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戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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武井壮の話が凄まじい。毎日の積み重ねで日本一になった男。

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。Youtubeでヤバい動画を見つけてしまいました。

百獣の王、武井壮が、思い出のグラウンドで後輩たちにアドバイスをする動画(武井壮しらべ)。

www.youtube.com

※9分10秒あたりからスタート

この武井壮のアドバイスが、なんというか非常に良い。武井壮、本当にすごい。

武井壮の言葉の全部が突き刺さります。これをこのまま流してしまうのは惜しいと思い、武井壮の言葉を文章にしてみました。(こういうとき、本当に音声認識便利ですよ。)

★参考記事

武井壮の略歴

まず、武井壮がどのような人なのか、少し説明します。意外と彼の経歴を知らない人も多いのではないでしょうか。

学生時代

東京都葛飾区出身。修徳中学校・高等学校を経て、神戸学院大学法学部に進学。中学・高校では成績がトップで入学金も学費が免除され、奨学金が支給されていた。中学では野球、高校ではボクシングに取り組んでいたが、大学時代に短距離走を始め、神戸学院大学3年時に十種競技へ転向する。中央学院大学にスカウトされ、神戸学院大学卒業後に進学。

1997年の第81回日本陸上競技選手権大会十種競技において、競技歴2年半で優勝する。100m走ベスト記録の10秒54は2015年まで、十種競技・100mの日本最高記録だった。

武井壮 - Wikipedia

どうしてもスポーツのイメージが強い武井壮ですが、話している動画を見てみると頭も非常に切れる人であることがわかります。中学・高校で成績がトップだったというのも納得ですね。

また、競技暦たったの2年半で十種競技にて優勝というのもすさまじいです。スポーツ経験者ならわかると思いますが、これだけの期間で日本のトップに立つというのは、才能だけではどうにもなりません。その背後には、血のにじむような努力があったのではないでしょうか。

大学卒業後

中央学院大学卒業後に陸上をやめ、1998年から2000年までアメリカにゴルフ留学。2001年1月から2月にかけて、台湾プロ野球リーグ・中信ホエールズの冬季キャンプ特別コーチを務めた後、同年3月からはスポーツトレーナーとしての活動を本格的に始め、2010年までの間、陸上選手はもとより、競輪選手・プロゴルファー・プロ野球選手の個人トレーナーも務めていた。

2003年頃(本人曰く30歳の時から)本業の合間に芸能活動を始める。本気でプロ野球選手を目指し、足がかりとして2005年1月、社会人野球チーム茨城ゴールデンゴールズに投手として入団。試合にもしばしば出ていたが、同年10月に「32歳で入団テストをやらせてくれる球団が無い」事に気付き、同年末に退団している。同時期に芸能人草野球チーム「神様」に外野手として入団している。

仕事柄ホテル暮らしが多く、2004年頃から2013年まで家なし生活(寝場所は実家か友人の家かホテル)を送っていた。2006年3月19日にスポーツバーで、犬用ガムを噛んで顎を鍛えている所をピエール瀧に「発見」され、同年5月よりスペースシャワーTV『Oxala!』(瀧と森山直太朗がMCの木曜日)に森山のマラソンチャレンジのためのトレーナーとして準レギュラー出演。その後も同番組の企画でCDデビューするなどしたことから、ピエール瀧は武井壮の第一発見者とも言われている。

2012年5月、森山の紹介という形で『うもれびと』に百獣の王を目指す男として出演し注目を集め、地上波のバラエティ番組で活躍するようになる。

武井壮 - Wikipedia

もはや突っ込みどころしかない。笑

陸上競技で日本一を取ったと思ったらそれをやめ、ゴルフ留学した後台湾のプロ野球リーグのコーチ、パーソナルトレーナーをやってさらに本気でプロ野球選手を目指す・・・。もはや理解が及ばないレベルのキャリアチェンジです。

そして、今は芸能界に出ていて、ハリウッドスターを目指している彼。常識的なキャリアからは逸脱しまくっています。

おそらく彼は、先のことを徹底的にプランニングしているというより、その場その場でできることを本気でやりぬき、結果を出していっている人のようです。以下で紹介する動画で、その信念が痛いほど伝わってきますよ。

武井壮の言葉:練習だろうが試合だろうが、いつでも自己ベストを出せ

学生:陸上を止めたいときってありましたか?

