読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

MENU

「47原則」からマジで有用な5つのポイントについて紹介する

おススメ本

スポンサーリンク

★厳選オススメ記事!

こんにちは、Shin(@Speedque01)です。最近ビジネス書の本棚で良く見かけるのが「マッキンゼー本」です。

世界最高のコンサルティングファームとして名高いマッキンゼー出身者が、いろいろなトピックについて語る本ですね。実はぼくが良く紹介しているゼロ秒思考著者の赤羽さんもマッキンゼー出身者です。

マッキンゼー出身者といえども、すべての本が面白いわけではありません。また、最近はあまりにもマッキンゼー本が出すぎていて、「またかよ」という印象になってしまうのも致し方ないかと。

ただ、最近読んだ「47原則」はよかったです!

Amazonの本紹介ページより、著者の服部氏の経歴を抜粋します。

服部周作(Shu Hattori)
経営コンサルタント。カナダ・マギル大学商学部卒業、政府奨学生として国立台湾大学卒業(経営学修士)。マッキンゼー・アンド・カンパニーにて、アジア、北米、ヨーロッパなど7か国における先端技術産業、ハイテク産業、メディア産業分野のプロジェクトに従事し、2015年独立。

日中を市場とする求人ポータルサイト運営など、ベンチャー設立経験も複数有する。日本語と英語を母国語とし、中国語も堪能。初の著書として、米国にて2015年11月に『THE McKINSEY EDGE』(McGraw-Hill Education)を刊行し、本書は本人による邦訳版である。

メチャクチャエリートですね・・・。そんな方がマッキンゼーで働いてきた中で得た学びを47個にまとめたのが本書になります。非常に実用的で、若手ビジネスパーソンは必読です。

ポイント1:きつい仕事は午前中に片付ける

早起きして難しい仕事をこなすことは、科学的に見ても筋が通っています。体温は昼間は上下0・5度程度の変動があり、午後6時半〜7時頃を過ぎると低下し始めて、午前4時半頃に底を打ちます。そして再び上昇を始め、起きる時間だ!と知らせるのだそうです。

頭の働きは身体とは逆で、低温のほうが冴えるため、朝早い時間に難しい仕事をやるというのは道理にかなっているというわけです。朝から仕事をするという新しいスケジュールに慣れるまで、ある程度の時間がかかります。でも、あなたの仕事への取り組み方は様変わりし、何倍も生産性が上がるはずです。

朝に一気に片付けられるか、ダラダラしてしまうかでその日の生産性が決まるといっても過言ではないです。朝一で面倒な仕事をするというのは確かに心理的抵抗がありますが、ランチ前に一気に片付けておくと、午後以降も非常にスムーズに事が進みます。

逆に、「だりー、ねみー」といいながら午前中を適当に過ごすと、そのしっぺ返しが午後にやってきます。そして、無駄な深夜残業をするハメに・・・

仕事は朝に集中して片付けましょう。

ポイント2:「あの人ならどうする?」と目標にしたいロールモデルを探す

ロールモデルを念頭におくことは、もちろん極秘情報の取り扱いにとどまりません。チームやクライアントへの対応、上司との会話を含め、幅広い物事に良い影響を与えます。特にコミュニケーションや意思決定に役立ちます。

例えば、上司に許可を求めるメールは、短いながらも説得力をもたせたいものです。だからメールを見直すときは、一歩下がって第三者の視点に立つのではなく、自分の尊敬するシニア・リーダーになったつもりで読み返してください。シニア・リーダーならどのように手紙を書くだろう?どんな言葉を選ぶだろう?もっと間接的、あるいは直接的に書くだろうか?

そして、さらに一歩下がってこう自問しましょう。「待てよ、そもそもメールを書く必要があるのか? 電話で済ませるか、オフィスの外で聞いたらどうだろう?」

このように受け手の立場に立つことは、コミュニケーションにおいて最も効果的な方法です。

これメチャクチャ大事です。

ぼくは、仕事であれスポーツであれ、自分で想像出来る範囲のところまでしか到達できないと思っています。だからこそ、自分のはるか上の実力を持っている人と付き合い、「なるほど、この人の持っているスキルはこういうものなんだな」「ここまで来るためにこういう努力をしたんだな」ということを明確に把握する必要があります。

そういう人のそばにいつつ、「彼だったらどう考えるだろう?」と常に想像しながら仕事を進めるというやり方は非常に有効です。

一朝一夕には追いつけないとしても、そうやって常に理想像を頭に描きながら仕事を進める人と、漫然とただこなす人とでは、すぐに大きな差がつくことになるでしょう。

ポイント3:ノーの代わりにイエスを使う

なぜ「ノー」と言わないことがそれほど大切なのでしょうか。誰に対しても直接あからさまに反論しないことが重要なのは、なにも文化的な感受性の問題ではありません。さらに、あなたが出世の階段を経営幹部レベルまで上り詰めた時、「ノー」と言わないことがますます重要になるはずです。なぜでしょうか。

