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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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【寄稿】最高の休職制度を蹴って、青年海外協力隊に飛び込んだ本当の理由を語ろう

寄稿

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★厳選オススメ記事!

こんにちは、Shin(@Speedque01)です。初の試み「寄稿」をしていただきました。寄稿してくれたのは、ネパールで青年海外協力隊をやっているKeiさんです。はっきりいいますが、メチャクチャ素晴らしいです。

ぼくがいろいろいうのもあれなので、以下さっそくどうぞ!!!

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ナマステ! ネパールの青年海外協力隊ブロガー、Keiです。

Shinさんのブログ読者さんはバリバリ働いているサラリーマンの人たちがほとんどだと思います。そんな皆さんと同じように、僕は日系の大手電機メーカーでバリバリ働いていました。僕が働いていた時にShinさんのブログがあったら、毎日読み込んでいただろうな。

でも、残念ながら、僕はもうサラリーマンじゃありません。会社を退職して、青年海外協力隊になったからです。

ずっと働きたかった第一志望の会社でしたし、会社からも給与も賞与も2年間満額支給という休職制度を勧められました。それでもあえてたった3年で退職して青年海外協力隊になりました。

それはこれが僕にとっての「天職」だと思ったから。 なぜ、休職制度があるのにわざわざ会社を辞めたのか? そして、なぜ、任期が2年しかない協力隊が「天職」なのか? 少しでも疑問に思った方は、続きをどうぞ!

僕が会社を辞めたのは、「快楽」を求め、「苦痛」から逃げたかったから

いきなり本題に入りましょう。 なんで2年間フルで給与と賞与が支給される休職制度を蹴って、会社を辞めたのか? その理由は超単純です。 ずばり「快楽」を求め、「苦痛」から逃げたかったからです。 人を含め、すべての生物が行動を起こす原因はたった2つだけなんですよ。

実は、すべての生物は、アメーバを含めて、次の場合に行動を起こす。
①快楽を求める。
②苦痛から逃れる。
行動する原因は、この二つしかない。

僕も1人の人間。例外なく、「快楽」と「苦痛」によって会社を辞めるという決断をしました。1つずつ、ポジティブとネガティブという言葉に置き換えて、理由を見ていきます。

ポジティブな理由:途上国でビジネスを「本気」でやってみたい

まずは、前向きな理由から。

学生時代から、僕にはいつか海外で働いてみたいっていう夢がありました。 最初は海外駐在がいいなって思ってたんです。 でも、実際に企業で働き始め、ビジネスの尊さと奥深さに感化され、いつしか途上国でビジネスをやってみたいと思い始めました。

原体験は、大学生の時にカンボジアを旅したことでした。 世界遺産のアンコールワットで「アンコールクッキー」という商品を生み出し、会社を立ち上げ、現地の雇用も作る。 そうして、現地の社会に貢献する1人の日本人の女性に憧れたのがきっかけでした。詳しくはこちらの記事でどうぞ。 

「自分探しの旅」は自分の中を旅すること~僕が途上国で起業するきっかけ~ - 僕はネパールを変えることができない

ビジネスはやりたいけど、事業の種がない。そんな僕にぴったりだった「青年海外協力隊」

でも肝心な事業の種は全く分からない。漠然と途上国がいいなって思っていたけど、どこの国がいいとかもない。

そんな僕にぴったりだったのが、「青年海外協力隊」という制度。

実質ほぼ無料で語学を習得し、途上国に2年間住み込むことができる。 生活できるだけの手当ももらえるし、自由度の高い職種もある。 ボランティアとはいえ、収入向上などビジネス的な活動もできる。 「まさに僕のための制度じゃないか!」 そう思って、受けてみると幸運にも合格。

