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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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「努力できない」と悩む人に贈る5つの処方箋

仕事やキャリア

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。ぼくは、生まれつき非常に怠惰であるにも関わらず、「怠惰である」という状況に我慢ができない、非常にやっかいな性質に生まれついてしまっています。

可能であれば、目指すもののために一生懸命努力して、結果を出すというサイクルをずっとまわし続けたい。それを続けることで得られるものが大きいというのもそうですが、そうやって目指すもののために一生懸命がんばるというプロセスそのものが快感なのです。

おそらくそれはぼくに限った話ではないはずです。できるならば何か打ち込めるものを見つけ、そのために一生懸命になりたいと思っている人は少なくない、ぼくはそう考えています。

しかし、現実はどうでしょうか。

どうでもいいことに時間を使い続け、しっかりと努力し続けている人を嘲笑したりバカにしたりしつつ、(本当は自分も努力したい・・・)と鬱々としている人がなんと多いことか。

ぼくは、そういう人の気持ちがとてもよくわかります。

中高時代は「努力できる人」だった

「努力したいのにできない」というのは非常につらい状況です。特に、根がまじめな人には、耐え切れないほどいやな気分になります。

大学までは明確な目標が外部から与えられ続けていました。部活だったら、市大会や件大会を勝ち抜いて全国大会まで行くという指標があったため、とにかくどうすれば強くなるか考え抜き、行動をしていました。

部活を引退した後も、ぼくたちには「大学受験」という明確な指標を得ることができます。「とにかく偏差値の高い大学に行け。そうすれば未来が開ける」、そういう内外からの声に素直に従い、一生懸命勉強しました。

これらの行動は、ある種の思考停止といってもやぶさかではありません。とはいえ、このように明確な目標が与えられ、それが結果としてフィードバックされると、人はいくらでもがんばれるものなのです。

そして、部活でも勉強でも、ぼくには一緒にがんばる仲間がいました。彼らは励ましあう友人でもあり、負けるわけにはいかないライバルでもありました。そして、その切磋琢磨の中で、自分自身の力をどんどん強くしていきました。

これは、今から考えても快感でした。

部活も勉強もそこそこ適性があったのか、ある程度上のところまで行くことができました。結果がでるから楽しくなり、友人たちも自分のことを認めてくれる。その結果、さらに努力して自分の力をつける、そしてさらに上に行くことができる・・・という好循環に入ることができていました。

もちろん、勉強や基礎トレーニングをいつもいつも楽しんでいたわけではありません。ですが、友人と一緒に切磋琢磨をし、結果を出すというプロセスは中毒性があります。

そのため、ぼくは勉強や部活という、つらくて挫折する人もちらほら見られる活動の中である一定の成果を出すことができました。

大学に入ったら「努力できない人」になった

そうして意気揚々と大学に入ったぼくですが、ここでふと違和感に気づきます。

今までは、「部活で結果を出す」「いい大学に入るため良い成績をとる」という非常に明確な目標がありました。しかし、大学にはそんなものはありません。

もちろん、一定の単位をとらなければ進学はできませんが、それはちゃんと友達を作って難しい授業に出ていればいいだけの話。「目標」として大きく掲げるものとは、根本から種類が異なっていたのです。

本来であれば、ぼくはいろいろな活動に参加し、その中で自分が何に適性があるのか、何をやってみたいのか自分自身の頭で考え、そこで見つけたものにリソースを注ぎ込む必要がありました。

しかし、ぼくはそこで「怠惰に流される」という最悪のチョイスをしてしまったのです。

せっかくの学習環境を生かすこともせず、適当にYou tubeやニコニコ動画を見たりサークル活動にだらだらと参加したり酒を飲んだりカラオケに行ったり・・・。

それらの活動が無意味だとはいいませんが、せっかく学生という身分でいくらでも最先端の知に触れられ、かついろんな活動ができた時代の数十パーセントを無駄にしてしまったな、という後悔が今でもあります。