数週間後、私はヨセフと夕食をとりながら、プレゼンで気づいたことを話題にしました。彼の答えがまた印象的でした。

「第1に、緊急の場合は別として、ほとんどの場合は相手に反論する必要はありません。相手の誤りを間接的に指摘して本人に気づかせるほうが、大抵は好ましいはずです。第2に、否定されたり、自分の間違いを指摘されて、喜ぶ人はいません。特に肩書が立派になるほど、権威と社会的地位に傷がつくので、不愉快に感じます。第3に、最も重要な点として、会話は最も頻繁に用いる意思伝達のツールであり、だからこそ軽んじるべきではありません。争いの芽は、もっと慎重に処理するべきです」

他人に反対された際の対処法が書かれた本は多数ありますが、自分自身の反対の立場を控えめに表明する方法を扱ったものはおそらくないでしょう。しかし、考えてみれば、自分を抑えることはそれほど難しくないことが分かります。

仕事を指示する立場になるとよくわかりますが、Noから入る人と仕事をするのは精神的に非常に疲れます。(って書いたところでNoばっかり言う人から電話がかかってきて疲れました。笑)

もちろん、できることとできないことを明確にすることは非常に大事です。ただ、そのようなときも「ここまでだったらできます。他の部分は、もしかしたら来週になってしまうかもしれません」という言い方をするか、「いやできません」という言い方をするかで大きく差がつきます。

ちなみに、ぼくは上司からの指示で「No」といったことはほとんどありません。「無理っぽいな」と思ったら、まず詳しく背景や求められるクオリティレベル、期限等を聞き、対案を出すようにしています。

ポイント4:常に相手の良い面を見つける

あなたにとっては、ある人の欠点だと思えることも、ほかの人は違う受け止め方をする場合があります。例えば、誰かがプレゼンテーション中に熱くなりすぎて発言を止められた場合、「情熱的で役に立つ奴だ」と考える人もいれば、「不愉快で嫌な奴だ」と考える人もいます。

私はいつでも前者の見方をするように努めます。人は知覚したものを無意識のうちに大げさに受け止め、そのせいで視野が狭められてしまいます。

人の心というものは、現実を歪めたり、批判的になる性質をもっていることを忘れずに、理解を深めましょう。

これはぼくにとっては目からうろこでした。

仕事をしているとどうしても他の人の粗が目に付いてしまいます。「なんでそんなことするんだろう」「もっとちゃんとやれよ」という気持ちになったことがない人はいないでしょう。

ですが、結局その感情を持ち続けてもいいことはありません。不快な気持ちがチーム全体に蔓延してパフォーマンスが下がってしまいますし、自分自身も気分が悪い。だからこそ筆者は、「どんな人にでもいい面がある」という見方をすすめているのです。

ぼくはこれを完璧にできているとは口が裂けてもいえませんが、これを心がけるだけでだいぶ世界の見え方が変わってきました。とてもオススメ。

ポイント5:知識とツールは惜しみなく他人に与える

競争の激しい環境では、特定の人しか入手できない資料をほかの人と共有することは、自分の競争力を弱める恐れがあり、理にかなっていないように思えます。

特にマッキンゼーでは、「UporOut(昇進できない者は去れ)」という風土があったため、私も最初はそうした寛大さはみずからの首を絞めるのではないかと思っていました。しかし、その狭量な考えは間違っていました。

そう感じたからこそ、先のようなツールの共有も積極的に取り組めたのです。知識はどんどん共有するべきだ、という文化をすぐに学んだからです。

そもそもマッキンゼーには、1ページにまとめられた貴重な知識から奥深い研究論文まで、幅広い情報を共有できる社内データベースがありました。20超の業界と十数種類の業務機能を網羅したデータベースから、自分のプロジェクトに関連性の高い専門知識や能力開発の資料をいつでも引き出せたのです。著者名のほか、資料のだいたいの有効期限、対象となるオーディエンス、許可、権利などの情報が記載されていました。

そして、コンサルタントやリサーチャーはそれらを使える感謝の印として、データベースに情報をアップロードするなどして貢献しました。コンサルタントが「プロジェクトに備えて充電する(ramp-upforastudy)」と言う場合、大抵はこのような過去の資料を読み、基盤となる有意義な知識を短時間で蓄積することを指していました。こうした文化の根底にあったのは、義理より自尊心と言えるかもしれません。

私の経験から言うと、他人の成功に力を貸せば、手を貸した本人でなかったとしても、ほかの誰かがあなたの成功に力を貸してくれるはずです。

これもメチャクチャ大事ですね。

「自分の知識や経験を徹底的に他人に渡す」というのはぼくのポリシーのひとつでもあります。なぜそうするのかというと、結局それが一番自分のためになるからです。

知識を体系化して他の人に渡す過程で自分の知識は更に強固なものになりますし、渡した側の人に感謝してもらうこともできます。そして、チーム全体の力も底上げされ、生産性が上がり、雰囲気もよくなります。いいことだらけですよね。

なので、ぼくは何か新しいことを学んだらメールで共有したり、特に強みがある部分についてはミニトレーニングを開いたりしています。その繰り返しで社内での立場も強くなり、知識も強化されていきます。

すぐに実践できるポイントがたくさん!

「47原則」は、歳をとって「先生」と化してしまったコンサルタントが書く抽象的な本とは一線を画した、非常に実用的な本です。

若手コンサルタントはもちろん、コンサルタント以外の方もぜひ一読してみてはいかがでしょうか。

次はこの記事をどうぞ:Todoリストの超具体的な活用方法を紹介するよ - Outward Matrix