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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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「仕事に惚れっぽいヤツ」は強い。

仕事やキャリア

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。ぼくはまだまだ半人前なため、仕事の品質にばらつきがあります。

心から自信を持ってプロジェクト運営や資料作成をできるときもあれば、「これで本当に大丈夫かな・・・」と不安いっぱいなときもあります。得てして後者のときはうまくいかない。

いくら時間をかけても、結局いいモノは作れなかったのです。

時間をかけても全然イマイチだったとき。

だんだんと仕事に慣れてきたある日。ある業界の市場規模についてリサーチをするような仕事がありました。

そのときはなんとなく仕事の回し方も慣れてきていたため、上司からはざっくりと「来週の水曜日までに、こんな情報をスライド10ページぐらいでまとめておいてね」ぐらいの軽いインプットのみ与えられ、自力でリサーチからスライド作成まで実施することになりました。

対象となっていた業界については、ぼくはほとんど何も知らない状態でした。さらに、特にそれについて湧き上がってくる感情もない。

全体の構成を決め、答えるべき問いを洗い出し、仮設を立て、情報収集をし・・・というプロセスをまわしてみたものの、何かイマイチ自分でもグッと来るものが作れない。

そのときは超繁忙期というわけではなかったため、かなりの時間をそのリサーチ&作成に費やすことができました。リサーチの時間も仮説構築の時間もその検証の時間も十分にあったのです。

しかしながら、いくら時間をかけても「しっくりくる感じ」が全然ない。やってもやっても、「これだ!」とピンとこないのです。

もちろん「できなかった」というわけにはいきません。そこまで立てた仮説を元に情報収集はしていたので、それをまとめあげて上司に提出しました。最初にそれを見た上司の反応は「イマイチだね。」でした。

ぼくも完全に同意する以外にないコメントでした。それは、作り手である自分から見ても「イマイチ」なアウトプットだったのです。

その後、上司からいろいろとフィードバックをもらい、さらに時間をかけて何とか仕上げましたが、そのクオリティは合格点ギリギリレベルのものであり、なんとなく消化不良感が残りました。

時間がないのに超良かったとき。

逆に、時間がなくてもとてもうまくいったプロジェクトもあります。

そのときはいくつかの社内業務を抱えていて、メインプロジェクトもなかなか忙しい状態でした。しかし、そのときに非常に自分の興味に近しいところのサブプロジェクトがあり、思い切って手を上げました。

優先度が高いメインプロジェクトや社内業務があるため、そのサブプロジェクトにかけられる時間はそれほどない。自分でも、どこまでできるかは不安が残っていました。

しかしながら、ぼくはそのプロジェクトでかなり高いパフォーマンスを発揮することができたのです。

自ら率先して海外メンバーとコンタクトを取り、短い時間でも一気にインプットをし、複数の角度から仮説を作ってクライアントとディスカッションをし、それを資料に纏め上げ・・・などなど。時間があったのにうまくいかなかったプロジェクトと比較したら、生産性は段違いでした。

最終的に、自分でも満足のいくようにプロジェクトを終わらせることができ、プロジェクトメンバーやクライアントからも感謝の言葉をいただくことができました。

いったいこの違いは何だったのでしょう。

対象トピックに「恋している」か。

今振り返ると、うまくいったプロジェクトのトピックには、まるで恋愛しているときのような感情を抱いていました。

  • これっていったいどういう状況なんだろう?
  • この背後で動いているロジックはどういうものなんだろう?
  • この業界で第一人者といわれている人たちはどんな考えを持っているんだろう?
  • もっと深く理解するためにはどんな情報の集め方をすればいいだろう?
  • この業界で今後すべきアクションはどのようなものだろう?

このような疑問が、自分の中から自然と湧き上がってくるのです。そして、その声に従いつつ、いろいろ考えたり情報を集めたりすれば、自然とプロジェクトが前に進んでいく感覚がありました。

逆に、うまくいかなかったプロジェクトのトピックには、まったく関心が抱けなかったのです。

上記のような質問を洗い出してリサーチや仮説構築はしたものの、そのクオリティもスピードもたいしたことがない。手を抜いたわけではありません、一生懸命やっていました。しかし、それでもうまくいったときのプロジェクトと比べたら雲泥の差。アウトプットの質もスピードも比較になりませんでした。

うまくいったプロジェクトのような、「恋愛感情」を抱くことはできなかったのです。

「仕事に惚れっぽいヤツ」は強い。

仕事というのは、さまざまな側面を持っているものです。リサーチ、インタビュー、提案、ワークショップ、資料作成、データ分析、予算案作成、リクルーティング、イベント企画・・・ひとつの会社に入ったとしても、いろいろなことをしなくてはなりません。

もしかしたらあなたは人に会わずに一人で分析やリサーチをし続ける仕事が向いているかもしれませんし、もしかしたらイベントを企画したりクライアントとワークショップを開くような仕事のほうが好きかもしれません。そのような気持ちは、ずっと忘れずに持っておくといいと思います。

しかし、それだけでなく、自分が苦手/嫌いな仕事に対しても、いいところを探し続け、意識的に「好き」になってみるようにすることをお勧めします。言葉を変えると、どんな仕事も好きになれるような「惚れっぽい人」になるのです。

プライベートで惚れっぽいのはさまざまな問題を引きおこす可能性がありますが、仕事でならば問題ありません。どんなトピック・種類の仕事がきても、「この仕事の面白いところはなんだろう?」「どういう取り組み方をすれば自分の糧になるだろう?」と考え続け、好きになろうとするのです。

その結果、その仕事に対して恋愛感情を持てたらこちらのものです。無理やりやっていたときに比べ、数段すばらしい質&スピードの仕事ができるようになるでしょう。

ぜひ、「惚れっぽいヤツ」を目指してみてくださいね。

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