読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

MENU

コミュ障を脱し、生産的な会話をするための10のコツを紹介してみる

ライフハック

スポンサーリンク

★厳選オススメ記事!

こんにちは、Shinです。今日は生産的な会話をするための10のコツについてお伝えします。

「なかなか人と会話が上手く続かないな、ぼくってコミュ障なのではないだろうか・・・」と悩んでいる人、いませんか?ぼくはだいぶ苦労しました。特に初対面の人。どうしてもぎこちなくなってしまって、会話を楽しむどころか試練みたいになってしまっていました。せっかく新しい人と知りあって仲良くなりたいのに・・・つらいですよね。「こうすれば会話が続く」系の本を読んだこともありますが、正直あまり使えなかった覚えが・・・。

そんななか、TEDでなかなかエッジが効いていてしかも使える動画を発見しました。それがこちら、"10 WAYS TO HAVE A BETTER CONVERSATION"です。

www.ted.com

スピーカーはプロのインタビュアーで、いろんな人と上手くコミュニケーションをとるということに関して非常に深い知見を持っています。10のコツを話し始めるにあたっての前置きがまたいいんですよね。

会話の秘訣についてはいろいろ聞いたことがあるでしょう。相手の目を見るとか、前もって興味のある話題について考えておくとか、注意して聞いていること示すよう、相手を見つめ、相槌を打ち、微笑むとか。相手の言葉を繰り返したり、要約して言うとか — そういうのは全て忘れてください。役に立ちませんから。

こうやって、ありがちなものを一端全否定する姿勢、ぼくは非常に好きです。笑

では、ぼくの実経験も交えつつ、10のコツを紹介していきます。

コツその1:"ながら"をしない

携帯電話やタブレットや車の鍵なんかをもてあそぶのをやめる、というだけでなく、身も心もそこにいるということです。その瞬間にいるようにするのです。

上司との口論のことなんて考えないでください。夕食は何にしようかなんて考えないでください。もし会話から抜けたいならどうぞ抜けてください。でも半分だけ参加というのはやめてください。

"ながら会話"、多くの人がやってしまっていると思います。PCをみたままでしか話を聞いてくれない上司、スマホを触り続ける友人・・・。そんな人と生産的な会話ができる木はしないですよね。

正直ぼくも人のことを言えず、彼女を悲しませてしまったことがありました。せっかく電話したりデートしたりしているのに、仕事をしたり本を読んだりネットニュースを見ていたり・・・。そこに「ぼく」は半分もいなかったことでしょう。

その失礼さ、そこから最終的に受ける損失を理解してからは、ぼくは絶対にその場に集中するようにしています。そのほうが効率よくなりますしね。

コツその2:一方的に話さない

もし自分の意見を、反応や議論や反論や成長の機会なしに主張したいのだったら、ブログを書けばいい。
独断的に話す人を私の番組に出さない理由は、つまらないからです。もし保守派なら、「オバマやフードスタンプや中絶が嫌い」、リベラル派なら、「大銀行や石油会社やディック・チェイニーが嫌い」でしょう。言うことが分かりきっています。そんな風になりたくはないでしょう。何か学ぶものがあるはずという姿勢で 会話に臨む必要があります。

有名なセラピスト、M・スコット・ペックは 「本当に聞くためには 自分を脇に置く必要がある」と言っています。これは時に自分の意見は脇に置いておく必要があるということです。

いくら意見がロジカルでデータに基づいていて正しくても、それを一方的にまくしたてるだけの人の話を聞きたいでしょうか。まずは相手がどういう意見を持っているのか、何を考えているのかしっかり理解し、その後に議論を始めるべきなのです。

これはコンサルティングワークでもそうです。たまに"唯一無二の正しい答え"があると勘違いして、そこに落とし込むだけのコンサルタントもいますが、それではコンサルタントとしては失格です。まず、相手の状況はどうなっていて何を求めているのか、それを徹底的にヒアリングしないと、本当に効果的な戦略を立案することなど不可能です。

www.outward-matrix.com

コツその3:自由回答の質問をする

いつ/どこで/誰が/何を/なぜ/どのように、で始まる質問をするんです。複雑な質問をしても 簡単な答えが返ってくるだけです。

もし「怖かったの?」と聞けば、質問の中の最も印象的な言葉に反応し、この場合「怖かった」で答えは「はい」か「いいえ」です。「怒っていたの?」「ええ とても怒っていました」 。

