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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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就活生が読むべきは「就活対策本」じゃなくて「採用指南本」だよ

就活

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★厳選オススメ記事!

こんにちは、Shin(@Speedque01)です。今日は就職活動関連のことを書いてみます。

いわゆる「就職活動解禁」から3週間がたちました。大学生、大学院生のみなさまはいろいろ苦労なさっていることと思います。さらっと決まった人はおめでとうございます。

就職活動は、ぼくたちの人生になかなか大きい影響を与えます。そのため、みんななんとかうまくやろうと必死になり、「どうすれば就活で成功するか」というマニュアルを求めます。もっとも有名なのは、絶対内定シリーズですかね。

これらの就活対策マニュアルを読むことがムダだとは言いません。今まで知らなかった就活の常識を知ることはできますし、過去うまくいった人たちの行動をパターン化して効率よくインストールできるという意味では、もちろん有用です。

しかしながら、残念ながらこれらの本を読んでも表層的なノウハウを身につけることが精一杯です。それは、Webに転がっている情報でも一緒です。

「就職活動 面接 コツ」でググって見たところ、この記事がトップでヒットしました。

bideki-danshi.com

中身はこんなかんじ。

A.要点を端的に話す(ダラダラと長く語らない)
B.傲慢な口調にならない(自分ならできる感を出しすぎない)
C.1つでも、企業研究をしてきましたよ感を出す
D.あくまでも予想なので、決意表明を最後に示しておく
E.次の質問が来やすいようなワードを記憶に残す

・・・まあ、間違ってはいないかもしれませんが、役に立つかどうかといわれるとはてなマークですね。こういうものを大量に読んだからといって、それで面接に通る力がつく気はあまりしません。

あなたが採用担当者だとしたら?

ここでちょっと視点を変えてみて欲しいのです。もしあなたが実際に採用を行う採用担当者となったら、何をするでしょうか。

  • 新規に人を採用しなければいけない目的を明確化する
  • 定性的、定量的なゴールを設定する
  • 採用活動のスケジュールを立てる
  • 採用活動のフレームを決める
  • 採用に当たっての基準を決める
  • 採用をするためのリソース(人、金、時間等)を確保する
  • 実際に採用活動を開始する

こんなところですかね。この採用担当者たちも同じ人間、最初は何の知識もないところから始まります。そうするとどうするでしょうか。

「採用活動とは何か、どうすべきか、どういう人を取るべきか」ということについて、知見がある人に話しを聞きに言ったり、そこについてまとめた本を読んだりしますよね。

採用指南本の内容はリアル

学生向けの就職活動対策本の視点と採用担当者向けの採用指南本の視点は、まったく違うものになっています。採用指南本では、リアルな採用活動の全体像や、本当にとるべき人材について詳細に書いてあります。

この記事が参考になるかも。

www.outward-matrix.com

 

この本も面白いですね。サイバーエージェントやカヤック、ライフネット生命などの採用の裏側について実例が載っています。

 

この本は学生向けではありますが、「学生は採用担当者の視点を理解すべきである」という視点で書かれていて、非常に実践的です。

多くの学生は、企業が学生に求めているのは、「コミュニケーション能力」「主体性」「粘り強さ」だと言います。確かに、こうした項目は実際に企業が学生に求めている「基準」であることも事実です。

しかしながら、これらは、企業が求めている基準のほんの一部でしかありません。他にも企業が求めている大切な基準はたくさんあります。

一方で、企業がそれほど重視していないにもかかわらず、重視していると学生が勘違いしている基準もたくさんあるのが実情なのです。

学生にとって、企業が求めている基準の全体像を知ることは、その後の就職活動の成否を左右する一大事でありながら、そのことを正確に伝えるマスメディアもなければ、的確な情報源も見当たらないのが現実です。

これは本当にその通りですね。深く同意します。

 

ちなみに、こういう系でもっとも有名であろう伊賀さんの「採用基準」はオススメしません。

「大事なのは地頭でも学歴でもなく、チーム全体を巻き込んで引っ張っていけるリーダーシップだよ」という主張が書かれています。逆に言うとそれだけなので、わざわざ読まなくてもよいかと。アマゾンでは☆4つの評価ですが、なんでかな・・・。やっぱり元マッキンゼーは強いということなのでしょうか。

時間のあるうちに「採用指南本」を読もう

学生の皆さんには、時間があるうちに採用指南本を読んで、「企業はいったいどういう人材を求めているのか」「就職活動はどういう風にデザインされているのか」というところをしっかり理解しておくことをオススメします。

それはおそらく、表面的な就職活動ノウハウよりもよっぽど有用な学びとなります。