第4章:「思考力」を上げよう 自分の頭で考えるための5つの「パワーワード」

第4章のテーマは「思考力」です。

ぼくは大学時代からずっと自分の頭の悪さがコンプレックスでした。周りの友人たちからも「おまえって本当に頭悪いなw」とバカにされてばかりでした。それでもなんとかかんとかやってきましたが、社会人になって働き出すと、本格的に立ち行かなくなる状況になってしまったのです。

教授によく言われたのが、「もっと自分の頭で考えなさい」という言葉でした。「他の人の話や本を鵜呑みにしているから自分の意見が浅くなる。もっと自分の頭で考え、自分の言葉で表現しろ」というのが教授の真意だったのでしょう。

しかしながら、どうすればそんな芸当ができるのか、ぼくにはわかりませんでした。もちろんぼくは、大学受験をした経験もあり、まったく勉強ができないわけではありません。

しかし、受験に代表される詰め込み型の勉強はできても、インプットしたものに自らの創造性やアイデアを加えてアウトプットすることはできず、それが心から苦痛だったのです。

なんとしても自分の思考力を向上させなければならない。そう考えたぼくは、周りにいる「頭が良い人たち」の行動をつぶさに観察しました。その結果、彼らはある共通の「言葉」を使っていることに気づいたのです。

その共通の言葉とは何か、それをどのような場面でどういう風に運用しているのか。それを理解し、具体的にコピーし始めてから、ぼくの頭の回転もあがっていきました。ただ紹介するだけではなく、具体的な使い方も含めて本書内で解説していきます。

第5章:「資料作成力」を上げよう「スケルトン作成」から始めよう

第5章のテーマは「資料作成力」です。

仕事をしていくなかで、多くの資料が求められます。意味のない内部資料をこってりと作り上げる必要はないですが、クライアントへの報告書とか提案書は、クオリティが高いものを仕上げる必要があります。

ぼくも上司からの依頼でそのような資料を作った経験はもちろんあるのですが、なかなかうまくいきませんでした。

コンサルティングファームでは、ぼくのような若手でも、データ収集や分析、スライド作成に駆り出されます。

あるときぼくは、クライアントへの提案書をまとめる仕事を振られました。 仕事を任され意気込むぼくでしたが、いったいどのような構成やビジュアルで作成すればいいのかまったくわかりません。結局よくわからないまま、過去の提案書を参考に作成し、それをマネジャーのところ に持っていきました。

すると、またも上司からは厳しい一言が飛んできました。「おまえこんなのに1日もかけてたの……?もういいから帰れよ」

確かにその資料のクオリティはとても低く、1日かけたわりにはお粗末にもほどがあるものでした。しかしそう言われても、ぼくにはどうすればいいかわかりません。そしてその後も、たびたびこのような先輩や上司を呆れさせるだけの“資料もどき”を作成する結果となりました。

自分としては一生懸命資料を作っていたのですが、上司に見せても「これではダメだ」といわれてしまい、ぼくはどんどん消耗していきました。働く時間が長くなってしまうというのももちろん、がんばって作った資料がボツにされるというのは、精神的にかなり苦しいものなのです。

もともとセンスがある人は、資料の書き方などすぐに体得するでしょう。ただ、そういうセンスがない人は、しっかりとしたプロセスを学び、実践し、改善していかなければいつまでたっても資料が作れるようにはなりません。

この章では、ぼくが学んできたプロセスと、その各プロセスの詳細について語っています。資料作成で苦しんでいる人はぜひ読んでもらえるとうれしいです。

第6章:「コミュニケーション力」を上げよう 上司に好かれるためにすべき4つのこと

第6章は「コミュニケーション力」について。

仕事の悩みはいろいろとありますが、その中でももっともメジャーなのが「人間関係」でしょう。特に、上司との関係に悩む人は多いと思います。

ぼくも、上司とうまく関係が築けず苦労した経験があります。

ぼくは一度、仕事がつらくて身体を壊したことがありますが、そのときの上司との関係は最悪でした。

何を言っても否定され、仕事が全然進まない。何か提案しようとしても、うるさそうに無視される……そんな状態でした。

きっと心の中では「邪魔すんじゃねーよ。いいから黙って言われたことだけしとけば いいんだよ」と思われていたことでしょう。 被害妄想かもしれませんが、そう思ってしまうくらい、日々そのようなことの繰り返しでした。そしてぼくは、その上司とうまく関係を築けず、次第に心まで蝕まれていったのです。

こういうときに「上司が悪い」「もっとちゃんと部下のケアをしなければダメだ」というのは簡単ですが、残念ながらそのような正論で生き抜いていけるほどサラリーマン世界は甘くはありません。

上司に限らずですが、「他人を変えること」は不可能であると肝に銘じるべきです。その場合、残る答えはひとつだけになります。そう、「自分を変えること」です。

しかしながら、たとえ上司が悪くても、あなたが上司の性格を変えることはできないと考えたほうがいいでしょう。

人を変えるのは基本的には不可能なことであり、上司の人格やマネジメントスキルを 批判しても現状は何も変わりません。

では、どうすればいいか―。 答えはひとつ、自分自身を変えることです。それ以外に解決策はありません。

上司にもいろいろな人がいます。とっつきやすい人もいれば、とても厄介な人もいます。そうした上司全員とうまく関係を築けるようになるには、あなたが変わるしかないのです。

