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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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机の上の子どもの写真をゴミ箱に叩き込む上司。男性の育休が一般的になるのはいつの日か。

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。ぼくはすでに結婚していることもあり、子どもや育休についていろいろと考えることが多くなってきました。

そんなとき、こんな記事を発見しました。

www.bengo4.com

ひどすぎて唖然としました。こんなことが平然とまかり通るのが現在の日本社会なのでしょうか・・・。

お前のガキなんか1円にもならない

ごく当たり前のはずの育休を申請しただけで、職場環境は以前にも増して悪くなっていった。ちょうど子どもが半年になる頃、妻と子どもが2人とも病気になった。山田さんが看病するしかなかったため、上司に「1日だけ休ませてください」と申し出ると、「お前のガキなんか1円にもならないんだよ、休まないで働けよ」とノルマを上乗せさせた。

しばらくして今度は転居を伴う転勤が言い渡された。

「この会社で生き残るには、家族を犠牲にしなければならないんだ」

と判断し、会社を辞めた。

ひどすぎて開いた口がふさがりません。

仕事の究極的な目的は社会に対する貢献だとぼくは考えています。この世界のいる誰かに、何かしらの価値を提供することが仕事であり、そこから逸脱しているものは仕事とは呼べません。

大事な家族が病気になったら、普通の神経であれば「看病したい」と思うはずです。完全に仕事を放り投げるのはどうかと思いますが、ある程度整理してほかの人に頼んだ上で休むことはまったく問題ないでしょう。

一生懸命仕事をして社会のためになるのは素敵なことですが、まず自分の家族や大切な人を守ることができなければ本末転倒です。その単純な法則が理解できないような会社は、早晩従業員にも顧客にも見捨てられるでしょう。

利益追求をする、ということ自体はいいのですが、従業員やその家族の幸せを無視してまで短期的な金儲けに走るような企業を見ると、「そう長くは持たないだろうな」という感想を持たざるを得ません。

もしぼくに子どもができて、奥さんと子どもが二人とも体調を崩したら迷わず休みます。締め切り等があったとしたら家で対応するかもしれませんが、少なくとも出社はしないだろうな・・・。そういう最低限の理解もない会社だったら、辞める一択でしょうね。

転職しても状況はあまり変わらなかったようです。

次に入った会社でも、上司の反応は同様だった。

「子どもが熱を出して、妻が休めないので休みがほしい」と言えば「子持ちの男はつかえない」と批判された。

さらに次に入った金融関係の会社も同様だった。机の上に子どもの写真を飾っていると、上司にゴミ箱に捨てられ「男はそんなことをしてないで、会社に金だけ持って来ればいいんだよ」と毒づかれた。山田さんは疲れ果てここも退社。

「机の上に子どもの写真を飾っていたら、上司にゴミ箱に捨てられる」って率直に言ってヤバすぎないですかね・・・。パワハラで訴えたら完全に勝てるパターンじゃないでしょうか。とはいえサラリーマンはなかなか内部で波風を立てることができないので、普通は泣き寝入りするか退職するしか選択肢がないんですよね。

育休は権利として認められているが・・・

過去に育休に関する記事を寄稿していただいたことがあります。

★参考記事

私が会社で「育休とります」と伝えると、かなりの確率で「えっ男も取れるの?」と言われました。育児休業は男女問わずに取得できます。

法的に男性が育休をとってもなんら問題はないですし、ある程度収入をキープしながら育児にいそしむことができます。このような制度があるというのは、子どもがいる男性にとっては非常に助かることですよね。

しかし、いくらしっかりした制度があっても、それを同僚や上司、会社が認めない限りは実効性がないものとなってしまいます。

「育休は認められている」とわかったところで、罵倒されたり左遷されたり強制的に転勤させられるようでは、取れるものも取れません。こんなことをして従業員のQOLを低下させることに何の意味があるのでしょうか。最終的にはめぐりめぐって自社の評判や売上を落とし、首を絞めることになってしまうというのに。

個々人の状況に応じて柔軟な働き方ができる社会になりますように。

ぼくは画一的に人を縛るような制度が嫌いです。個々人によって、またステージによって何に時間を使いたいかは変わっていくものです。

ぼくは結婚する前は仕事にすべてのリソースを注ぎ込んでいましたが、結婚してからは奥さんとの時間を多く取れるように工夫を重ねるようになりました。その結果、短時間でよいクオリティをする仕組みを作る癖がつき、仕事もプライベートも結構幸せです。

育休をとらずに仕事にまい進するのも価値観のひとつですし、少々仕事のペースを落として子どもとの時間を作るのも良いでしょう。サラリーマンとして上を目指し続けるのも良いですし、副業に時間を割いてダブルインカムを目指すのもアリでしょう。

個々人によって、タイミングによってベストとなる選択肢は違うのです。「全員がこうしろ!」というような制度を作っても、一部の人しか幸せになりません。

いろいろな選択肢を準備し、それをお互い認め合うような、そんな社会が早く到来することを願っています。 

★次はこの記事をどうぞ