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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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日本を蝕む「答え教えて」病

社会

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★厳選オススメ記事!

最近とてもよく目に付くのが、「すぐに答えを求めたがる人たち」です。もはや病気ではないだろうか。

答えを求める人たち

仕事でもブログでも、明確な答えなどあるはずがありません。もちろん、「僕はこうしてきたよ」「こうしたらもっと効率よくできるようになるかもね」というアドバイスを参考にすること自体は、とてもいいことです。

特に、何もわからない初心者のうちは、とにかく先輩の言うことを聞いてそのままコピーする、というのも非常に良い戦略です。ただ、どうしてうまくいったのか、どうすればうまくいくのか、そういうことを自分で考えない人があまりにも多いのではないか、僕はそう思うのです。

その人一人一人にとって、何を持って成功とするのか、何を求めているのか、それはおのおの違います。なので、そういうことについて他人がアドバイスできることは基本的にあまりありません。それにもかかわらず、「〇〇さん本当にすごいですね!」「私もそうなれるように頑張ろうと思います!」、そういう盲目的な人が増えすぎてはいないでしょうか。

将来目指す姿や、達成すべき目標など、そんなことまで他人の言葉に左右されて本当に良いのでしょうか。もしくは、ほかの人がみんな目指しているから、そっちのほうがお金が儲かるそうだから、そんな理由で貴重な時間を無駄にしてもいいのでしょうか。

日本の一方的な教育制度

なぜこのような人が増えてしまったのか、ぼくは一番の原因は日本の教育制度にあると思っています。とにかく一方的な教師から生徒へ答えを教えるという教育。最終的にその答えを詰め込んで引き出せた人が勝つ受験という制度。どれをとっても「本当は自分は何がしたいのか」「自分は何を求めているのか」、そういうことを考える能力を奪い去り、とにかく与えられるものをひたすらこなす、そういう人間を作り出すためのシステムにしかぼくには見えません。

もちろん、そのような徹底的な教育にはメリットもあります。英語教育に関してはうまくいっていませんが、ほかの科目については、未だに日本は世界トップレベルの学力を誇っています。それ自体は素晴らしいことですし、日本のビジネスパーソンが優秀だと言われる所以もそこにあるかもしれません。

しかしながら、いくら学力が高く能力があっても、すぐに人に頼り、あるはずもない正解を求める人に、未来などあるはずがないのです。 

末路

実を言うと、ぼくはこの「答え教えて病」に罹患していました。一生懸命勉強し、偏差値の高い大学および大学院に行き、周りからカッコイイと思って貰えるコンサルティングファームに就職しました。自分が本当にしたいことについて考えたことはなく、ただただ「そこにいくことで、他の人によく思われたい」という理由だけでした。

そのせいで、コンサルティングファームに就職してからの数ヶ月は地獄でした。大学と大学院では、正直そこまで気合いを入れて勉強していたわけでもなく、なんとなくやり過ごすことができました。

しかし、コンサルティングファームでの仕事というのは、何よりも自分の頭で考え価値を出すことが美徳とされる文化です。その習慣が全くついていなかったぼくは、とてつもない苦しみを味わいました。そこでの苦しみがあったおかげで、今はこの病気をだいたい治すことができてきています。このままいっていたらと思うと、怖くて怖くてたまりません。

ぼくは運よくこの病気から抜け出すことができましたが、なおらないままずっと年を重ねる人も散見されます。そういう人はつらいだろうな。。。

自分の意見を持たず、うまくいっている人に盲目的に従い、結果を出せないままおじさんになっていく。だいぶ悲惨な気がします。

自分の頭で考える、か。

いろんな人がいいます。「自分の頭で考えよう」と。それはもちろん大事なのですが、じゃあそれはどうやれば身に付くのか。残念ながらこれも答えがない問題だとぼくは考えています。

もし、この病気にかかっている人がいたとしたら、今後どうすればいいのか、ぜひ自分で考えてみてください。