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戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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「徹夜しないで人の2倍仕事をする技術」は具体的な生産性向上術がギュッと詰まっているハイコスパ本だ。

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。今日は超有名漫画家である三田紀房氏のビジネス書「徹夜しないで人の2倍仕事をする技術」を紹介します。

こちらです。なんと189円という激ロープライス。

「この値段ならいいか」となんとなくポチッたのですが、これが本質がギュッと詰まっている超良書でした。それがこの値段なのだから文句はまったくないです。

「徹夜しないで人の2倍仕事をする技術」とは

「ドラゴン桜」や「インベスターZ」など、続々と漫画をヒットさせるやり手漫画家、三田紀房氏が自身の仕事のコツについて赤裸々に語ってくれているのが本書です。

ベストセラー『ドラゴン桜』をはじめ、ヒットを飛ばし続けるマンガ家・三田紀房。彼の活躍を支えるのは、長いキャリアを経て築き上げた“成功の方程式”だ。「徹夜はしない。でも締め切りは守る」「企画は考えて出すものではない」「ベタを貫け」など、あなたの仕事を抜本的に進化させるノウハウをまとめて紹介。結果を出したい人、必読!

多くの連載をしながらも、徹夜をしたりアシスタントを疲弊させたりすることなく、常にハイパフォーマンスで仕事をし続ける三田紀房氏。彼は自らの成功の方程式を明確に持っており、それを本書の中で語ってくれています。

今日は特に「使える!」と思ったポイントをまとめてみますね。

常に店を開け続ける

読者のニーズとは関係のない「単なる自己満足」のために複雑な手法に手を出して、時間をかけるのはムダなことだ。自信を持てないことには、最初から手を出さない。迷う要因になりそうなことを排除する。

この2つを守った結果、私は一度もネームにつまずいたことがない。 迷い、苦しみながら作るというのは一見カッコよく見えるが、読者にとっては一銭の価値もない。私はそこそこ美味しく、飽きの来ないラーメンを毎日提供する日高屋のようなマンガ家でいたい。凝りに凝ったラーメンを作ろうとして、「今日は納得いく味にならない」といって店を休む「こだわりのラーメン店」など、客にとっては迷惑なだけだ。

商売の原則として、まず店を開けて商品を並べること。そうして初めて、客が来て評価をしてくれる。カッコよく見えたり、才能をひけらかしたりするよりも、私にとっては「毎日店を開けること」が重要なのだ。

これ本当に大事で、「わかるわかる!!」と激しく頷きながら読みました。

資料作成でもブログ更新でも英語学習でも、「自分はまだまだだから」といっていつまでもアウトプットしないでインプットばかりしている人がいます。そういう人に限って難しい手法や革新的なメソッドを取り入れようとしながら無駄に四苦八苦する傾向があったりします。

「何が受けるのか」ということは、極論自分の作品を外に出すまではわからないのです。3年かけて作り上げたものがまったく売れないこともある一方で、1時間ほどでさくっと作ったものが大ヒットする可能性もあるのです。

自分の作成サイクルをしっかりと定義し、それにのって定期的に作品を出し続けること。そうしなければ社会に認められるような成果を残すことなんてできません。「今日の仕上がりはイマイチだった」といって中に閉じこもってしまう人には、特に意識して欲しいポイントですね。

ターゲットは絞らない

時々、「読者層のターゲット」について聞かれるが、それは全く考えていない。読者を選ばず、学生もサラリーマンも主婦も、どんな人でも歓迎するつもりで描いている。製造業において、商品企画のときにターゲットを絞るのはマーケティングの定石だが、私はあえてそれをしない。結果的に読者層を狭めるようなことはしたくないのだ。可能性を限定せず、できるだけたくさんの読み手に開かれたマンガにしたいと思っている。

これも非常に共感しました。

ぼくは「Players」というオンラインコミュニティを運営しているのですが、「仕事について学びたい人」という非常に広いターゲットを設定しています。「コンサルタント限定」「ブロガー限定」「20代限定」などなど、狭いターゲットの設定はしていないのです。

これはいわゆるマーケティングの定石からは外れているように思えます。ある程度ターゲットを狭め、ペルソナを作ってそこに当てはまるように製品設計やマーケティングを実施していくのが普通です。

広告宣伝費が限られていて、かつ広告活動に多額の費用がかかるのであれば、確かにターゲットを狭めて集中攻撃するのは理に適っています。しかし、現在はネットという強力なツールを使い、ほとんどタダのような値段で多くの人たちにリーチすることができます。そこであえてターゲットを狭める必要がどこにあるのでしょうか。

その読みは今のところあたっており、コミュニティ参加人数は250名を超え、多くの分野の専門家が毎日ディスカッションしながら新たな企画やお互いの相談に乗るといういい流れができています。これは、ターゲットを狭めていたら絶対にできなかったことですね。

「対立の構図」を作れ

次にやるのは、「対立の構図」をつくること。世間の多くの人々が、好んで対立を見ている。野球なら攻撃と守備の争いを見て手に汗握り、報道番組では保守派と革新派の論争を面白がって見る。もっと身近なことでいえば、会社のうわさ話だって、上司の派閥争いや同期の出世競争をめぐる話を興味津々で聞きたがる。マンガも同じで、『巨人の星』は星飛雄馬と一徹の壮大な親子ゲンカだし、『あしたのジョー』は矢吹丈と力石徹のライバル同士の闘いが根底にある。  

世の中の面白いものは、ほとんど対立の構造でできている。要は、みんなケンカが好きなんだ(笑)。

では、どうやって対立をつくるか。ネタはいくらでもあって、親子、兄弟、恋人、学校や会社の中など、人間関係があるところ全てに対立が起こり得る。どういう関係の人々が、どういう価値観の違いで対立するのか。いくつかパターンを考え、面白いものを選んでいけばいい。そうやって対立のネタを決めたら、あとは主人公がその対立をどう乗り越え、解決していくかでストーリーを展開させていけばいい。

この文章だけで払ったお金の数十倍は回収できました。 確かにこの世の中で大衆の耳目を集めるのは「対立」なのです。

政治、戦争、ビジネス、ゴシップ・・・どのようなネタにも「対立」が存在します。野党と与党のつばぜり合い、北朝鮮のミサイル発射、ライブドアによる敵対的M&A、ベッキーとゲスの人の不倫騒動・・・どれもこれも何らかの「対立」がかかわっています。

自分に置き換えてみても、友達同士の喧嘩、専務と常務の不和のうわさなどがあったらどうしても気になってしまいますよね。人間は元来「対立」が好きなのです。

これはコンサルタントとしての資料作成や営業活動、自らのビジネスにも活かせます。普通の資料にも、どこかで「対立の構図」を匂わせることで圧倒的に魅力的なものにできるわけです。早く試したい。

「徹夜しないで人の2倍仕事をする技術」は超コスパ本。

今回紹介しているもの以外にも、さまざまな生産性向上のためのTipsや人間の本質に切り込んだ記述が多数あります。価格も189円とレッドブルを下回る激安価格ですので、ぜひぽちっとしてみてはいかがでしょうか。

 

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