読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

MENU

超優秀な上司と半人前のぼく。本質的な違いは「矢面に立った経験」だった

成長

スポンサーリンク

★厳選オススメ記事!

こんにちは、Shin(@Speedque01)です。ぼくはコンサルティングファームという少し特殊な職場で働いています。

「コンサルタントって何なの?」「コンサルティングファームって何をしているの?」などの質問については、下記の記事でまとめているので興味があればぜひどうぞ。

コンサルティングファームで働くのはなかなかつらい状況もあるのですが、おおむねぼくは満足しています。年をとってからは厳しそうですが、若いうちに働く環境としては非常に良いのではないかと。

コンサルティングファームの超優秀な上司たち

そんなコンサルティングファームのいいところのひとつに、「優秀な上司が多い」ということが挙げられます。

まだ20後半及び30前半にもかかわらず、歳が20-30も上の経営者に対して硬軟織り交ぜたコミュニケーションを取ったり、びっくりするほどの短時間で素晴らしくまとまった資料を作ったりしている姿を見ていると、素直にすごいなあと思います。

そういう優秀な上司たちと、まだまだ半人前の域から脱せていないぼく。ひとつひとつ差分を取っていったらキリがないですが、本質的な違いはどこにあるのか、常々考えていました。そして、それがふと腑に落ちる瞬間があったのです。

最近矢面に立つ回数が増えてきた

コンサルティングファームに入った直後は、データの分析や資料の作成がメインの仕事となります。プレゼンやディスカッションの場に連れて行かれて発言したり議事録を取ったりする場面ももちろんたくさんありますが、メインとなるのは少し上の先輩やマネージャたち。自分がその会議運営やプレゼンテーション、営業活動の責任を負うことはほとんどありません。

そういう場でも、しっかりと議事録を取ったり発言はもちろんします。しますが、そこにはマネージャや先輩たちのような、経験豊富なコンサルタントがいます。ですので、そこには「ミスっても先輩たちがいる」という安心感、悪く言えば甘えがあったことは否定できません。

しかし、最近は一人で客先に行ってプレゼンやディスカッションを実施したり、部下を連れて若干ハード目な交渉をしなければならない場面が増えてきました。そのときの追い詰められる感じは、ド新人だったころにはなかった、別種のプレッシャーです。

「ここで自分がヘンなことを言っても、助けてくれる人はいない」「自分がやらなければ、このプロジェクトは失敗する」・・・そういうプレッシャーがかかってくるのです。

だからこそ、会議に入る前にクライアントが考えているであろうことを想像したり、どんな質問が来ても答えられるように想定問答集を作ったり、そもそものプレゼン資料のクオリティをあげたり・・・ということを徹底するようになりました。もちろん新人のころも意識はしていましたが、今ほどはしていなかったです。

そういうことを繰り返しているときに、ふと「こうやって矢面に立つ回数を引き受け続けているからこそ、上司たちは優秀になったのではないか」と感じました。

追い込まれざるを得ない環境で、必死に学ぶ

非常に優秀な上司たちも、最初から何でもできたわけではおそらくありません。なかには、ぼくと同じぐらい出来が悪かった人もいるでしょう。「おれもお前ぐらいの時には似たような失敗したなあ」といってくれる先輩もいたことですし。(ただの慰めかもしれませんが・・・)

彼らは、ぼくから見たらスーパーマンです。どんなときでも諦めず、最終的にいい解を導き出してクライアントを満足させる、そんな方々です。彼らがそうなった理由は、日々難しい問題を解こうと頭に汗をかき、新しい知識を入れ、実際に手を動かし・・・というサイクルをまわし続けられたからに他なりません。

では、なぜ彼らはそこまでできたのか。その理由は、彼らが「矢面に立つ」という状況に追い込まれ続けていたからではないか、ぼくはそう感じたのです。

人はすぐ甘えてしまう、怠け癖がある生物です。そんな生物が一生懸命に努力して学び続けるためには、何らかの強制力が必要となります。その強制力として、「クライアントの前に立ち、プロジェクトの責任を一身に負う」というコンサルティングファーム特有のやり方が有効に機能していたのではないか、ぼくはそう結論付けました。

苦しい中でも先を見据える

まあ、言うのは簡単ですが、実践するのはなかなか難しいものです。できれば一作業者としてプレッシャーは控えめに仕事をしたいというのがホンネだったりします。

が、理不尽も実力不足も織り込んだ上でクライアントの前に立ち続け、プレッシャーの中で必死に仕事をし続ける、そういう心臓をつかまれるような経験をしてこそ、常々目指している「一人前のコンサルタント」への道が開かれるのではないか、ぼくはそう考えています。

明日もがんばろうっと。

次はこの記事をどうぞ:Todoリストの超具体的な活用方法を紹介するよ - Outward Matrix