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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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詰めることを美徳としている上司こそ、諸悪の根源である

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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。仕事がいやだ、会社に行きたくない・・・そう思ったことがある人は少なくないと思います。ぼくは、その原因の多くが上司だと考えています。

もちろん、仕事がつまらないだとか、先が見えないというのも会社や仕事がいやになる原因になると思います。しかしながら、可能性としてもっとも大きいのが上司との関係なのだとぼくは考えています。

無実の人を絶望に追い込む言葉のリンチ

昨日ホッテントリに上がっていた記事にこんなのがありました。

www.zenmashiniki.com

ブログ主の方は、歴代の上司たちにこんなことを言われてきたそうです。

1 (遊) あの人、仕事何もできなくて泣いた
2 (二) 仕事できないんだからもっと早く来たら?
3 (三) お前の親を疑うわ
4 (一) 黙ってても女とはやるくせに仕事はやらんのか
5 (右) お前のこともっと追い込んでやるからな(笑顔)
6 (捕) 別の仕事を探したほうがよくないか?
7 (投) お前、今まで何してきたの?
8 (左) 机はちゃんと片付けろ(キレ気味)
9 (中) 飲み会だけじゃなく仕事も頑張れよ 

これ、ボイスレコーダーで録音して出すとこに出せば100%勝てる案件ではないでしょうか。

ブログ主の方はメンタルが強いようで無事今も元気に働いてらっしゃいますが、多くの人は耐えられないでしょう。パワハラという言葉では生ぬるいこういう暴力が、当たり前のようにまかり通っていることには憤りを感じます。

「おれも今までこうやって言われて育ってきた」「その怒りのエネルギーを仕事にぶつければいい」、そんなことを思っている人がいないことを心から願っていますが、もしいたとしたら今すぐ即座に直ちにこの瞬間にその考えを改めてほしいです。その考えが、若く抵抗ができない優しい若者たちを絶望に追い込んでいるのです。

残念ながら、こういうヤバいコミュニケーションが行われているのは、日本全国共通なようです。ベンチャー、大企業、日系、外資系問わず、「詰める文化」の存在はぼくも良く見聞きしています。(実は、ぼくも経験があります。二度と思いだしたくないですが)

なんとかしようよ、こういう一方的な言葉のリンチ。そう強く思います。

部下とのコミュニケーションはポジティブフィードバック一択

上司がどうあるべきか。赤羽雄二しの書籍「世界基準の上司」を引用して考えてみましょう。

部下とコミュニケーションはどんなときでもポジティブフィードバックを心がけ、たとえ部下が失敗したとしても挑戦したことを認めるべきだという論調ですね。ぼくも完全に同意しています。

ポジティブフィードバックとは、コミュニケーションの際にポジティブなメッセージを伝えること、すなわち、ほめたり、ねぎらったり、感謝したりすることだ。

一言でいえば、すべての発言を前向きにする。 そうすると、チームの雰囲気が非常に明るくなる。

「部下は叱らなければ怠ける」「いい気になる」などと考えている方も多いと思うが、本当にそうだろうか。自分は叱られなければ怠けたのか?いい気になっていたのか?決してそうではないだろう。

上司になるにつれ、勘違いと思い込みが積み重なって、叱らなければだめだという気持ちが強くなってきてはいないか。部下のやる気は、叱られることで強まるのではなく、高い目標に向かって一歩一歩近づいていくことで強まる。自分が成長していることを実感するとやる気が高まる。

よい結果に対してほめることはもちろんだが、結果が今一つとか、全くだめでも、次はがんばろうという気持ちになれるよう、感謝し、ねぎらい、次につながるアドバイスをする。それが上司としての価値であり、確実に自分のためにもなる。

部下を楽しく詰めている上司の方々に聞きたいんですが、「お前、今まで何してきたの?」「お前の親を疑うわ」などなどといわれて、本当に生産性があがると考えていますでしょうか。

少なくともぼくは上がりません。というかまともに取り合ってたら激減するので、馬耳東風モードにするか、耐えられなければエスカレーションします。それは逃げでもなんでもなく、当然の自己防衛です。

部下を理不尽に詰め、楽しむ上司が蔓延っている現状は本当に腹立たしい。ひとりでも多くの人が詰める文化の異常性に気づき、まともなコミュニケーションを取ってくれるようになることを願います。

 

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