そこからぼくは心を入れ替え、なんとか就職活動もパスし、四苦八苦しながらもコンサルタントとして現在サラリーマンをやっている、という流れですね。

現在は、中高時代の自分には負けないレベルの努力はできている気がします。まだまだ足りていないので追い込まないといけませんが・・・。

「努力できない」と悩む人に贈る5つの処方箋

ぼくは、「根本的に努力できない人」は存在しないと考えています。環境なり、考え方なり、そういうところを少し調整すれば、「努力できる人」に変貌することは可能ではないでしょうか。

ということで、ぼくが考える「努力できない」人向けの処方箋をお渡ししたいと思います。

1.人と関わる、できれば働く

まず一つ目。人と関わってください。そして、できれば働いてください。

人というものは非常に弱いものです。いくら自分で目標を立て、「今日から毎日3時間勉強する!」「毎日3キロ走りこむ!」など宣言してみても、そんなものが続くはずがありません。

そういうものを継続できるのは、すでに明確な目標を立て、それに向かって地道にこつこつ努力できている人だけです。過去のぼくのように、「努力できない・・・」と悩んでいるレベルの人では、残念ながらそれはできません。

ですので、自分だけでなくほかの人とかかわり、何かをすることが最低限必要なことになるのです。周りに人がいれば、何かしらの行動をせざるを得ません。そうしなければ、そのほかの人たちに迷惑がかかってしまうのですから。

さらに言えば、アルバイトでもなんでもいいので、できれば働きましょう。「働く」というのは、自分の成果をお金に変換する活動です。そのため、「必ず何かしらの成果を出さなければならない」というプレッシャーに自分をさらすことができます。

自分の殻に閉じこもっているだけでは、いくら自分自身にかっこいい宣言をしても何事もなすことはできません。

まずは、外に出ましょう。できれば働きましょう。

2.ほかの人へ価値提供する

働いた場合もそうでない場合も両方に当てはまりますが、「ほかの人へ価値提供するのだ」という気持ちを強く持って行動してみましょう。

人は自分のためには動けませんが、ほかの人のためには想像以上に動けるものです。それは、もともと怠惰な人でも、一生懸命努力させるほどの力を秘めています。

今まで何のプレッシャーもなくダラダラしていた人でも、アルバイトや非営利団体でのボランティア、そういうものをキッカケに大きく変わることは可能です。そして、大きく変わるために必要なのは、「他人への価値提供をできるかどうか」だとぼくは考えています。

難しそうに思われるかもしれませんが、そんなに大きく構える必要はありません。

  • ゼミ活動のグループワークで、みながあまりやりたがらない下調べを率先して引き受ける
  • 時間的に人手が不足する時間帯にあえてシフトを入れてみる
  • 少々時間がオーバーしても、塾の教え子たちに個別相談に乗ってあげる

などなど、ほんのちょっぴり他人のためになってみてください。そうしているうちに、努力できず怠惰にすごしていた時間が、人のために何かをしている時間に変わり、自己肯定感が増してくるはずです。

そうしていくうちに、「仕事ができるようになるために勉強してみようかな」「今まで学んだことをほかの人に伝えるために時間を使ってみようかな」と、だんだんと努力ができるメンタリティに変わってきます。

3.いったん思考停止して全身全霊で打ち込んでみる

3つ目にオススメしたいのは、いったん思考をストップし、全身全霊で目の前のことに打ち込んでみることです。

「努力ができない・・・」と悩んでいる人は、十中八九無駄な思考に囚われています。

  • ぼくの将来はどうなるんだろう・・・
  • 人生の意味とは・・・
  • こんな勉強/仕事をやっていて何のためになるんだろう・・・
  • 5年後にはこんなかんじになっていられればいいな・・・