じっくり悩んで考えた結果、やはりやってみたいという気持ちが強く、参加することを決めました。

休職制度を蹴って退職を選んだのは、「本気」でやってみたかったから

参加するとなったら次は、どう参加するか。ずばり、会社を辞めるか、休職をするか。

そうなんです。今働いている人が青年海外協力隊になるには、必ずしも会社を辞めなくてもいいんです。青年海外協力隊には「現職参加制度」というものがあり、休職で参加することもできます。

大手の会社だっただけに、協力隊専用の休職制度がありました。しかも、破格の待遇!2年間職場にいないのに、給与も賞与も2年分満額で支給されるというものでした。

事業のアイデアもまだないことを考えたら、普通は、休職制度での参加になるでしょう。 種が見つからなかったら、会社に戻ればいいわけですから。

でも、僕はその休職制度を使いませんでした。 会社が許可してくれなかったから? いやいや、会社はむしろその制度を使うように言ってくれました。

じゃあなんでか? 一言で言うなら、「本気」でやりたかったんです。 ミドリムシでイノベーションを起こしている、ユーグレナの出雲社長はこんなことを言っています。

もしもその確実な道を選択することが本当に正しいならば、世の中にはもっとたくさんのイノベーションが生まれているはずだ。 現実がそうなっていないということは、イノベーションを起こす人間には、何かしら渡らなければならない川があるのではないか。

ロジックではうまく説明できないのだが、いまでもそう思っている。 安全圏に身を置きながら、本気で何事かに取り組むことはできない。

休職しながらの参加じゃ、ビジネスの種なんて見つかるはずがない。 ましてや、イノベーションを起こせるかどうかはさておき、途上国でビジネスをするってのはそんなに甘いもんじゃない。

「本気」で何かをやるってのは、安全圏から出て、リスクを負って取り組むこと。 「本気」で途上国でビジネスをやってみたかった僕は、こうして、大手企業をたった3年で退職して青年海外協力隊になりました。

ネガティブな理由:日本社会で働き続けることへの「気持ち悪さ」から逃れたい

途上国でビジネスをしたいと思ったのは紛れもない事実。それが退職の理由であることも事実。でも、それと同時に僕はある種の疑問を感じながら働いていて、それが退職の理由になったのも事実なんです。

それが何なのかというと、日本社会で働き続けることへの疑問です。僕は日本社会の働き方や、働くことへのある種の「気持ち悪さ」を感じていたんです。

  • 働くために生きているかのような長時間労働と休日出勤とサービス残業
  • それでみんなが楽しそうにしているならまだしも、死んだ目をして電車に乗る大人たち
  • 日曜日の「サザエさん」が放送されると、翌日の仕事が嫌で憂うつになるというおかしな現象

働く前はおかしいと思っていましたが、いざ働き始めると自分もそのおかしな人たちの1人に自然となっていました。

飲み会の途中で、涙が止まらなくなりトイレに籠った日もあった

中でも猛烈に「気持ち悪さ」を感じたのが飲み会でした。

若手だから2次会まで参加しなきゃいけない。若手だから幹事をやらなきゃいけない。 若手だからたくさん飲まなきゃいけない。全くもって意味が分からなかった。

もともと僕はお酒が苦手です。 弱いんですぐ酔っぱらうんですよ。だから自分のペースで飲みたいけどそれが許されない。

ある日の飲み会のこと。 もう、どうしても耐えられなくなった僕は、気持ち悪くなって吐いたフリをしてトイレに籠りました。 涙が止まらなかったんです。

「気持ち悪さ」を感じているのに、心を押し殺して無視してる自分。「なんで自分は好きでもないのに、こんなことをしてるんだろう。」 そう思うと自分が情けなくなり、結局、飲み会が終わるまで泣きました。あれは今思い出しても本当に辛かったです。

転職を一度も考えなかったのは、自分がずっと働きたかった会社だったから

「転職すればいいじゃないか」って何度も言われました。でも、転職は一度も考えたことがなかったんです。それは、他の会社で働く友達と話して、どの会社もやっぱり同じようなもんだと知ったこともあります。

