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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

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コンサルタントという仕事

キャリア

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ぼくが就活生だった数年前は、コンサルタントって結構人気の職業だったんですよね。ゼミの友達とか結構受けていたし、某Mッキンゼーから内定取った先輩が神のように崇められていて、その人を囲む会みたいのがめっちゃ盛況でした。

今もまあ不人気ではないでしょうが、そこまで人気かっていうとそうでもない気がします。

コンサルタントってパッと見あんま魅力ない

一攫千金目指すんだったらスタートして間もないベンチャーに入って速攻で経営陣に入ったほうがいいし、ステディに数千万稼いで30そこそこでリタイアしたいぜって感じなら外資系投資銀行に行けばいい。とにかく日系大企業いきたいですうううう福利厚生いいいいだったらメーカーでも商社でもどうぞ。

※若者の就職先として日系大企業はある意味超お勧めな一方で超絶反対なのですが、それはまた別の機会に書いてみますね。

何が言いたいかっていうと、コンサルタントってパッと見あんま魅力ないんですよね。

  • カネ?よくない。戦略コンサルでも4-5年働かないと一千万円すらいかないし、システム系ファームだったら7年ぐらいかかる
  • ワークライフバランス?わるい。深夜残業当たり前だし、頭いいけど・・・うんっていう上司もたくさん。離婚率&30代未婚率もめっちゃ高いよ(誰かにガチで統計取ってほしいところ)
  • 専門性?自分の意志を持ってないとかわいそうなぐらい付かない。つける努力をすればまあ。でもそれはどこの会社でも一緒
  • 安定性?安定=首切り率と定義すると、結構高い。もちろんサッと首は切れないけれども、いろんな方法があるからね・・・
  • 転職?しやすいっちゃしやすい。でも大幅な待遇改善は見込めないし、結局プロパーからやってる人には勝てないんじゃねっていう気が
  • モテる?モテない

書いていてなんか落ち込んできましたが、「じゃあなんで辞めないの?辞め時見失っちゃったの???」という嘲笑なんかには負けないんだからね!

上記のように冷静に考えると、コンサルタントなんぞになるメリットはあんまりないように見えます。しかしながら、それでもコンサルタントはとてもいい職業であると言い切ります。

コンサルタントがとてもいい職業と言える理由

それはなぜか。

仕事のみならず、自分のことを幸せにするために欠かすことのできない「モノゴトの考え方」を装備するためのトレーニングの機会に溢れている職業だからです。街中の本屋さんに行ってみたらわかりますが、コンサルタントや元コンサルタントが書いた「論理的思考」「仮説思考」「プレゼンテーション」「資料作成」やらなんやらのビジネス書がそこらじゅうに平積みされていますよね。あんま役に立たないけど

なぜコンサルタントがこういう本を書けるかというと、彼らはプロジェクトで常に「必死に考える」という経験を積みに積んでいるからです。まともにやっていたら全然終わらない、クライアントから罵倒される、そんなプレッシャーの中で何をどう考えていけば問題が解決するのか、どうすれば早く終わるのか、どうすればみんなを幸せにするプランを練り上げることができるのか、そういうことを考え続けているわけです。

ぼくらの武器は極論するとそれだけなのです。もちろん専門性を付けるための努力は欠かさずしないといけないですが、その道何十年のプロに比べたらやはり付け焼刃感は拭えません。結局、物事を考え抜くこと、それだけを強みとして磨きに磨き上げなければならない。

ここでいう"考える"とは、単純に試験の解答を導き出すこととは根本的に違います。

  • そもそも何が解決すべきイシューなのか?
  • それを解決することが本当にクライアントのためになるのか?
  • それを解決するにはどのようなプロセスを経なければいけないのか?
  • それを解決するためには誰にどのように動いてもらわなければいけないのか?
  • それを皆が解決するためにはどのような働きかけをしないといけないのか?

このような問いかけを常に自分自身にしつつ、かつ深めていかなければなりません。それはササッと導き出せるようなものではなく、日々の悪戦苦闘の中でやっと染み出てくるものだったりします。高校を卒業してみるとわかりますが、受験のように「明確な答えが与えられている状況」ってあまり多くなく、むしろコンサルティングワークのように"問題すら明確ではなく"、"解決する道筋すら見えず"、"道筋が見えたところでその通りに物事が動く保証すらない"、そんなことばっかです。そして、みなどこかしらで解決を諦め、放棄します。投げやりになります。その結果、自分の手で状況をコントロールできなくなり、結果不幸になります。ぼくはそうなりたくないんですよね。

年を取るにつれていろいろ面倒事が増えてきますが、それらをすべて自分のコントロール下において解決し続けていきたい。その訓練として、コンサルティングワークってめっちゃいいなと思います。なので、ぼくはまだまだこの仕事を続けてみようかなっと思う次第でございます。

参考にこんな本をどうぞ。

 

これも素敵。