相手に説明させましょうよ。知っているのは向こうなんだから、こんな質問をするんです。「どんな様子だった?」「どう感じたの?」。そうすれば、相手は立ち止まって考えなければならなくなり、そしてずっと興味深い答えが返ってくるでしょう。

これはシンプルで使いやすいコツですね。会話が上手い人は、押しなべてオープンクエスチョンの使い方がうまいなーと感じます。

会話が下手な人の質問の振り方は、本当に壊滅的です。

質問者:「昨日は例の会議に出たの?」

回答者:「うん、出たけど・・・(だからなんなの)」

質問者:「・・・(会話が広がらない)」

そりゃ広がらないわ。

そうではなく、まず相手がなるべく多く話せるような質問をして、そこからどんどん話を広げていく必要があるのです。

質問者:「昨日の例の会議でさ、今後の方向性は決まったの?」

回答者:「いやーそれがさ、結局クライアント側での意思疎通も取れてなくて、まだぼんやりしてるんだよねー。もう一度全体像を深堀する必要ありそうだわ」

質問者:「意思疎通がとれてない原因って何だろうね?」

回答者:「そもそものゴールイメージがクライアント側でマッチしてないんだろうなー。ぼくらも最終的なゴールを明確に言語化して、一枚岩になれるようにしないといけないなという気がしている」

みたいなかんじ。オープンクエスチョンだとお互いのコミュニケーション量がどんどん増えていって、活発になっていくことがわかります。

コツその4:流れに任せる

頭に浮かんだ考えは、出て行かせなければなりません。よくこんなインタビューを聞いたことがあるでしょう。ゲストが何分も話した後に司会者のする質問が、全然無関係だったり前に答えていることだというような。

司会者は2分前に聞くことを止めてしまったのでしょう。何か巧みな質問を思いついて、これは絶対言わなきゃいけないと心に決めたのです。私たちも、全く同じことをしています。

個人的にコレは「・・・確かに!!!」と新たに気づいたポイントです。

日本人に特に多いですが、「相手の会話をなるべく邪魔したくない」というヘンな気遣いがありますよね。で、聞きたいことがあっても「あとできけばいっか」と流してしまう。それでは全然ダメなのです。

ぼくらのアタマの容量はそんなに多くなく、「後で聞こう」と思っていてもほぼ確実に雲散霧消します。それに、仮に覚えていたとしても、その質問の"鮮度"はダダ下がりとなります。

その場で即思いついた質問は、その文脈に即していて非常にクオリティが高いものとなる可能性が高いのですが、後に取っておくと「???何で今それ聞くの???」となってしまいます。

ぼくも結構遠慮して質問は後でいいやと思ってしまうタイプなのですが、今後は思いついたらどんどん聞いていこうと決意したところ。 

コツその5:知らなければ知らないという

ラジオに出演する人は(特にNPRの場合)、話したことは記録に残ると分かっているので、自分が何かの専門家だとか何かを確かに知っていると言うときには、よほど注意します。

皆さんもそうして下さい。注意しすぎるくらいでいいです。話を安っぽくしてはいけません。

知ったかぶり症候群、本当に怖いですよね。

「知らないこと」なんかあっても当然なのです。 この世界にある情報の多くは、ぼくらは知りません。それ自体は全然恥ずかしいことではなく、新たに教えてもらい、学べばいいのです。

知らないのに、知ってるといってしまった場合何が起こるか。相手はあなたがそれを知っている前提で話すため、それに関係した多くの新ワードを出して話してきます。もちろんそれもあなたはわからず、話についていけなくなってしまいます。

そんな悲劇的なコミュニケーションにならないように、「すみません、その言葉の意味を教えてくれませんか?」「それはこういう意味であっていますか?」と一言挟む勇気を持ちましょう。

コツその6:相手の体験と自分の体験を同一視しない

相手が家族を亡くしたと話しているときに、自分が家族を亡くした話を持ち出さないことです。相手が会社でのトラブルについて話している時に、自分の仕事がどんなに嫌か言い出さないことです。

