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戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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「才能ないヤツは努力をするな」!?ドランクドラゴン鈴木拓の言葉が重すぎる

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。ぼく、同じカテゴリの本を読んでいると漏れなく飽きてしまうタイプの人間です。

仕事術や最新テクノロジに関する本もいいのですが、「たまには違う本も読みたいな・・・」と思って色々と手を出しています。最近「これは!」と思うジャンルは、お笑い芸人の本。これがメチャクチャに面白い。

有吉氏の「嫌われない毒舌のすすめ」、すげーよかったな。

★参考記事

これに味をしめたぼくは他にも探し出すわけです。で、今回読んだのが、ドランクドラゴン鈴木拓氏の処女作、「クズころがし」です。

正直特に好きな芸人でもなかったのですが、何か惹かれるものがあったんですよね。結果、こちらもメチャクチャ面白かった。

紹介していきます。

才能がないヤツは努力をするな

才能がないヤツは「努力をするな」。

ちょっと過激な言い方ですけど、ホントにそう思います。

でも、誤解のないように言っておきますが、コレは「才能がない」とハッキリわかった人の場合ですから。オリンピックでメダルを獲ったり、ボクシングのチャンピオンになったり、ビジネスの世界で会社を世界一にしたり、一流どころで活躍している人たちは、絶対に努力しているはずですから。

ただ、そういう人たちは自分自身がわかってます。「自分には才能がある」と理解して、それにあった努力をしてます。だからこそ、素晴らしい結果を出せるんです。

それをね、「自分も努力すれば、ああなれるかも…」と考えるのはまぁムリな話ですから。「色気づいて洒落っ気出す前に、まずテメェの顔を鏡で見てみなさいよ」 

そういう話ですから。

これは、重い。重いですが、真実の一端を紛れもなく突いています。

必死に、一生懸命に努力をすることで自分の力がつくことは明らかです。明らかですが、いくらそれをしたところで、到達できる高さには限界があることもまた確かなのです。

例えばぼくが小さな頃から一生懸命野球に邁進したとして、イチローと肩を並べるぐらいの活躍をできたかというと、おそらくできなかったでしょう。なんとでも言い訳はできるとは思いますが、一言でまとめると「才能の差」になります。

★参考記事

では、才能がないぼくたちはどうすればいいのでしょうか。努力をいくらしてもなお、何も手にすることができないとしたら、ぼくたちは何をすればいいのでしょうか。

ちゃんと働いて家族を養え

これは一般社会もそうだと思います。 

世界一のサッカー選手になるという夢を叶えられなかったら、さっさと見切りをつけて、世界一売れるサッカー用品売り場の主任になればいいです。

自分の希望する仕事に就けなかったら、仕事がダメなんだったら、プライベートをスゲェ充実させればいいです。ちゃんと就職して、毎日会社でしっかり働いて、家族を養う──それだけでスゲェ立派です。夢追っかけて自己満足してる芸人気取りより、よっぽど努力してます。

仕事が面白かろうが、つまらなかろうが、そんなのどっちでもいいですから。仕事は金を稼ぐ手段ですから。

稼いだ金で家族や恋人と楽しい時間を過ごせばいいです。そっちの山を一生懸命登るっていう夢にシフトした方が、よっぽど登りやすいですし、周りの人も幸せにできます。 

このリアリズム、個人的にはとてもスキです。

「仕事が大変」「上司とソリがあわない」といいながら働いているオッサン達がカッコ悪い?ぼくはそうは思いません。

金も稼げないのにヘンに独立してアーティスト気取り、「自由に生きていますよ」「好きに生きればいいんだよ」とかいいながらフラフラしている若者より、毎日大変な思いをしながらがんばっている冴えないおじさんのほうがよっぽどカッコいい、ぼくはそう思いますけどね。

★参考記事

人間の感情、決断というのは非常に刹那的なものです。あとで考えると、なんでこんなことをしてしまったんだろう、と思うことがあなたにもよくあるのではないでしょうか。そしてそれは、レールを外れるという決断にも適用されます。