武井壮:おれはなかったね。それは順調にいってたからっていうのもあるけど、でもやっぱり、スポーツでスランプとかさ、嫌になっちゃうとかやる気なくなっちゃうっていうのは、記録が伸びないのが一番よくないんじゃないかなと思うのね。

武井壮:陸上って不思議でさ、自己ベスト出すのが仕事なのに、練習で自己ベスト出す回数ってそんな多くないじゃん。例えば200M5本いきますって言っても、5本全部自己ベスト出すかっていったら出さないでしょ。

武井壮:でも、試合では全部自己ベスト出したいわけじゃん。なのに練習では自己ベスト出そうとしてる時間がすごい少ないのよ。俺はそれが嫌で毎日自己ベスト出すために毎日自分のデータ調べてたの。偶然調子が悪い日をゼロにしようと思って、部屋の中と外に気温計と湿度計を置いて、気温が何度で、湿度が何度で、体温を脇と肘と膝と足の指の間と、挟めるところ全部測って記録しとくわけ。

武井壮:その時に、50メートル計ってたんだけど、自己ベストに対して何%の記録が出たかっていうのを出しとくわけ。それを6年間やってたの、ずっと。自分が着てる服の素材も全部書き込んで、どんな服着てたら体調が良いって感じるのとか、練習で疲れた体力を1秒でも早く回復できる方法を毎日調べてたし。

武井壮:でもそれを6年もやってると、どんなふうにしたら調子が良くなるかわかってくる。俺は陸上やってる日は調子悪い日が一日もなかった。毎日自己ベストが出せる状態だったから、やめたいって思ったことは一回もなかったな。そんな感じだね。ちょっと難しい話だったね。でもそんなふうに陸上やってたのよ、俺。

武井壮:調子が悪いなんてことは、アスリートとしてはまず言っちゃいけない言葉だと思ってる。100の力持ってるとしたら、いつでも100以上出せる能力を持っとくっていうのが、アスリートの最低限の仕事だから。

武井壮:それを毎回やって、あんな風にして世界が広がっていくんだっていうのを、たくさんの人に喜んで見てもらうっていうのが、アスリートが一番役に立つお仕事だと思ってるから。

武井壮:だからそれのために学生時代は1分でも1秒でも早く疲れから回復して、次の練習をまた自己ベストで迎えられるようにと思って毎日やってたかな。

武井壮の言葉を聞いた学生たちは目を見開き、言葉を失っていました。それはぼくも同様。武井壮のように日本一になる人というのは、ここまでやりきるのかと。

ぼくももちろん、そのときどきで勉強やスポーツを頑張ってきました。自分は頭も要領も悪い、でも負けたくない。だったら他の人に負けないぐらいやるしかない、やりきるしかない。そういう風に思ってやってきたし、それなりの成果は出してきました。

・・・でもそれは結局、「それなり」だったんだな、と武井壮の言葉を聞いて痛感しました。

武井壮ほど徹底的にやり切ったか、そこまで毎日自分を伸ばすことにこだわっていたか。答えは明確にNoです。武井壮との人間としての質の違いをまざまざと見せ付けられました。

武井壮の言葉:大学時代にすべきことは、宝石をポケットに詰め込みまくること

学生:私今3回生で、そろそろ就職活動とか考えていく時期なんですけど、武井さんは3回生のときとか、将来どのように考えて過ごしていましたか?

武井壮:そうか、就職活動の時期だよね。なるほど。

武井壮:俺が学生の頃は就職する気はなかったんだけど、何か手に入れないとって思ってたの。俺はいつもこういう話をするとき言うんだけど、みんな部活とかあるから授業めんどくさいでしょう?練習しんどいから、もう今日は授業いいかとかさ、そういうことすごい考えるでしょう。やっぱり楽しく過ごしたいし。

武井壮:でも大学の4年間というのは、二度と帰ってこないぐらいいろんなものを得られる時間だと思うのね。この後卒業したみんなが今以上に、好きなものを好きなだけ手に入れていい時間はやってこないと思う。

武井壮:あのキャンパスには、それぞれの学問の分野で、社会に認められたいろんな先生がいて、その人たちが好きなだけ学んでいいですよって、皆にプレゼントくれる場所なのよ。もう値段つけられないような宝石がいっぱい入った宝石箱を渡されてるようなもんだと思う。

