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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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英語よりもエクセルよりも大事な三つの性質

成長

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。自分が書いた今までの記事を眺めてみると、極端に精神論に寄ったもの or 極端に実践的なレベルに寄ったものが多いな、と感じました。

ですので、今日はその真ん中ぐらいに位置するものについて自分の考えを書いてみようと思います。

ぼくの中では、一番最初に持っておくべきは「やり続けること」だと考えています。これに関しては、いくつも記事を書いてきました。

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こういう性質を持った上で、ある程度どこでも使えそうなポータブルスキルとして、エクセルや英語、タスク管理などの紹介をしています。

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ちょっとこの二つの区分だと、なんかしっくりこないなと自分では思っています。「やり続ける力」と「ポータブルスキル」の間を繋ぐ「性質のようなもの」があるのではないか、ぼくはそう思っています。

それをいろいろ考えてみた結果、なんとなく3つにまとまったので、ご紹介します。

論理性

性質その1として大事なものは、「論理性」です。

海外で働いていると痛感するのですが、言葉や文化の違いというのは想像以上に大きいものです。日本だとなんとなく通じる「空気」のようなものがまったく通じず、後でスケジュールや品質が大崩壊しかけるようなことが何回もありました。これは、海外のみならず、日本国内でも起こることです。自分にとっては当然の考えでも、他人にはびっくりするほど通じません。

その通じなさをカバーするために、数字があり、論理があるのです。

いわゆるコンサルフレームワーク的なものを使うことが論理性ではありません。ひとつの物事を深く深く考え、そしてそれをシンプルに他の人に伝えられること、それが論理性だとぼくは考えています。

これをつけていないと、いくら物事をやり続けていても結果は出ません。いったい自分が何を目指し、具体的に何をしようか他の人に説明できないし、自分でもわかっていません。そんな状態で努力し続けても、空回りし続けることになってしまうのが目に見えています。

論理性をつけるためにはどうすればいいか、というのは難しい問いです。人によって、最適な方法も変わってきますので、十把ひとからげに「こうすればいい」ということはなかなか難しい。個人的には、ゼロ秒思考はだいぶ自分の論理性向上のためになった気はしますけどね。

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協調性

二番目にあげたいのがこちら、協調性です。

コンサルティングファームで働いていてたまに見かけるのが、「頭はいいんだけどなんかいけすかない」というタイプの人です。言うことは的を得ているし、各種スキルのレベルも非常に高い。でも、常に人を見下したような表情で、発言も「なんでお前らこんなこともわからないの?ww」という胸中が透けて見えてしまう感じ。

もちろん非常に優秀なので、こういうタイプの人もある程度までは上にいくのだと思います。でも、あくまでも「ある程度」どまりじゃないかな。

残念ながら、世の中の大多数の人は「優秀」ではありません。彼らにとっては「当たり前」レベルのことでも、ぼくらレベルにとっては「理解するだけで必死」だったりもするわけです。そういう人がいることも理解した上で、バカにせずちゃんと人間関係を構築する、そういう協調性は確実に必要だとぼくは考えています。

協調性レベルをあげるにはどうしたらいいか。ぼくは、まず一度本気で何かプロジェクトをリードする経験をし、そこで手痛い失敗をすることだと考えています。

日々の生活では、実はそこまで協調性を求められることはありません。協調性がもっとも必要とされるのは、「いろんな人の利害が強烈にぶつかりまくるプロジェクトの渦中」です。

仕事上での特命プロジェクトでもいいし、高校の学園祭でもいい。大学院でのチームを組んだ上での論文作成でもいいでしょう。そういうときには、必ず複数の人間の想いや利害が交錯し、何もしないとグチャグチャになっていきます。

そういうときに、プロジェクトリーダーとして各方面からの意見を聞き、真の要望を特定し、うまく導く。そういう経験を重ねていけば、真の意味で「協調性」を身につけることがだんだんとできていきます。

・・・みんな、「ぼくは協調性がある!」っていうんですよ。ぼくもそうでした。

結構友達は多いほうですし、なんとなく話をまとめたりぴりぴりしているムードを緩和させたり、そういうのは得意でした。なので、会社に入ってもそういうところを武器にしてみんなが働きやすい環境を作るぞ!と意気込んでいました。

でも、そうはうまくはいきません。クライアント<->コンサルタント、年上<->年下、異性<->同姓、好き<->嫌い、人間模様は多種多様。そんな中で、ぼくのようなフワフワしているだけの人間はほぼ無価値に等しかった。

様々な種類の人がいることを心底自覚した上で、彼らの話をしっかりと理解し、全体最適に持っていく。そういう真の「協調性」を持っている人は本当に数少なく、貴重な存在だなといまは思っています。

主体性

最後にあげたいのがこれ、主体性です。

簡単に言うと、自分から物事を始め、最後までドライブし続ける性質のことです。ぼくは、今でもこれに自信がありません。

主体的に物事を進めるということは、想像以上に大変です。自分で最終的なゴールを描かなければいけないし、他の人に協力してもらわなければいけない。うまく行かないことがあったら、それはすべて自分の責任。そういうプレッシャーを感じ続けないといけないのです。

それよりは、誰かの指示に従って動き続けたほうがよっぽどラクです。いわれたことだけやっていればいいですし、それでもしうまく行かなかったとしても「おれは言われたとおりやっただけだぞ」といえばそれで終わる話。

ぼくが面接をしたりプロジェクトメンバーを選定したりするときには、その人がこの性質を持っているかどうか、非常に重視しています。そのときに聞くのは、「どのような規模でもいいですが、一人称でした仕事について話してください」という質問です。

「こういうプロジェクトがあり、こういう役割で仕事をしていました」という話なら、誰にでもできます。毎日会社に行けばなんらかのやることは振ってくるのですから、それをやっていればいいだけです。

そうではなく、「自分の意思でこれが必要だと考え、自分で手を上げて最後までやりきった」という経験があるのかどうか、それで主体性の有無が図れるとぼくは考えています。

社会人のみならず、学生でもそうです。「サークルで副代表をやっていた」というような単なる役割の話などなんのアピールポイントにもなりません。そうではなく、「こういうことをやってみたいという強い思いがあり、それを実現するために具体的にこういう行動をした」という話が聞きたいのです。

ポータブルスキルもいいけど、性質にも目を向けよう

現実世界でもネット世界でもそうですが、この3つを揃えている人はあまりいない印象があります。ひとつだけしかもっていないと、こんな感じになります。

  • 論理性はあるが他二つがない人:正しそうなことを言うが、行動には落ちてこず、ただ人をイラつかせる
  • 主体性はあるが、他二つがない人:ガンガン人を巻き込んでとりあえずはじめてみるが、即空中分解する
  • 協調性はあるが、他二つがない人:よく言えば無害、悪く言えばいてもいなくても変わらない

3つ全てを揃える必要はないですが、早い段階で2つ揃えておくといいかもしれませんね。そうすれば、活躍できる場所はいくつも出てくるので、残り一つもその経験の中で磨かれていくのではないかと思います。