今あなたは「自分はブログで食べていけるのかもしれない」「フリーランスでやっているのかもしれない」、そういうことを思っているのかもしれません。

しかし、半年後、1年後、2年後、5年後・・・あなたはその決断をどう振り返るでしょうか。稼げる理由もないのにレールを外れてしまうと、もはや後戻りはできません。

僕の大学の友人に、非常に優秀で魅力的な文章を書いていた人がいます。

彼は、ある大手のメーカーに入ったのですが、フリーのライターになると言って会社を辞めてしまいました。その時、彼に仕事をくれる会社がいくつかあったようです。おそらくそれで毎月5万から10万円ぐらいは稼げていたのではないかな、とぼくは推測しています。

しかし、そのぐらいの実績があり、非常に魅力的な文章書く彼でさえも、それからほとんど仕事はなくなってしまったようです。そして今は実家に引きこもり、ほぼ何もしていないという話を聞いています。今、彼とは連絡を取っていませんが、おそらく戻れるものならば辞める前に戻りたいと思ってるのではないでしょうか。

稼げる理由もないのにレールを外れてはなりません。その決断を後悔するのは、他でもない未来のあなたなのです。

・・・しかし、鈴木拓の言葉はこれで終わりではなかったのです。

たとえ、才能がなくとも。

え? 何です?「そう言うお前こそ、つまんねぇのに芸人続けてる屍じゃねぇのかよ?」 

はい。屍、19年間、一生懸命続けさせてもらってます。

ドランクドラゴンの鈴木拓。果たして彼は自分自身のことを「才能がある」と自覚して、それに見合った努力をし続けた一握りの成功者なのでしょうか。「才能がない」と自覚した上で、徹底してリアルに生きた凡人なのでしょうか。

下記の記事で、「才能」について鈴木拓が語っています。

ent.smt.docomo.ne.jp

―じゃあ、大多数の凡人はどうしたらいいんでしょう?

鈴木:期間を決めながら努力をするとかでしょうか。がんばっても身を結ばないこともあるよって、僕は言いたいだけ。人に迷惑をかけるくらいだったら、すっぱり夢を捨てて。仕事終わったあとに、休日に趣味に没頭しようっていうのもささやかだけど立派な夢ですからね。気がついたら、その趣味を極めてるって状態にいつの間にかなってたら最高じゃないですか。

―そうですね。

鈴木:トップ取れる実力がある人なら目指せばいいですけど。ある時点で「あ、ダメかも」って、自分で気づくはずですよ。でも、認めたくない人は努力に逃げますからね、これだけやったらどうにかなるだろうって。良かないよ、結果を伴わなきゃ。また、こういうことを言うから嫌われるんですよね(笑)。

―でも、拓さん自身もそういう現実を受け入れたわけですよね。その結果、何が変わりましたか?

鈴木:1ミリも自分を押し通さないって考え方になりました。押し通さないことを押し通してますよね。自分の意見を言わない、っていうか通さない。「努力すれば夢は叶うよ」って、すごい人に反論されたら「そうです、絶対そうだと思います」って、おとなしく意見を変えますし(笑)。

―そういう言い方もそうですけど、拓さんがすごいところは、開き直れてしまえるところ。そんな部分を前面に出すようになった大きなきっかけってなんだったんでしょう?

鈴木:12年ぐらいレギュラーだった『はねるのトびら』(フジテレビ系)が、人気や視聴率が下がっていくなかで、さらに僕の出番は3カ月に一度くらい。会う人がみんなが「お前は消える」って言ってましたし。自分でも「そうだろうな」って思ってました。

―『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でも「じゃない方芸人」※って括りの企画もありましたね。
※「じゃない方芸人」:お笑いタレントのグループの中で、目立つ人の陰に隠れて顔も名前も覚えられず、「◯◯じゃないほう」としか認識されない芸人たちを集めた企画。鈴木は「ドランクドラゴンの塚地じゃない方」として出演。

鈴木:だからそのころ「みんながしないことってなんだろう」って考えたら、「本音言っちゃえばいい」ってやり方を変えてからですね。本音を包み隠さず言い始めると、なんだかわからないけど、スタッフさんが喜んでくれる。次第にいろんなオファーをいただけるようになりました。

彼が突破口として見出したのは、「本音を言い続ける」ということ。これをすることで、鈴木拓は独特の立ち位置を得ることができました。

うまくいかないことがあったら、猪突猛進で努力し続けるだけでなく、「どうすれば他の人と差別化できるか?」と考え、トライ&エラーを繰り返すことが大事なのかもしれませんね。

 

★次はこの記事をどうぞ