相手と自分の経験は、全く違うものです。全ての経験は個別のものなんです。さらに重要なのは 自分の話をしているのではないということです。

自分の経験と同じような話を誰かがしていると、しめたとばかりに自分の話に持っていく人、いますよね・・・。これも、自分がやられたことを考えたらウザいにもほどがある。

一生懸命話している最中に、「あ、それおれもあるわ。っていうのも3日前の話でさ・・・」みたいにカットインされて、主導権を握られたらどう思いますか?「せっかく話していたのに・・・」と落ち込みますよね。

自分がやられて嫌なことは、相手にもしないように気をつけたいところです。

コツその7:同じことを何度も言わない

恩着せがましくうんざりしますが、みんなやりがちです。特に職場での会話や子供たちとの会話で、自分の主張が正しいことを示そうと、言葉を変えて繰り返すのです。それはしないで下さい。

なんだかんだ一回言えば伝わるものです。それなのに、同じことを言葉だけ変えてなんどもなんども言われると、非常にうんざりします。「もうわかったから黙っててくれ!」と叫びたくなる。

別に相手は何もわからないバカ野郎ではなく、ちゃんと理解力も記憶力もある人間です。一回言ったらそれをしつこく念押しすることなく、次の話題に移りましょう。

コツその8:細かいことにこだわらない

率直に言って、相手は細かいことを気にしていません。年号や氏名や日付のような詳細です。皆さん思い出そうと苦労しているかもしれませんが、相手は興味がありません。興味があるのはあなたについてです。あなたがどんな人でどんな共通点があるのか。だから、詳細は忘れましょう。必要ありません。

なんでそこまで・・・というぐらい細かいことにこだわる人、たまにいますよね。

細かいデータを調べたいのであれば、あとでネットを使うなりメールで確認するなりすればいいことで、現在の会話という場でそんなものは必要ありません。細かいデータについて正誤をつつきあう暇があったら、会話の流れをよりよくするためにオープンクエスチョンをしまくったほうがよほど効果的。 

コツその9:聞く

これは最後ではありませんが、最も重要なことです。「聞くこと」。

この点を言った偉人がどれほど 沢山いたか分からないほどですが、聞くことは誰もが伸ばせる最も重要なスキルなんです。

ブッダの言葉です。少し言い換えていますが。 「口が開いている時には 何も学ばない」

無口で有名な大統領カルビン・クーリッジ曰く。「聞いたことでクビになった者はいない」

相手の言うことを聞く、というのはいくら強調しても足りないぐらい重要なことです。この世で起きている問題の根っこのほとんどは、「お互い相手の言うことを理解しない」ことから始まっているのではないでしょうか。

恋愛でも仕事でも友人関係でもそう。自分が言いたいことを言いまくるばかりで、相手の立場を想像したり、考えを聞くことなんかまったくしない。それで「相互理解の促進」なんてことができるはずないのです。

口を挟みたくなる気持ちを一端抑えて、まずは「相手の言うことを聞く」それだけに集中しましょう。あなたのご高説はその後でも十分間に合いますから。

コツその10:簡潔に

ルールが もう1つあります その10は「簡潔に」 [私の妹曰く「良い会話は ミニスカートのようなもの 興味を引けるくらいに短く ただし肝心な ところをカバーできるだけ長くすること」]

何を言いたいのかまとまっておらず、そのくせだらだらと続く話を聞く気になるでしょうか。「何を伝えたいのか」そこだけは徹底的に明確化し、必要に応じて具体例も入れていきましょう。でも、長くなりすぎないように、簡潔に! 

すべての根幹は、「相手に興味を持つこと」

ここまで述べてきたことはすべて、1つのことに要約できます。「相手に興味を持つ」こと。

簡単に情報発信できるようになり、何をしなくても温かいご飯を食べられる現代の日本社会。あまりにも「自分が自分が」という人が多くなりすぎてはいないでしょうか。

もしぼくたちが自分のことを理解してほしいのならば、楽しくコミュニケーションをしたいのならば、やることはたったひとつ「相手に興味を持つこと」です。

相手がいったいどんな人生を歩んできたのか、どんなことが好きなのか、どういうことをしたいと今考えているのか、生産的な会話をするためにはそこにフォーカスする必要があります。相手に興味を持ち、理解する。それが、お互い理解しあって楽しくコミュニケーションをとるための根幹ではないでしょうか。