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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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起業起業って騒ぐ前に、ほんとは何したいのかちゃんと考えてみなよ

キャリア

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★厳選オススメ記事!

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意識高め学生の常套句その2がこれですね。「起業したいっすわー」

※その1はこちらをどうぞ。

なんかこの"起業したい"っていうワードに、胡散臭さと若干の心のざわつきを感じます。それはなぜかちょっと考えてみましょう。

「起業か就職か、迷ってるんですよね!」本当のところ、きみは何がしたいのか?

「好きなようにしてください」から、相談者の方のコメントを引用してみましょう。

現在、起業するか就職するかを迷っている大学四年生です。昨年一年間、アメリカの大学に留学し、日本人留学生の少なさ、同時にアメリカの大学のレベルの高さに驚愕しました。

この留学から、もっと留学がしやすくなるようなシステムを作りたいと思っています。大学の友人に留学してみたいかと聞いたところ、ほとんどの人から留学したいがコストが高すぎて留学できないと返ってきました。

そこで私は、留学に特化したクラウドファンディングをおこないたいと考えています。つまり、留学するための費用をファイナンスできるサイトをつくりたいのです。しかし現在大学四年生であり、内定先が副業できないぐらい忙しいので、起業して失敗したときのリスク(それだけで食べていけるか)が大きなハードルとなっております。

私のように起業したいけど、躊躇している人はどのようにすればよろしいでしょうか?

なんか典型的ですね。。あなたのご友人にもこんな感じの方いらっしゃるのではないでしょうか。(ぼくはいます。あまり幸せではなさそうです)

なんというか、この質問からは熱意のようなものがありそうなように見えつつ、それが即座に雲散霧消しそうな気配があります。「留学に特化したクラウドファンディングを行いたい」といっているものの、本当に心からそれに没頭できるのか、非常に怪しいです。「食べていけるかなー」とか気にしているし。。

楠木教授からの返答はこんなん。↓

何ごとも「目的」とそのための「手段」をはっきりさせて考えてみる必要があります。何が本当の目的で、それに対する手段として何が必要なのか、整理してみるべきです。

この書きっぷりだと、あなたの場合は「みんなにもっと留学してほしい。資金がないせいで断念させたくない」という動機が強い。だとしたら、起業というのはそのための一つの手段にすぎません。

すでにある企業に就職が内定しているということですから、生業としては別のことをやってもいいという判断があるわけで、起業にこだわっているわけでもなさそうです。あなたの動機に基づいて社会に貢献したいという志を実現するのが目的ならば、別に起業という手段は余計なリスクを抱え込むだけで、かえって遠回りかもしれません。

起業したい!と騒いでいる人は多いですが、なんででしょうね。CEOって名乗るのがカッコいいからでしょうか?そのほうがみんなから認められるからでしょうか?

そうだとしたら、そんなヘンなことを考えずに粛々と仕事をしたほうがよっぽどマシです。自分の評判を上げる為に起業なんかしても、うまくいかないのは目に見えています。「仕事は人や社会の役に立つためにするものである」という原則からは、外れないようにしたいですね。