でも何よりも、自分が働いていた会社は自分が一番働きたかった会社だったんです。 自分が就活してたときから働くのを夢見てた会社。そんな会社にいてもこの「気持ち悪さ」を感じるなら、どんな会社に行っても一緒だろうなと悟りました。

この「気持ち悪さ」から逃れるためには、日本社会から出ないと何も変わらない。 そういうネガティブな理由もあって、青年海外協力隊になることを決めました。

人生で一番リスクのない20代で失敗を恐れる人は、この先も大きな挑戦はできない

途上国でビジネスを「本気」でやってみたい。一方で、日本社会で働き続けることへの「気持ち悪さ」から逃れたい。そんな正と負の両方の理由が重なり、僕は退職して青年海外協力隊になりました。

この決断をとった話をすると、よく聞かれます。 「周りから反対されたでしょ?不安はなかったの?」って。 不思議と反対はあんまりなかったですが、「もったいないな~」ってのはよく言われました。

でも、それはあくまでも、他の人の意見。 僕からしたらこのまま会社に居続けるほうがもったいないって思ってました。

だって、今いる場所じゃないところに魅力を感じてて、今いる場所に気持ち悪さを感じてるんですよ。そんなの今いる場所から動くに決まってるじゃないですか。

とはいえ、大手の会社を辞めるってのはやっぱり不安は少しだけですけどありました。でも、20代ってのは成人してからの人生で一番リスクがない年代です。 健康だし、所帯もまだ持ってない場合がほとんどだし、お金もほどほどにある。

だからたとえ失敗したって、何回でもやり直せます。 そんなリスクがない20代で会社を辞めるくらいの挑戦ができなかったら、この先の僕の人生でも大きな挑戦ができないまま終わるなって思いました。 それもあって、思い切って辞めることができました。

後悔は今までもこれからも一切ない。それは自分が今「天職」をやってるから

会社を辞めて1年半が経ちました。 ここまでのところ、辞めてよかったって思うことは何度もありました。でも、辞めなきゃよかったと後悔したことは一度もありません。

協力隊が終わって、いよいよ自分で事業をやるってなって大失敗したらもしかしたら少しは後悔するかもしれません。 いや、でもやっぱり後悔はしないですね。その自信があります。

なぜなら、僕は今自分がやっていることを「天職」だと心底思っているからです。

大事なことは、「何が本当の天職だったのか?」ではなく、「自分は自分の選んだ道を天職だと思えたか?」ってことなんじゃないかな。

もちろん、本当に自分の「天職」なのかはわかりません。 もしかしたら、もっと自分に合った仕事があるかもしれません。でもそんなことは神様にしか分からないんだから、僕らは考えたって仕方ない。

大事なのは、自分が「天職」だと思えているかどうか。 だから心の底から自分がやりたいと思える仕事をすること。 これもまた「天職」なんじゃないかと思うんです。

今、「天職」をやっていますか?あなたの「天職」は何ですか?

途上国でビジネスを「本気」でやってみたい。 一方で、日本社会で働き続けることへの「気持ち悪さ」から逃れたい。 仮に失敗したってまだ20代だ。何度だってやり直せる。 それも全部、退職をして青年海外協力隊になった理由です。

でも、何よりも、僕は自分が選んだ今の道を「天職」だと思っている。 これが自分が心の底から、やりたいと思ったことだから。 そう思って僕は会社を辞めて青年海外協力隊になりました。

ネパールでの暮らしは楽しいことばかりじゃないし、この先どうなるかも分からない。 でも、それでも僕は幸せですよ。

自分が本気でやってみたいことを本気でやれるってのは本当に幸せなことです。 20代のサラリーマンの皆さん。 あなたは今「天職」をやっていますか? そもそも、あなたの「天職」って何ですか?

ブログ「僕はネパールを変えることができない」もやってます!

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