武井壮:それを「ポケットに入れてもいいよ」って言われてるのに、入れるか入れないかを決めるのは君たちの勝手っていう。だから、卒業するときにポケットに何も入ってない自分で就職活動して、「あなたの会社にこういう魅力持ってきました」って言っても、「いやポケットに宝石ないよね」と大人の人たちはわかるから。この人がどうやって学生生活をすごしてきたのかを見てるから。

武井壮:だからなんかこの4年間でもうジャラジャラつけて、「この子、宝石まみれできたな・・・!」って思ってもらえるように卒業の日を迎えるのが俺は一番いい過ごし方じゃないかなと思うのね。

これ以上ないほど武井壮に同意。 大学一年生だったころの自分に聞かせてやりたい。

大学時代って、毎日時間があって、いろんな勉強ができて、いろんな人にあえるような、そういうステキな日々でした。それを自分はどこまで有効活用できたのか、改めて問われると自信がないのです。

もちろん、しっかり研究をしましたし、就職活動もしました。たくさん友達もできて、今でも刺激を受けることがたくさんあります。しかし、武井壮がいう「宝石」をどのぐらい身につけることができたか、それを得るために武井壮にも負けないぐらい必死になれたか。

もう社会人となって活躍されているみなさんはいかがでしょうか。また、現在大学生のみなさんは、宝石を得るために一生懸命頑張っていますでしょうか。

武井壮の言葉:日本一にだって世界一にだってなれる

武井壮:皆いろんな夢があると思うけど、今はゼロのものでもいいと思う。例えば映画監督になりたいとか、なんでもいいと思うんだけど、やんないとゼロでしょ。でも今日から勉強始めて、いっこ勉強したら1だから。で、明日また頑張ったら2だから。今チャンピオンの人が1000あるとしたら、3年間やったら追いつくから。人間ってそういう風に成長していくもんだと思うから。

武井壮:だからそこ目指して、毎日自分の時間使ってあげるっていうのを習慣づけて、できればアスリートとしても成功して欲しいし、そうなりたいと思う気持ちで毎日練習して欲しいと思うし。練習以外の時間で自分が使う時間も、練習と同じ熱意で過ごしてもらいたいと思うし。それが大事だと思うのね。

武井壮:何回も泣いたし、ここで。「俺はほかの誰よりも練習してるし、ほかの誰よりも練習以外の時間も一生懸命強くなるために過ごしてんのに、まだ負けるんだ」って思って、毎試合終わった後泣きながら練習してたし。

武井壮:でもそうやって、負けて負けて泣いて泣いて過ごしてたらいつの間にか日本一になってたから。みんなもそういう風にやってたことが報われて、何か手に入ったという時間になってくれたら嬉しいなと思うよね。だから頑張ってくれよ。

武井壮:おれも芸能界で世界一を目指してるから。ハリウッドスターを。(学生たち:笑)

武井壮:皆笑うだろ?俺がハリウッドスターっつったら。俺は本気だから。

武井壮:世界中どこへ行っても、「Oh, Mr.Takei!」って言われるような男になりたいなって今思ってんの。2年前そう思ってたの、日本中どの街歩いても「あ、武井さんだ!」言われて全員に挨拶して歩くような男になりたいって言ってたの。2年たった今、そうなれた、ちょっとね。

武井壮:だから全っ然夢じゃないのよ。笑い話でも全然なくて。ほんとにおれはそう思ってるから。でも本気で目指した人しか、多分叶わないんだよね、なんか。どんな道いっても可能性だらけだから。8時間働いたって16時間余ってんだから。

武井壮:その時間で自分を成長させることは何歳になっても可能だし、41歳になる俺がまだ成長するわけだから。みんなもそれに負けないように頑張ってもらいたいな。俺はなんか本当にこれからもガンガンいってやろうと思うね。負けないからね。

武井壮:みんなにもそういうなんか夢のいっぱい詰まった時間を過ごしていただけたらうれしいなと。で、自分自身をどんどん調べ尽くしていって欲しいなと。俺ってこういう人間だなと。こういう能力が俺にはあるんだと。