もちろん、ヘルシーな精神状態のときに将来のことや根本的な人生の意味、今やっていることの有効性や未来を考えるのは悪いことではありません。というか、定期的にやってしかるべき行動ではあります。

ただ、「努力できない」といって悩んでしまっている人は、こういうことを考え続けてしまったため、行き詰ってしまっているのです。

自分の力もないのに、将来の不安を抱えているのは、正直滑稽だといわざるを得ません。そんなことを考えて自分の精神状態を悪化させ、結果何もしなければ、結果としてさらに将来が不安になるだけです。

そういう「賢い自分」は一度捨てて、思考停止をして今していること、できることに全身全霊で取り組んでみてはいかがでしょうか。

実際に汗をかいてなんらかの行動に没入することにより、抽象的にグチャグチャ悩む暇がなくなってきます。そうやって悩む暇がなくなってくると、考え方がじわじわと前向きになっていくことに気づくはずです。

将来の不安を感じて不安に思っている暇があったら、今やっていることに全力投球してみてください。その中で精神的な安定も回復し、だんだんと努力できる状態になっていくはずです。

4.「おもしろそうだな?」と思えた環境に飛び込む

ちゃんと働いていてほかの人への価値提供もしている、全力でがんばってもいるが、なぜか自分自身を律して努力できない・・・という人にオススメなのがこちら。少しでも興味を引いた活動にジョインしてみることです。

もしかしたら、今全力で他人に価値提供していること、全身全霊で打ち込んでいることが、本格的に「向いていない」のかもしれません。ある程度の期間しっかり打ち込んでいるにも関わらず、それに関連する勉強をしたり努力をする気になれない場合は、そもそも向いていないという場合があります。

その場合は、少しでも「面白そうだな!」と思った活動に思い切って飛び込んでみてください。

ビジネスでもいいですし、政治でもいいですし、娯楽でもいい。一生懸命やってきたその感覚を忘れずに、興味を引かれたプラットフォームで、今まで培ったその力を存分に発揮してみてください。

そうすることで、ただ毎日働くにとどまらず、空いた時間でその興味がある活動に熟達するため、自ら努力するようになっていくはずです。

5.アウトプットする

最後のコツは、「アウトプット」です。とてもシンプルですが、同時にとても強力です。

努力できないと悩んでいる人に共通するのは、「何も生み出していない」ということです。いくら勉強しようが知識があろうが、それを何らかの形にしないと意味がありません。

自分の得た知識を一定の形にまとめ、ゼミの友人なり研究室の後輩なりに教えてあげる。もしくは、懸賞論文に応募してみる。サラリーマンであれば、自分自身で考えた新サービス企画書を作成して上司に提案してみる。ブログに日々の仕事から学んだことを書いてみるなど、いくらでもアウトプットの機会はあるはずです。

そのような機会を持つことで、強制的に自分の中にあるものを形にする必要に迫られます。そのためには、一定以上の質と量のインプットが必要になってきます。

アウトプットのために実施するインプットは、インプットのためのインプットとは比較にならないレベルの効率性&濃さを誇ります。この重要性に気づかないと、いつまでも「勉強のための勉強」という無駄な活動に時間を割くことになりかねません。

「勉強のための勉強」には、特にその先につながるものがなく、効率が非常に悪いです。それにもかかわらず、本人は「ちゃんと勉強している自分は偉い」「勉強していない周りはバカだ」のように人を見下しはじめるようになります。

そうならないよう、自分のインプットしたものを何らかの役に立てるようにしなければならないのです。

「努力している状態」は実は楽しい

努力できなかった状態と努力できる状態、双方経験したぼくは、確実に「努力できる状態」のほうが楽しく、充実していると断言できます。

努力したいと考えているのに、何もせずダラダラしていた期間は、控えめに言って地獄でした。もう二度とあのような状態には戻りたくない、ぼくはそう考えています。

同じような状態に陥っている人のために、今回5つの処方箋をご紹介しました。少しでも役に立つことを祈っています。

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