この章では、具体的にコミュニケーション力を上げ、上司との関係を改善するための具体的な方法について解説しています。意外と簡単な方法で上司との関係は改善でき、結果として仕事がとてもやりやすくなるものです。

上司との関係に苦労している人は、ぜひ読んでみてくださいね。

第7章:「生産性」を上げよう 仕事の効率が3倍になる「最強のTodoリスト」

最後の章は「生産性」について語っています。

だんだんと仕事に慣れてきたぼくでしたが、それにつれて業務量もどんどん多くなっていきます。結果的に、睡眠時間やプライベートがどんどん削られてしまう状況に陥ってしまいました。

積極的にアイデアや改善案を提案し、他のメンバーを巻き込むなど、徐々に自分のペースで仕事をまわせるようになったぼくは、上司からのよい評価も得られるようになり、以前に比べるととても楽しく仕事ができるようになっていました。

しかし一方で、ぼくには大きな悩みがありました。それは、やってもやっても仕事が終わらないことです。

自分がメインで入っているプロジェクトの仕事はもちろん、自ら提案した社内業務改善用のエクセルツールの開発やそれに対する質問対応、自分自身で取得すると決めた資格や英語の勉強など、いくら時間があっても足りません。

それらはすべてやりたくてやっていたことなので、精神的な負担はそれほど大きくはありませんでしたが、それでも睡眠時間やプライベートの時間がどんどん削られる状況に、「なんで自分はこんなことをやらなくてはいけないのだろう……」と妙な精神状態に追い込まれていたことも事実です。

仕事をどんどん増やし、多くの経験を得ることは紛れもなく素晴らしいことです。しかし、その分仕事のスピードを向上させなければ、仕事の奔流に飲み込まれて消耗していく一方です。

「仕事をたくさんやりつつ、自分の時間も確保する」というある意味贅沢な願いをかなえるためには、とにかく単位時間当たりの生産量(=生産性)を上げる以外に解はありません。

この章では、最強のTodoリストの詳細説明をはじめ、ぼくが今まで実践してきた生産性向上方法について解説しています。「とにかく仕事が多くて回っていない・・・」という人はぜひ読んでみてください。 

巻末特典:純ジャパのぼくが、英語でバリバリ仕事をこなすためにしたこと

最後に巻末特典として、「純ジャパのぼくが、英語でバリバリ仕事をこなすためにしたこと」をつけています。

ぼくは長期留学経験がなく、帰国子女でもないいわゆる「純ジャパ」です。しかし、幸か不幸か英語を使わざるを得ないプロジェクトにアサインされることが多く、できないなりに必死に身に着ける努力をしてきました。その具体的な方法について、こちらの巻末特典で紹介しています。

読者の方の中にも、さまざまな理由で「仕事に使えるレベルまで英語力を上げたい!」と思っている人がいるでしょう。断言しますが、英語を話せるようになるための近道はありません。時間もかけず、努力もせずに英語がペラペラになるなんてことは絶対にないのです。

みなさんも、そんな夢物語がないことはわかっているのではないでしょうか? 正しい方法さえあれば、きちんと努力して英語をマスターしようという気持ちはあるけれど、その「正しい方法」がわからない……。そんな状況かと思います。

しかし、誰もその「正しい方法」を教えてくれません。 とくに、「純ジャパが、留学なしで英語を使えるようになるための方法」は、ほとんど出回っていないのが現状です。

だから、ぼくもとても苦労しました。時間も使いましたし、お金も使いました。みなさんには、そんなぼくと同じような苦労をしてほしくありません。

そこで、少しでもぼくの経験が参考になればという想いで、ぼくがどのように英語のトレーニングを重ねてきたかを紹介していきたいと思います。

たとえ長期留学経験がなくとも、帰国子女であっても、英語で仕事はできるようになります。なんとか英語で仕事がしたいと思っている方は、ぜひ読んでみてくださいね。

仕事に悩むすべての人に読んで欲しい

7つの仕事術について、各章の概要を紹介してきました。

一貫しているのは「仕事で悩むすべての人に手にとって欲しい」という想いです。仕事がうまくいっていると、毎日とても楽しく過ごすことができます。逆に、仕事がつらいと日々どんよりとした気分になってしまいます。

仕事とは、社会に何らかの価値を与える素晴らしい営みだとぼくは考えています。しかし、一歩間違うと病気になったり自らの命を絶ってしまったりする可能性もあります。

ぼくにできることは限られていますが、可能な限り自分の経験や具体的な方法を伝え、ひとりでも多くの人を救えたらいいなと考えています。

★次はこの記事をどうぞ

 

★2017年7月6日、初の著書「7つの仕事術」をダイヤモンド社より刊行します!