武井壮:今持ってない能力を一杯手に入れてもらって、皆さんがそれぞれ目指す頂点に立っていただくことを期待してます。

武井壮、ステキすぎるなほんとに。実際にやってきて、結果を出してきた人の言葉は重みが違う。ぼくも武井壮のように、重みがある言葉を紡げる人になりたいです。

毎日ひとつずつ積み重ね、負け続けて泣き続けて、それでもあきらめずに最後には日本一を掴み取った武井壮。本当にカッコいいなという言葉しかありません。

ぼくも毎日毎日、「自分はなんてダメなんだろう、もうムリじゃないか」と思いながら過ごしています。それでもあきらめずにやっていけばいつか欲しいものが手に入る、そう思わせてくれる言葉でした。

武井壮の本「勝つ人」もアツい

武井壮は「勝つ人」という本も出しています。内容は、武井壮が有名なアスリートたちにインタビューし、「勝つ人」の特徴をあぶりだすというもの。非常に面白いです。

この本のなかに、下記のような一節がありました。

武井壮:だからみんな愛おしい。顔と身体と声が違うだけで、コアの部分はみんな一緒ね、勝ちを諦めきれない可愛い少年少女。筋肉とか技術とかでちょっとずつ大きくして「負けないぞ」っていう自分をつくって、威嚇して、ときには部屋でひとりで泣いて落ち込んで、でも外に出たら、また強がってみたいな、ずっとそれがやめられない愛おしい人たちでした。

これは武井壮がインタビューしたアスリートたちについてのコメントですが、まさしく武井壮にも当てはまることなのではないかな、とぼくは考えています。

武井壮は非常に厳しく自分を追い込み、毎日毎日がんばっていたのでしょう。その中で、「もうだめだ」と諦めかけたこともあるのだと思います。しかし、完全に挫折して諦めることはなく、また毎日のトレーニングを真摯にこなす。そういう積み重ねが、今の武井壮を築いているのです。

武井壮の言葉を聞いていると、「自分はどうかな、がんばっているかな」と振り返りざるを得ません。そして、ぼくはおそらくまだまだ全然武井壮にはかないません。

ただ、絶対にいつか追いつきという気持ちは強く持っていますし、ずっと持ち続けたいですね。

武井壮は「グリット(諦めない力)」の体現者だ

武井壮の本を読んだり話を聞いたりしていると、彼はまさしくグリット「(諦めない力)」の体現者だな、という印象を受けます。

★参考記事

「粘り強さ」のひとつの表れは、「きのうよりも上手になるように」と、日々の努力を怠らないことだ。

だからこそ、ひとつの分野に深く興味を持ったら、わき目もふらずに打ち込んで、自分のスキルを上回る目標を設定してはそれをクリアする「練習」に励む必要がある。自分の弱点をはっきりと認識し、それを克服するための努力を日々繰り返し、何年も続けなければならない。

また、「やり抜く力」が強いということは、慢心しないことでもある。分野を問わず、どれほど道を究めていても、「やり抜く力」の鉄人たちは、まるで決まり文句のように「なにが何でも、もっとうまくなりたい!」と口にする。

これはグリットを鍛えるステップの2つ目である「練習」からの一節ですが、これはまさに武井壮の日々の習慣をそっくりそのままもってきたような記述です。

毎日毎日「どうやったらもっとうまくできるようになるか」「自分を鍛えるためには何をすればいいか」と自問自答し、改善し、結果を出し続ける。まさしくグリットを強く持っている人の姿だな、と感銘を受けますね。

武井壮はもともと十種競技で活躍していましたが、その後も野球やゴルフ、芸能界など活躍の幅をどんどん広げています。本まで書いていますしね。

おそらく、そこで必要とされる力はまったく違うはず。しかし、武井壮はその類まれなる「諦めない力」を徹底的に活かしきり、どの世界でも一流になっています。

これは、スポーツマンでもビジネスパーソンでも、あまねくすべての人にグリットが必要であるという証拠になるのではないでしょうか。最初はあまりスキルがなくても、とても強いグリットさえあれば、ぼくらもその領域で一流となれるのではないでしょうか。

武井壮を見ていると、そう勇気付けられます。

武井壮にいつか直接話を聞いてみたい

武井壮は最初から自分の欲しいものをまっすぐに見据え、それを得るために一生懸命やってきたのでしょう。その重みは、そこらへんの適当な人には一生かかっても出せないものです。いつか、武井壮の話を直接聞く機会を作りたいと強く思いました。

これからも武井壮を応援しています!

★次はこの記事をどうぞ