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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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『なれる!SE』で学ぶチームマネジメント&新人教育

人間関係

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★厳選オススメ記事!

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今はほとんど読まなくなりましたが、学生時代はライトノベルを結構読んでいました。

 ・・・ハルヒはいつ最新刊出るのだろう。

めっちゃ面白いよね

社会人になってからはあまり読まなくなりましたが、そんなぼくが最新刊が出たら速攻買うラノベがあります。

それは「なれる!SE」シリーズです。

作者が元SEということもあり、システムエンジニアリングの実情が赤裸々に書いてあり、まあ面白い

たまにガチのテクニカル用語を混ぜ込んでくることがありますが、おそらく読者の10パーセントも理解者がいないのでだいじょうぶです

どの巻もはずれがなく、一冊一冊ガチレビューしたいのですが、とりあえず今日は13巻を。

なれる!SE13 徹底指南?新人研修 

主人公の桜坂工兵くん、1年間でありえないほどの経験を積み、もはやベテラン選手のような風格を漂わせてきていますが、今回は新卒社員のトレーニングにまで踏み込みます。

1."問題児を存分に使いこなすこと"が一流マネージャの条件

いつもの通りいろいろとトラブルが置きまくり相当疲弊した工兵くんが、飲み友達でもありクライアントでもある橋本課長(元コンサルタント)に愚痴をこぼすシーンがあります。からの橋本課長のアドバイスがかっけえ

「すみません、知ったふうなことを言って。 ただ従順でそつのない部下を使いこなすのは誰にでもできます。上に求められることは不揃いなメンバーをうまく業務というパズルに当てはめること。どんな跳ねっ返りでもお金に換えてしまうこと。それができる者こそよきマネージャーと呼ばれるのです。

「よき・・・・・・マネージャー」

「コンサル時代の上司に言われたことがあります。仕事を片づけたいだけなら『よい仲間』を見つけろ、と。価値観の近い優秀な同僚が揃えばどんな案件も楽にこなせると。ただもし君が上にいくことを望むなら―彼は言いました。仲間になぞ頼るな。逆にどんな問題児でも使いこなせるようになれ。それが結果的には一番近道になると。」

「近道」

王への道(ローズ・トゥ・ロード)

この溢れんばかりの厨二感、いいよね

というのは置いておいて、確かにいいメンバと一緒に頑張るのは楽ですが、いつもそんな幸運が続くわけではありません。

すべてのメンバの適性を見抜き、適宜配置し、最大のパフォーマンスを出していくことがマネージャには求められます。難しいんだこれが

他の巻ですが、工兵くんの上司である藤崎さんに、工兵くんが「良いマネージャの条件とはなんですか?」と問いかけるシーンがあります。

彼の答えはシンプル、しかしながらとても奥深いものでした。

「みんなが気持ちよく働けるようにすることだよ。」

チームメンバはマネージャの道具でも奴隷でもなく、強い意志を持ったひとりの人間です。マネージャ = 管理者という理解のまま、好き勝手に命令するマネージャの下で生産性を上げることはまず無理でしょう

2 .「会社は学校じゃねぇよ!」

今風な新人に、工兵くんがブチ切れるシーンがあります。

(なんか、このセリフどっかでバズッた社長のやつとかぶるね)

新人の今後の伸びしろを図るときに、会社をどうとらえているかは一つの大きな見極めポイントですね。

「俺達、会社のサポートを信じて入社決めたんですよ。他の内定断って、リクルーターさんにも不義理して。なのにまともな教育もないとか、ひどいじゃないですか。桜坂さん、育成担当なんですよね?もっとフォローしてくださいよ、きっちりサポートの体制作って、メンタル面のケアとかもしてもらって」

「あ、あのね、O山君」

「予備校や大学だって教育カリキュラム組むじゃないですか。基礎から徐々に学習積み重ねて理解度を確認して。いきなり現場に放り込んであとはよろしくとかありえないですよ。要は手抜きしないでほしいんです。こういうのって最初が肝心じゃないですか。今俺達すげぇ大事な時期だと思うんですよ。じっくり時間をかけて、丁寧に育ててほしいっていうか。計画的に、段階的に。そう」

だめだ、それ以上言うな。言ってくれるな、頼むから。

だが切なる願いも虚しく、新人はだめ押しの一言を放った。

「俺達の可能性を伸ばしてほしいんですよ!」

「会社は学校じゃねぇよ!」

怒鳴った。

うん、これは切れるわ

学校は金を払って何かを教えてもらう場なので、正当な教育を求めることは間違ってはいません。しかし、会社では金を貰って何かを提供しないといけない

もちろん今まで学校という「消費者側」で生きてきた新人にとって、その厳しさをすぐ理解するのはなかなか難しい、難しいが速攻で認識を変えないとブチ切れられるはめになるでしょう

コンサルタントの場合だと、「クライアントがおまえに一時間いくら払ってんのかわかってんのかよ!?」と詰められ続けるので、いやでもその感覚はつきます。

具体的にはこの記事に書いておきました↓

outward-matrix.hatenablog.com

まだまだなれるSEから学べることは多いのですが、いったんこの辺で。

文句なしのおススメラノベです。